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2019年 6月 の投稿一覧

目標達成に近付く!モチベーション維持法10選

目標を立てても途中で諦めてしまった経験はありませんか?

今まで目標を立てても達成した経験がないのは、正しいモチベーション維持法を知らずに行っていた可能性があります。

今回は、目標達成に近付くためのモチベーション維持法を10選ご紹介しましょう。

全て実践しなくてもモチベーション維持のきっかけになるので、できることから取り組み目標達成を目指してみてください。

1.目標はシンプルで分かりやすいものを設定する

モチベーションを維持するためには、できるだけ目標そのものをシンプルで分かりやすいものにしましょう。

目的や目標を明確に、シンプルなものへと変えていくと自分が何をどうするべきかがはっきりと見えてきます。

目標達成後の自分をイメージしやすいものにすれば、自然と脳内で目標達成後の自分が想像できて気分も高まってくるでしょう。

気分が高まれば、目標に向かって頑張ろうというモチベーションそのものも高まり、維持につながります。

2.目標を達成した時と達成しなかった時のことを紙に書いてみる

人間は多くの情報を目で認識して脳で処理しているため、視覚での情報は自分自身の記憶や認識にも大きく左右します。

そのため、目標達成した場合とできなかった場合のことを紙に書いてみましょう。

目標達成できたことを紙に書くと目標達成後の将来をイメージしやすくなり、できなかった場合のこと書くと大きなマイナスの印象がイメージされ、大きなプラスのパワーが働きます。

特に、目標達成時のメリットを日常的に考えているとモチベーションも保ちやすくなるので覚えておきましょう。

3.目標期限を設定する

目標達成において期限は重要なものになります。

目標だけでなく具体的な期限があることで、現状が目標に対してどれだけ距離があるのか、自分自身がどれくらいの実力なのかなど、自分を見直すきっかけにもなるでしょう。

目標期限の設定によって達成のためにどれくらいのスピードで進み、何をどうしたら良いのかなどの計画を立てる上でも重要になってきます。

現状分析、順番、スピードを把握して達成のために必要なものが見えやすくなるため、目標期限を設定して考えてみましょう。

4.1日の中で目標に向けて取り組む時間を作り、その時間を守る

1日の中で目標に向けて取り組む時間を作ってみましょう。

特に新たな目標を決めた場合、最初に取り組む時間を決めていた方が集中しやすく、自分の時間を作るという意味でも重要です。

最初に日々の予定を紙に書き出し、1日のスケジュールを確認します。

スケジュールの中から集中できる時間帯がどこなのかを把握し、目標に取り組む時間として予定を組んで時間を確保してみましょう。

最初は目標に取り組む時間を10分程度にして、時間内でできるかどうかで今後の予定時間を変えていきます。

最初に決めた時間を延ばしたり短くしたり時間帯を変えても構いませんが、決めた時間で様子を見た後はきちんと守れる時間でスケジュールを組んでいきましょう。

5.成功している人のマネをしてみる

目標達成において十分な計画を立ててみても、思ったように目標に近付いていかないと感じる方もいるでしょう。

モチベーションが下がりそうだと感じたら、目標達成した成功者のマネをしてみると新しい発見があるかもしれません。

マネをする際に成功の結果だけを見るのではなく、成功するために何を行ったのかという経緯を知るようにしましょう。

また、成功している人は多くの名言を残しています。

成功した人の行動や明言から、モチベーション維持の糧になることは多くあるので、成功している人の意識などをマネすることも大切です。

6.目標達成に他人を巻き込んでみる

目標達成を自分の中だけでなく、他人にも話すことで自分自身のモチベーションを上げてみましょう。

他人を巻き込む方法として物理的・精神的の2つのパターンがあります。

物理的な方法は、他人に目標を話して一緒に目標達成まで付き合ってもらうことです。

例えば、「ダイエットしたいから○時に一緒にランニングに行こう」と言ってしまえば、自分で計画して誘ったためランニングしない訳にはいかなくなります。

そのため、物理的に他人を巻き込んで付き合ってもらい、目標達成につなげるという方法です。

一方の精神的に巻き込む方法は、他人に宣言することを指します。

目標を他人に宣言することで、目標達成しなければ恥ずかしいという精神的な追い込みをかけられます。

自分だけでは甘くなってしまいそうと感じる方は、他人の力を借りながらモチベーション維持に努めましょう。

7.アファメーションを活用する

自分の肯定的宣言という意味を持つアファメーションは、ポジティブな言葉を口にすることでモチベーション維持に役立ちます。

アファメーションには人間の脳の働きが大きく関係しています。

人間の脳は、否定的な言葉を使えば思考からネガティブになってしまいますが、ポジティブな言葉を口にすれば思考そのものもポジティブに変わっていくのです。

同じ経験をしたとしても、ポジティブな言葉を口にしている人はポジティブに捉え、ネガティブな経験をしている人はネガティブに捉えがちです。

正しいアファメーションを使うと、目標までポジティブなイメージで自然な行動が行えるため、アファメーションを活用して目標達成までの道のりを楽しみましょう。

8.コミュニティに所属し、人に見られる環境下を作る

目標達成のためにコミュニティに所属し、共通の目標に向かって一緒に気持ちを高めたり、常に誰かに見られているという環境を作ったりすることもモチベーション維持法の1つです。

もし目標達成までに辛いことや厳しいことがあっても、コミュニティなら気持ちを理解し合えるだけでなく、お互いを高めていく

意味でも効果的であり、成功のためのアドバイスも素直に聞き入れやすい環境となります。

お互いがお互いを見守るという部分でも、モチベーション維持にコミュニティは効果的と言えるでしょう。

9.アンカリングでモチベーション維持を図る

目標達成までに継続したいことと楽しみをリンクさせるアンカリングでは、心理学的なモチベーション維持の効果が期待できます。

日常的な自己催眠としても用いられ、自分自身が体験した最高の感情をイメージして定着させていき、モチベーション維持を図る方法です。

スポーツ選手もアンカリングでモチベーション維持を行っていて、有名な選手だとイチロー選手がバッター前で特定のポーズを取っています。

特定の言葉や動作によって、今までで最高の感情や自分自身をイメージできれば、結果的に最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。

アンカリングもモチベーション維持に最適な方法なので、積極的に取り入れてみましょう。

10.行動する前に取り組むことを決める

目標達成のためには目標の設定だけでなく、具体的な計画や実行のためのプロセスなど、行動を起こす前に取り組むことを具体的に決めておきましょう。

目標だけを漠然と立てておき、そこまで何も考えずに進んでしまうと最初だけ頑張りすぎてしまったり、途中でモチベーション維持ができなくなってしまったり、最終的には計画倒れにもなりかねません。

モチベーションを維持したまま目標達成するためには、行動に移す前に何を行うのかを具体的に決めておきましょう。

まとめ

目標は人それぞれであり、達成に至るまでの過程も期間も異なります。

そのため、継続的なモチベーション維持は難しく、自分に合ったモチベーション維持法も人それぞれです。

今回ご紹介したモチベーション維持法から自分に合ったものを選んで、目標達成後の姿を想像しながら取り組んでみましょう。

また、モチベーションアップの方法に関しては、下記のページを参考にしてください。

モチベーションをアップさせるのにおすすめの6つの方法

心理学の効果を用いてビジネスに活かそう!シーン別の活用方法をご紹介

心理学は古くから存在する心や心理を研究する学問です。

恋愛や人間関係、スポーツなどあらゆる分野で心理学が活用されていますが、実はビジネスでも有効とされています。

心理学の効果を知って上手く活用することで、取引先との交渉やマーケティングが円滑となり、成功につながる可能性があるのです。

今回はビジネスで心理学が有効な理由や、シーン別の活用方法についてご紹介しましょう。

ビジネスの現場で心理学が有効な理由

ビジネスの現場で取り入れられているビジネス心理学とは、心や精神の科学を実務に活かすための研究学問です。

企業の場合、主に売上アップや社員のモチベーションアップ、失客率のダウンなど問題・課題解決を目的に、心理学が導入されることがあります。

どのビジネスでも人と関わる必要があるので、経営や業務を進める上で人の心の動きを知り、対策を講じることが成功の近道と言えます。

実際、成功者の多くは心理学を取り入れた経営や業務を行っており、

信頼関係を築いたり、影響力や説得力を高めたり、自分や社員のモチベーションを上げてパフォーマンスの最大化を図るなど、成果や実績を生み出す工夫を作り出しているのです。

それでは、ビジネスの現場ではどのような心理学が活用できるのか、シーン別に活用方法をお伝えしていきます。

ビジネスシーン別・心理学活用方法

ザイアンスの法則

ザイアンスの法則は「単純接触効果」とも呼ばれ、初対面の相手には警戒心を持つが、何度も接触を繰り返すうちに親しみの感情が生まれて好意的になるという理論です。

主に恋愛面で活用されていますが、コミュニケーションで使えるのでビジネスでも活用できる場面は多いです。

例えば、訪問営業は警戒されやすい業務ですが、何度も訪問や対話を繰り返すうちに警戒心が解かれ、商品を売り込むチャンスを作れます。

広告でも活用でき、興味を持っていない内容でも目にする機会が多いと気になりやすくなり認知度のアップにつなげることができ、ターゲットに見てもらいやすい場所に広告を出すと効果的でしょう。

ザイアンス法則は第一印象が悪いと効果が裏目に出てしまう恐れがあるので、好印象を与えられる戦略を考え実行することも重要です。

ハロー効果

ハロー効果は人や物事を評価する際、際立つ特徴の影響を受けて間接的な要素も同様のイメージを周囲に与えてしまう理論です。

優れた面が目立ち後の評価が高くなることをポジティブ・ハロー効果、逆に劣っている面が目立って評価が低くなることをネガティブ・ハロー効果と呼びます。

印象を位置づける理論なので、ビジネスでは接客や交渉、面接シーンで活用できるでしょう。

接客なら専門的な内容となる場合、自己紹介の時に資格があることや自分の実績をさりげなく伝えるとプロという認識を与えられ、相手からの信頼を確保できます。

また、交渉や面接のシーンでは挨拶や言葉遣い、姿勢などを意識することで、ハロー効果が発揮され好印象を与えることができ、そのままチャンスにつなげることが可能です。

プライミング効果

プライミング効果とは事前情報の影響を受けてしまう理論です。

友人や口コミの情報を先に見た時、同じような商品が並んでも事前情報の影響を受けて、特定の商品が魅力的もしくは劣ると感じてしまう現象がプライミング効果となります。

ビジネスでは潜在顧客へのアプローチに活用でき、主にアンケートやメルマガ・SNSで活用できるでしょう。

アンケートなら無意識に与えたい意識に関する質問を取り入れることで、与えた意識に対する商品やサービスを勧めやすくなります。

メルマガやSNSなら継続的に良いプライマーを発信し、購買販促につなげることが可能です。

アンカリング効果

アンカリング効果は先行で与えた数字や情報により、判断基準に影響を与える理論です。

例えば、テレビ通販で商品の通常価格を始めに提示し、後から「今なら●●円」と割引価格を提示されると、元値よりも安くお得と感じて購入してしまうケースが当てはまります。

人間は損よりも得を重視する傾向があるので、その心理を上手く活用しているのです。

元値から極端な数字で割引された二重価格表示は景品表示法に触れる恐れがあるので、法律を従事して活用するようにしましょう。

アンカリング効果は値上げの価格交渉でも活用することが可能です。

まず、消費者に予算を聞くのではなく自らが基本価格を提示し、いくらまでなら出してもらえるのか交渉することで高く買ってもらいやすくなります。

フレーミング

フレーミングは同様の内容でも表現や周りの条件を変化させることで、相手の見方を変えてしまう理論です。

人は複数ある選択肢から選ぶ時、客観的な情報から評価する絶対評価よりも他のものと比較して評価する相対評価を行う傾向があり、客観的な目だと判断できないケースが多いとされています。

同じ商品でも安い商品A、性能の良い商品Bと2つの商品を並べた時、価格を重視するか品質を重視するかという判断から選ばれます。

商品Aと商品Bに最高級の商品Cを加え選択肢が3つになると、相対的な判断となるので高すぎず、性能が悪くないという判断から商品Bを選択する人が多いです。

ビジネスシーンでは相対評価する傾向を利用すれば印象操作が行え、意思決定に影響を与えられます。

選ばせたい商品やサービスがあれば、真ん中に位置できる商品やプランを考えておくと良いでしょう。

メンタルセット

メンタルセットは気持ちの持ち方を示します。

芸能人が紹介した商品や話題の商品を購入してしまうケースもメンタルセットと言えるでしょう。

商品に特別根拠がなくても「芸能人が使っている」、「話題で皆買っている」といった思い込みや先入観が購入を促しているのです。

メンタルセットは営業やマーケティングだけではなく、自身のレベルアップにも活用できます。

自分ではできないと思っていることでも、「頑張れば実現できる」とメンタルセットを固めることで、実現のために何をすればいいのかが見え、課題の改善や技術の向上に努力できるようになるのです。

指導する側の人間であれば、部下や後輩の努力や成果を肯定してあげると上手にメンタルセットを固めてあげられるでしょう。

返報性の原理

返報性の原理とは、人から恩を受けた時やプレゼントを受け取った時にお礼をしなければならないという感情が強くなる心理現象です。

ビジネスシーンではよく活用されており、具体的にはスーパーやデパートの試食や化粧品の無料サンプル提供などは当たります。

試食や無料サンプルを受け取ると、好みか好みじゃないか問わず買わないといけなくなる気持ちになってしまうでしょう。

メルマガやSNSなら割引クーポンの配信や割引商品の情報を配信することで、お得だから買おうかなという気持ちを沸かせ、見込み客の獲得や既存顧客のリピートにつなげられます。

テンション・リダクション効果

テンションは緊張、リダクションは消滅を意味する言葉で、テンション・リダクション効果とは緊張状態から解放されると注意力が低下してしまうという心理現象です。

人が商品を購入するか悩んでいる間は緊張状態となるので、購入を決意した直後は集中力が下がった状態になりやすく、そのタイミングで商品を勧められると言われるがまま買ってしまう現象が起きやすくなります。

例えば、会計時にレジ横商品を勧める行動は、テンション・リダクション効果を狙った販売手法です。

実は通販サイトでもよく使われており、商品を買い物かごに入れると類似商品や付属品が表示されることがあります。

購入を決断した後の追加セールスなので、テンション・リダクション効果を発揮させることが可能です。

まとめ

心理学は日常的に影響を受けているものが多く、ビジネスシーンでも自然と使っているものもあります。

特徴や具体的な活用方法を知ることで、より効果の高いビジネステクニックを使えるようになるでしょう。

ご紹介した活用方法は一例なので、心理学を身に付けてビジネスの成功につなげてみてください。

KPIとは?経営・営業で用いられるKPIの意味をしっかり理解しよう!

ビジネスシーンでは「KPI」という言葉が出ることもありますが、具体的にどんな意味があるのかご存知ですか?
KPIは経営で目標を達成する上で重要な指数であり、多くの企業が導入しています。

意味や設定方法を理解しないまま効果があるからというだけで活用してしまうと、思うような成果を上げられない可能性があります。

そこで今回は、KPIとはどんな意味を持つのか、また設定するメリットや設定のポイントなどについてご紹介していきましょう。

KPIとはどんな意味?

KPIとは?

KPIとは「Key Performance Indicator」という言葉を略したもので、「重要経営指標」や「重要業績指数」などの意味があります。

経営では様々な業績評価指数が用いられますが、KPIは目標達成を実現するプロセスが正しく実行されているか計測するものなので、特に重要とされる指数です。

基本的に月次、早いところでは週次、日次で期間を指定して計測し、パフォーマンスを評価していきます。

指数を上回れば実績につながる確率が高いので成功と判断でき、下回る場合は改善の策定と実行が必要と判断できるわけです。

KPIを設定することで得られるメリット

KPIを設定すると自分たちが行っている業務の最終目標を明らかにできるというメリットがあります。

目標が高く大規模なプロジェクトは何のために行われている業務なのか、目的を見失ってしまう人は多いでしょう。

社員同士やチーム内で最終目標や目的が共有できていないと、業務が滞るだけではなく、迅速な意思決定が難しくなり、全体のモチベーションダウンにつながります。

KPIでパフォーマンスを評価することで最終目標の明確化が可能となり、業務のプロセスを可視化できるようになるので、社員の意思統一が可能となるわけです。

評価も客観的なので公平な評価ができ、目標達成に何が必要か意思決定もスムーズに行えるようになります。

プロセスの可視化は最終目標に対する心理的なハードルを下げる効果に期待できるでしょう。

業務の目的も理解できれば、社員一人ひとりのモチベーションにも影響を与え、最終的にチームや組織全体のパフォーマンス向上にもつながります。

また、目標を達成できなかったとしてもKPIの設定により、問題点を早期に発見して改善することでPDCAサイクルを回しやすくすることが可能です。

KPIと共に知っておきたい、KGIの意味

KGIの意味

KPIとは別に似た言葉でKGIという言葉もありますが、意味が異なるので合わせて覚えておきましょう。

KGIとは「Key Goal Indicator」を略した言葉で、「重要目標達成指数」という意味で使われています。

KPI同様に経営で用いられており、企業または事業の最終目標を評価基準とする指数です。

企業・事業の最終目標とは、売上や利益、課題の達成レベルなどが評価され、企業が目指す方向性を決定するために設定されています。

例えば、現状が業界シェア5位であれば、3位までに伸ばすという目標に方向性を決めることを「KGIを設定する」と表現します。

KGIとKPIは何が違う?

KGIとKPIの違いは過程か結果かということが大きな違いです。

KGIは企業全体レベルで設定する指数で、企業全体が達成したい最終目標を示します。

一方、 KPIは業務レベルで達成したい目標を具体的に定めた指数で、設定したKGIを実現するためのプロセスを評価するための指数です。

例えば、与えられた2つの作業を夕方までに終わらせなければならないという大きな目標がKGIで、

1つ目の作業を昼休憩に入るまでに終わらせるという小さな目標がKPIになります。

KPI・KGIを設定する時に押さえておきたいこと

最初にKGIを設定する

実際にKPI・KGIを設定する時、設定方法を誤るとKGIとKPIの関係性がずれて効果が発揮されないことがあります。

そうならないためにも、KPI・KGIを設定する時に押さえておきたいポイントを覚えましょう。

まずは最終目標となるKGIを設定することから始めてください。

KGIは具体的に判定可能な目標を設定することが重要で、顧客満足度や売上を上げたいなど曖昧な内容ではなく、数字で成果を計測できる目標設定が望ましいです。

例えば、平均客単価1万円という設定なら、数字から達成度を判断できるようになります。

また、最終目標ですが高すぎる理想は避けましょう。

達成不可能なレベルの目標はKPIを設定しても、働く社員のモチベーションを下げてしまう恐れがあります。

社員の努力や工夫で実現できる現実的な目標を決めることが、KGIの設定で重要なポイントです。

KPIは具体的な内容にする

KPIもKGIと同じく具体的な内容で設定することがポイントです。

例えば、

Webサイトでの観覧数を●PV以上、

新商品を●点追加

など、成果を出せたか設定した値を見ただけで簡単に把握できる設定にしてください。

同時に重要なのが、KGIの達成につながる目標であるかどうかです。

KGI達成につなげるには目標達成を叶えられる施策を具体的に考えていかなければなりません。

KGIを「ネットから300人の新規見込み客を獲得」という内容にした時、KPIでは目標達成に何が必要か考えていきます。

現状、Webサイトの閲覧者1000人で100人の見込み客を獲得可能だとすれば、3000人に増加させる必要があり、施策としては広告の掲載で600人、メールマーケティングで300人など施策別にKPIを設定していくことになります。

KPIを設定する時は「SMART」を意識して考えるようにしましょう。

 

・特定を意味する「Specific」
・測定を意味する「Measurable」
・達成できるかどうかを意味する「Achievable」
・結果の指向やKGIとの関係性を意味する「Result-oriented or Relevant」
・目標期限を意味する「Time-bound」

 

KPIの活用事例

マーケティングでKPI活用

KPIは様々な分野で活用できますが、マーケティングや人事部でも活用することが可能です。
まずはマーケティングのKPI活用事例からご紹介しましょう。

マーケティングの場合は新規顧客獲得数、リピート率、顧客満足度、PV数、直帰率をKPIとして設定することが可能です。

KPIを設定すればKGIの目標達成の設定を明らかにすることができ、KPIを達成できない時はマーケティング施策の改善が求められます。

改善により適切なマーケティングが可能となれば、大きな利益の創出につながるでしょう。

Webマーケティングの場合、PV数や直帰率で設定すれば、売上高に関わる施策を考え、実施することができます。

マーケティングの場合、見込み客の集客が目的化する傾向から成果が見えにくいとされています。

具体的に見込み客数や目標数を設定しても、集めたリードを営業に丸投げしてしまうことは成果を見えにくくしている原因なのです。

そのため、成果目標が正しいか判断が難しく、課題や改善策を見つけにくいため状況を生み出しています。

そもそもマーケティングの最終目標は顧客獲得につながる営業案件を生み、企業の売上アップに導くことなので、

KGIとKPIを設定して一貫した指数にすることが重要です。

人事部でKPI活用

人事部門では採用活動でKPIを活用することが可能です。

採用活動を行うにあたり採用数の設定が必要で、応募数×通過率で表示されます。

求める人材の応募数を上げることを目標達成のために必要な活動・課題とする場合、応募数をアップさせるためのプロセスを数値化したものがKPIとなります。

他にも面接数や内定事態数、紹介経由採用率、採用者の人事評価などを指数として設定することは可能です。

また、採用活動以外に人材教育や人材配置・管理にもKPIを活用していきましょう。

人材教育なら研修参加率や研修満足度、資格・スキル保有者数などを指数化できます。

人材配置・管理なら配属に関わる社員満足度、マネージャー満足度、異動希望者数、部門別の目的達成率・KPI達成率などを設定可能です。

KPIは目的をはっきりさせないと設定できないので、人事の場合は役割や目標・目的を明らかにしていきましょう。

まとめ

事業や計画は明確な目的はある上で行われるものであり、成果を出すためにKPIの活用が効果的と言えます。

最終目的(KGI)は明確だけど、プロセスが曖昧で成果が出ないという時はKPIを設定してみましょう。

KPIやKGIの意味を理解し、設定する時に押さえるポイントを把握した上で、企業や部門でうまく活用してみてください。

開運方法は決して「楽」ではない?手軽に開運できる4つの開運方法

「開運したい!」
「開運祈願」

と願ったことのない人はいないはずです。

ですが、そもそも「開運」とは何だと思いますか?
辞書で「開運」を引いてみると、「運が開けること」とか「幸運に向かうこと」などと書いてあります。

「運」は「めぐりあわせ」のような意味ですから、「開運」とは「悪いめぐりあわせを断ち切り、良いめぐりあわせに出会えるように人生を開いていくこと、流れを変えていくこと」といえるかもしれません。

ただ、開いていく、変えていくといっても、「貧乏な家に生まれてしまった」とか「都会で育ちたかったのに、田舎の家に生まれてしまった」というようなめぐりあわせは、自分の力ではどうしようもありません。

でも、貧乏な家で生まれ育った人であっても、自分の運命を切り開いていき、幸せになっていった人はたくさんいます。
ですから開運とは、このように自分でできることをして良いめぐりあわせに出会っていくことをいうのです。

開運を願うなら

では、開運を願うならどのようにあればいいのでしょうか?

とりあえず、ありとあらゆる開運方法を次から次へとやっていけば、運は開けていくのでしょうか?

残念ながら、開運には向き、不向きがあり、不向きな人はどんな方法を試したとしても運を開いていくことができません。

開運に向いている人と、不向きな人の違いはどこにあるのか。

心の持ちかたが違う

まず違うのは心の持ちかたです。
良いめぐりあわせがやってきたとしても、それを素直に喜ぶことができなければ、運を開くことはできません。

たとえば、何かのくじ引きで100円が当たったとしましょう。

このとき、「100円もらえた、ラッキー!」と喜びを感じることのできる人もいれば、「なんだよ。たったの100円かよ」と不平不満を感じる人もいるでしょう。

開運に不向きなのは、後者のような人です。

何かにつけて不平不満ばかり思っているような人は、せっかく良いめぐりあわせの兆しがやってきても、それをつかむことができず、運を逃してしまいます。

逆に、前者のような素直に喜ぶ心を持っている人は、次から次へと良いめぐりあわせを引き寄せ、運を開いていくことができるのです。

まずは、小さな素直に喜ぶことのできる心を持てるようになることが大切です。

行動が違う

運が開けるようなおまじないをしたり、お守りを身につけたりすることは、もちろん大切な開運のメソッドです。

しかし、それだけで運が開けるわけではありません。

それに行動(努力)が伴ってはじめて運が開けてくるのです。

たとえば、アファメーションか何かの恋愛運を向上させるおまじないをしたとしましょう。

それだけで素敵な彼氏や彼女ができるでしょうか?

絶対に無理ですよね。

服装や化粧などのおしゃれに気を配るようにしたり、体を鍛えたり、ダイエットしたりして自分を磨く努力も必要ですし、出会いが期待できそうな場へと自ら進んで出かけていくことも大事です。

そのような努力が伴ってはじめて、恋愛運が開けてくるわけです。

ですから、運を開きたいのであれば、願うだけではなく、実際に行動し、努力しなければなりません。

待っているだけでは何も起きないのです。

手軽に開運?4つの開運方法

といっても、運を開いていくにはパワーのいることばかりしなければいけない、ということでもありません。
手軽な開運術も存在しています。

素直に喜ぶことのできる心と行動力に加えて、これから紹介する開運術を実行するようにすれば、開運力アップ間違いなしです。

モノに感謝して、大切に扱う

モノは粗末に扱うのではなく、感謝の心をもって大切にしてください。

こちらがそのような態度で接すれば、モノのほうも良いエネルギーを返してくれるといわれています。

ですから、どのようなモノでも、傷がつかないよう丁寧に扱ったり、汚れが付いたらきちんと手入れしてあげるようにしましょう。

また、使った後には「ありがとう」と感謝の言葉を、落としてしまったり、踏んでしまったりした場合には「ごめんなさい」のひと声をかけるようすればより感謝の気持ちが伝わるともされています。

鏡はきれいに、大切に扱う

鏡は自分自身を映すもの。

汚れていたり、割れていたりすると、自分自身にネガティブなエネルギーが跳ね返ってきてしまいます。

汚れが付いたり曇ったりしないよう、常にきれいに磨いておくようにし、使わないときはカバーをかけておくように心がけてください。
また、割れた鏡は、運を下げてしまうので絶対に使ってはいけません。

鏡が割れたときには、「今まで本当にありがとうございました」とお礼をいい、丁寧に処分するようにしましょう。

掃除、整理整頓する

家が汚れていたり散らかっていたりすると、気分もよくないですよね。

当然、運も下げてしまいます。

汚れやごみはきちんと掃除し、使ったものはそのままにせず元にあった場所に戻す、当たり前のことだと感じる人もいると思いますが、そういったことが開運につながるのです。

また、モノがたくさんありすぎるなら断捨離してしまいましょう。

使わないもの、不要なものは気持ちがスッキリし、心が晴れやかになります。

その際には、忘れずにちゃんとお礼をいってから処分してください。

 

それから、家の掃除では特に玄関とトイレを重点的にきれいにすることです。

玄関をきれいにしていると良い運気が入ってきやすくなりますし、トイレをきれいにすると悪い運気が出ていきやすくなります。

観葉植物を置くようにする

玄関や部屋に観葉植物を置くことにも運を開く効果があります。

種類や置く場所によって、どのような運が開けるかが変わってきますので、自分の望む開運に効果的な種類と置き場所を選ぶのが一番です。

もちろん、ただ置くだけでは開運効果を期待することはできません。

観葉植物は浄化作用があるとされているので、部屋の暗い場所や空気の流れが悪い場所に置くと効果的です。

そういった場所に置くので放っておくと枯れてしまいます。

ですから置きっぱなしにせず、愛情をこめて育ててあげましょう。

選ぶなら楽しいほうを

素直に喜ぶことのできる心を持ち、開運術も使いながら、しっかりと行動して努力を積み重ねていく。

そうすれば自ずと運は開けてくるものです。

そのために必要な「行動」には、さまざまな選択がつきものです。

どちらの方向に向かって行動していくべきなのか、その行動をとるべきなのか、迷うような選択もあるでしょう。
そのようなときに選択の基準となるのは「楽しさ」です。

自分が「楽しい」とか「楽しそうだ」と感じるほうを選ぶようにすれば、運が開けていくようになっているのです。

ただし、この場合で気をつけなければいけないのは、「楽しい」と「楽」は違うということです。

人間は、ついついしんどいこと、面倒くさいことを避けようとして「楽」そうな選択肢を選んでしまいがちです。

しかし、「楽」なほうを選んでも楽しくはないですし、楽しくなければ運も開けてきません。

また、「楽しさ」にはある程度の「面倒くささ」や「しんどさ」といったものも付いてくるものです。

たとえば、ゲームでも、「楽」にクリアできてしまうようなゲームばかりしていても「楽しく」はないですよね。
迷ったときには、「楽」なほうを選ぶのではなく、「楽しそう」なほうを選ぶようにしてください。

最後に

ここまで開運について書いてきましたが、そもそもあなたは何のために運を開きたいのでしょうか?

何のために金運を上げて、お金持ちになりたいのですか?

何のために恋愛運を上げて、彼氏や彼女を作りたいのですか?

そう、「幸せ」になるためですよね。

 

では、あなたにとって「幸せ」とは何ですか?
お金があることですか?

格好いい彼氏やきれいな彼女がいることですか?

それさえ手に入れば、あなたは幸せでしょうか?

実は、お金にしろ、パートナーにしろ、社会的な地位にしろ、どんなにすばらしい外的な条件がそろったとしても、それだけで幸せになることは絶対にできません。

幸せとは、外的な問題ではなく、内面の問題だからです。

運を開きたい、金運を上げたい、恋愛運を上げたい、仕事運を上げたいと願う前に、まず自分自身の内面と向き合ってください。

そして、自分自身がどうありたいのか、どうあれば内面の幸せを感じられるのかをちゃんと把握してください。

それをちゃんと把握したうえで、心の持ち方を整え、実際に行動することで努力を積み重ねていくようにすれば、どんな運でも自然と開けていくことになるでしょう。

しかしそこをおろそかにすれば、どれだけ努力を積み重ね運が開けたとしても、あなたが幸せになる事は難しいでしょう。

開運し、幸せになりたいのであれば、自分自身と向き合うことを忘れないでください。

正しい偏差値の求め方とその意味を解説します。

「偏差値」という言葉を使ったことはありますか?
「使ったことがない」という人のほうが少ないですよね。

では、「偏差値」というものの求め方や意味はちゃんと理解していますか?

求め方や意味もちゃんと理解していないのに、なんとなく偏差値で人の優劣を判断したり、「あの大学は偏差値が〇〇くらいだ」、「あいつは偏差値いくらの学校出だから」などと下世話な話ばかりする大人にはなりたくないですよね。

では、「偏差値」が何なのかと言うと、統計学的な用語のひとつです。

「統計学」と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、偏差値なら式に含まれる指標の意味を一つひとつ理解するようにすればまったく難しくはありません。

その求め方は、「個々の得点から平均点を引いたもの」(これを偏差と呼びます)を「標準偏差」で割り、それに10を掛け、さらに50を加えたもの、これが偏差値です。

この説明を聞いても今一つ理解しづらいかと思います。

ですから、ここから先では「標準偏差」など偏差値を求めるために必要な数字の説明をし、「偏差値」とは何かについて考えていきます。

データは散らばる?標準偏差について

標準偏差とは、データの散らばり具合(散布度)を表す指標です。

たとえば、Aさん、Bさん、Cさんの3名からなる集団に対して行った国語のテストの得点が、Aさん5点、Bさん25点、Cさん60点だったとしましょう。

この場合の平均点は、90を3で割って30点ですよね。

次に同じ3名に対して英語のテストを行ってみたら、得点はそれぞれ20点、30点、40点になりました。

すると、英語の平均点も同じように30点です。

平均点という指標で見れば、双方ともまったく同じなわけです。

しかし、それぞれの得点の分布を見てみると、英語は平均点近くに3人とも集まっていますが、国語の場合はKさんをのぞいた2人の得点は平均点から離れたところに散らばっています。

このような散らばり具合を表す指標の一つが「標準偏差」なのです。

標準偏差を求める

標準偏差を求めるには、まず「分散」という指標を求めなければなりません。

分散は、「偏差(個々の得点から平均点を引いたもの)の二乗を合計し、それをデータの数で割って平均を出したもの」になります。

なぜ、二乗などという面倒なことをすると思いますか?

それは偏差を合計すると、どんなデータの集まりであっても必ず0になってしまうからです。

このため二乗したものを合計したうえで、その平均をとった分散という指標が用いられているのです。

ただし、分散は二乗という手続きをとるため、単位がもとのデータとは異なってしまっています。

そこで、分散の平方根を算出し、もとの単位に戻したものが標準偏差です。

つまり、「偏差の二乗の合計を、データの数で割った平均」の「平方根」が標準偏差ということになります。

ちなみに、例にあげた先ほどのテストの場合なら、国語の標準偏差はおよそ22.7(分散はおよそ516.7)であるのに対して、英語の標準偏差はおよそ8.16(分散はおよそ66.7)です。

要するに、テストの平均点から標準偏差の分だけ前後してテストの点数が分布していることを示しています。

このように、平均は等しくても、データの散らばり具合という指標で見れば、両者は大きく異なっていることが分かります。

一般的には分散や標準偏差が多く用いられているのは、相関係数など他の統計指標との関係で重要な役割を果たしていることに加え、統計的に便利な性質も備えているためです。

偏差値は標準化された得点

例えば、70点という同じ得点でも、平均点が50点のテストの70点と平均点が90点のテストの70点では意味が変わってきます。

また、データの散らばり具合が、先ほどの国語のテストのようにバラバラに散らばっているケースと、英語のテストのように平均点付近にまとまっているケースとでは、同じ得点であっても、その意味合いが異なります。

こういう場合に、偏差(個々の得点から平均点を引いたもの)を標準偏差で割れば、標準偏差を一つの単位として、得点が平均点からどれくらい離れているかという指標を得ることができます。

この指標はz得点と呼ばれるもので、その平均は0、標準偏差は1となります。

z得点を用いることによって、平均や散らばり具合の異なるテストの得点を比べることができるようになるのです。

標準得点と偏差値

z得点の求め方を見て、何かを思い出しませんか?

偏差値の求め方は、「偏差」(個々の得点から平均点を引いたもの)を「標準偏差」で割り、それに10を掛け、さらに50を加えたものでした。

そうです。z得点を10倍し、さらに50点を加えたものが偏差値なのです。

こうすることで偏差値の平均は50、標準偏差は10となります。

なお、このように、特定の平均と標準偏差になるよう変換を行う手続きは「標準化」と呼ばれ、標準化によって得られた値は「標準得点」と呼ばれます。

つまり、z得点や偏差値は、標準得点の一種なのです。ここまでが偏差値の「求め方」となります。
では、偏差値の「意味」とは何なのでしょうか。

偏差値をはかる正規分布とは

正規分布とは、左右対称の釣鐘型をした確率分布のことをいいます。

実はデータ数を多く集めれば集めるほど、その分布はこの正規分布に限りなく近づいていくことが分かっており、これを「中心極限定理」と呼びます。

そして、正規分布には平均より±1標準偏差以内には全データのうち約68.3%、±2標準偏差位以内には約95.4%、±3標準偏差位以内には99.7%のデータが含まれるという性質があります。

偏差値から見えてくるもの

偏差値は、平均が50、標準偏差が10になるように標準化した指標です。

これを先ほど説明した正規分布の性質にあてはめると、偏差値が40から60の間に全データのうち約68.3%が含まれ、そして30から70の間に約95.4%が、20から80の間に約99.7%が含まれるということになるわけです。

ですから、偏差値が70なら上位から約2.3%に位置するということが分かってくるわけです。

つまり、偏差値を求めれば、獲得した得点の全体的な位置づけがわかり、それによって平均やデータの散らばり具合が異なる得点同士を全体での位置づけという視点から比較することができるようになるのです。

これが偏差値の「意味」です。

ただし、「中心極限定理」について説明したように、分布の形状が正規分布に近づいていくのは「データ数が多い場合」です。

ですから、データ数が少ない場合には、偏差値を求めてもあまり統計学的に価値がないということになります。

最後に

ここまで見てきたように、偏差値とは集団内における得点の全体的な位置づけを知ったり、平均や偏差の異なる得点を比較するための統計的な道具です。

つまり、世間でいわれている偏差値というのも、実際は限られた科目の、しかも限られた回数しか行われていないテスト得点の全体的な位置づけを表した統計的指標にすぎません。

人柄や人間力、あるいはテストで測ることのできない能力や魅力などといったものは全く反映されません。

また、すばらしい学歴や社会的地位にあったり、いくらお金を持っていたりしても、それだけでは決して幸せになれないように、いくら偏差値が高くても幸せになれるかどうかとは関係がありません。

逆にいえば、いくら偏差値が低くても、あなたが幸せになれる可能性はまったく減らないということです。

あくまでも偏差値はただの指標であり、それ以上でも以下でもありません。

ましてや個人の何かを決定づけるものでは決してありません。ただ、それに何かしらの意味づけをしてしまっているのが我々なのです。

繰り返しになりますが、偏差値はただの統計的な道具です。
道具は「使う」ものです。

ですから、偏差値やそれに基づいた学歴で人を判断するということは、道具に「使われて」いる状態であり、非常に恥ずかしいことで無意味と言えるかもしれません。

道具は「使い方」を正しく理解してこそ力を発揮するのであって、理解しないまま使ってしまえば、逆に「使われる」ことになるのを覚えておくべきです。

伊勢神宮の参拝の仕方とご利益などについて

伊勢神宮は、三重県伊勢市にある神社です。

ちなみに、伊勢神宮の正式名称は単に「神宮」であり、「伊勢」はつきません。

なぜかといえば、他の神宮号を名乗る神社と区別する目的で「伊勢神宮」と呼ばれているからです。

なお、広い意味でいうと「神宮」には、天照大御神を祀る「内宮」(皇大神宮)と豊受大御神を祀る「外宮」(豊受大神宮)をはじめとして、三重県内の4市4町に存在する別宮、摂社、末社、所管社を含めた125の宮社が含まれます。

今回は、この伊勢神宮の参拝の仕方やご利益、お守りやパワースポットなどについて紹介します。

参拝方法

伊勢神宮の参拝に関しては、伝統的に行われてきた正しい参拝の順序や作法というものがあります。

まず順序ですが、外宮をお参りした後に内宮を参拝するのが正しい順序とされています。

これには「外宮先祭」と呼ばれる習わしが関係しています。

伊勢神宮の祭事の多くは、まずは外宮から行われます。

なぜかといえば、「伊勢二所皇太神御鎮座伝記」や「太神宮諸雑事記」によれば、天照大御神は自らの神饌(食事)を奉る神として豊受大御神をお迎えするよう告げられ、豊受大御神を迎えます。

そのあとから祭事を行うときには、まず豊受大御神を祭り奉ってから自らの祭りを行うように命じられたからです。

なお、内宮か外宮のどちらかだけを参拝したり、正宮(御本殿のあるところ)を参拝せずに別宮だけを参拝するのは「片参り」と呼ばれ、縁起のよくないこととされています。

以上のことを踏まえれば、まずは外宮の正宮、その後外宮の別宮、そして内宮の正宮、別宮の順番で参拝するのが正しい作法ということになります。

また、時間に余裕があれば、いちばんはじめに夫婦岩で有名な二見興玉神社にお参りして身と心を清めてから、外宮、内宮の順に参拝するようにするとさらによいでしょう。

次に、参拝の方法ですが、その前に参道の歩き方について注意しておかなければならないことがあります。それは、「参道の中央は決して歩かない」ということです。

参道の中央は、神様の通る道「正中」とされているからです。
また、参道のどちら側を通るかについても習わしがあり、外宮では左側、内宮では右側を歩くことになっています。

それではここから参拝の方法です。

まずは鳥居の前で一礼してから内部に入って手水舎で手と口を清めます。

なお、内宮には手水舎もありますが、五十鈴川に御手洗場がありますので、ぜひこちらで手と口を清めるようにするのがおススメです。

最後に、参拝の作法ですが、これは基本の「二礼二拍手一礼」になります。

個人的なお願いはNG?

伊勢神宮は個人的なお願いごとをするところではありません。

それは、伊勢神宮が神様に対して日ごろの感謝を伝え、国家の安寧や世界の平和など公の願いごとをするところだからです。

とはいうものの、伊勢神宮全体で個人的なお願いごとがNGなわけではありません。

個人的なお願いごとをしてはならないのは、御本殿のある正宮(皇大神宮と豊受大神宮)です。

どうしても個人的な願いごとをしたいなら、正宮参拝後、別宮を参拝した際にするようにしてください。

ご利益

伊勢神宮の正宮に祀られているのは、天照大御神と豊受大御神です。

天照大御神は、日本を作ったとされる神様で、日本の神様の中では最高位にあたります。

また、その名のとおり天を照らす太陽の神様であるとともに、皇室の祖でもあり、日本国民の総氏神でもあります。

この天照大御神のご利益は、国土安泰、開運、勝運、福徳です。

また、豊受大御神は、先ほども説明したように神饌を奉るために天照大御神ご自身がお迎えした神様です。

豊受大御神のご利益は、農業および漁業の守護、衣食住の産業振興、開運招福、厄除けとされています。

こう見ると、日本という国があること自体が、天照大御神と豊受大御神のご利益といえるわけです。

お守り

神社に行けば「お守りの購入」を考えている人も多いと思います。
そこで、伊勢神宮で授かることのできるお守りについて説明しておきます。

外宮のお守り

外宮で授かることのできるお守りは、

「御守」

「交通安全御守」(大と小があり)

「開運鈴守」

「学業御守」

「厄除御守」

「安産御守」

「守祓」(御守の中身の神札)

「海幸守」(海上安全、大漁満足)

の8種類です。

どのお守りを選べばよいかで迷ったときには、「御守」を授かるようにすればいいでしょう。

それは、「御守」が持っている人の健康と幸せを祈願したものだからです。

なお、縁結びのお守りはありません。

内宮のお守り

内宮でも、外宮と同じの8種類のお守りを授かることができます。

ただ、見た目や中身は異なりますので、同じお守りでも、外宮のお守りと内宮のお守りを両方合わせて持つようにすれば、パワー絶大です。

なお、外宮と同様に縁結びのお守りはありません。

別宮のお守り

ここまで見てきたように、外宮、内宮とも縁結びのお守りはありません。

ただし、別宮の中でも月読宮で授かることのできる小さなお守りには縁結びのご利益があるといわれており、月読宮そのものも縁結びに加え子宝、安産にも効果があるパワースポットになっています。

パワースポット

伊勢神宮は、全体が日本一のパワースポットであり、神宮内のどこへ行ってもパワーがみなぎっているのですが、その中でも特に強力なパワースポットが何か所か存在しています。

ここでは、伊勢神宮内の代表的なパワースポットを三か所紹介します。

三ツ石

外宮の正宮から別宮へ向かって歩いていくと、しめ縄に囲まれた石があり、これが三ツ石です。

伊勢神宮では20年ごとに式年遷宮という祭事が行われますが、三ツ石はそのときにお祓いがなされるところで、それゆえ「川原祓所」という正式名称があります。

この三ツ石からは強力なパワーが発せられていて、手をかざす人もいますが、神様に対して無礼な行為になるので、そのような行為はやめ、「二礼二拍手一礼」の作法で失礼のないようにしてください。

亀石

三ツ石から別宮に向かっていくと、小さな水路が流れており、そこに橋がかかっています。

この橋は一枚岩でできており、横からこの岩を見ると甲羅から顔を出した亀のように見えることから「亀石」と呼ばれています。

この亀石は、外宮敷地内にある高倉山古墳の入り口にあった岩だと伝えられており、太古からの神聖なパワーを発しています。

三ツ石と違って、実際に触れることが可能ですので、ぜひ直接触れてパワーをもらってください。

四至神

内宮の神楽殿近くには、社殿を持たない神様が石畳の上に祀られています。

これが四至神で、外宮の神楽殿近くにも祀られています。

四至神は「四至」(神域の東西南北四方の境界)を邪悪なものから守る神様で、この周りは強力なパワーで満ちており、敏感な人なら近くを通るだけで何かを感じるくらいです。

伊勢神宮の中でも最強のパワースポットといえるでしょう。

ここでも手をかざしたり、触れたりするのは絶対にやめ、「二礼二拍手一礼」の作法で参拝するようにしてください。

最後に

八百万の神々の中でも、その最高位である天照大御神が祀られている伊勢神宮は、我が国最強のパワースポットであって、日本という国があり、私たち日本国民が存在できること自体が伊勢神宮のご利益といえます。

そのような非常に神聖な場ですので、参拝した折には個人的な願いごとをするような欲深い行為は控え、日々、何不自由なくこの国で暮らせていることを感謝するようにしてください。

そのような心構えで厳粛な雰囲気かつ自然豊かな伊勢神宮を参拝することができれば、日ごろの疲れも癒され、気持ちもリフレッシュされるでしょう。

そして、また日々の努力を積み重ねていけば、その努力に神様のお力添えをいただくことができ、ビジネスもプライベートも運気が上がっていくはずです。

くれぐれも、我欲を満たすためのパワースポット巡り気分で参拝したりはしないようにしてください。

 

 

ケイマン諸島では税金がかからないって本当?

法人税、所得税、相続税などがかからない地域に資産を移し、納税義務を回避する「タックスヘイブン」について皆さんは聞いたことはありますか?

タックスヘイブンとは直訳すると、「租税回避地」とも呼ばれ、課税が軽減されたり、もしくは免除される地域のことです。
ですから、これらの利点をうまく活用すれば税金対策になります。

ケイマン諸島は、そんなタックスヘイブンと呼ばれる場所の一つです。その他にもパナマやシンガポールといった国だけでなく、ケイマン諸島と同じ旧植民地や王室領といった地域も租税回避地となっています。

ここで「ケイマン諸島ってどこ?」と思った方もいると思いますが、ケイマン諸島はカリブ海に浮かぶ小さな島で人口6万人弱のイギリス領です。
島の面積は日本の佐渡島の3分の1ほどで観光産業が栄え、スキューバーダイビングの名所としてもよく知られています。
イギリスの小説家スティーブンソンの代表作「宝島」のモデルになったとも言われている島で、主に外国企業や富裕層などが納税を回避する目的で、この地域の租税法を利用することが有名です。

ケイマン諸島が租税回避地域になるまで

それでは早速ですが、ケイマン諸島が「どのように経済的に発展し、租税回避地域として定着するまでに至ったか」時間を追って見ていきましょう。

ケイマン諸島の歩み

20世紀初めごろのケイマン諸島は、個人の所得が低く、所得税などの直接税を課せられませんでした。その代わり、輸入関税やコレクター向けの切手販売などで収入を得ていました。

それから1953年に商業銀行が開設されたことで、金融サービス産業が動き出し、時期の重なる1940年代から1960年代にかけて滑走路やホテルの建設が行われ、インフラが整っていき観光産業も発展し始めました。

インフラが整ってきた1960年代にはタックスヘイブンへと向かわせる法律も作られました。

その一つは、英国の法律をモデルにしたもので、これにより会社の登録料を収入に加えることができました。

そして、もう一つは、ケイマン諸島外で業務をする会社に対して設立要件と規制を緩くする法律です。

この法律のおかげで多くの会社が設立され、毎年手数料を得られるようになります。

1970年代を過ぎると、インフラ整備がより充実し、海外からの観光客が増え始めます。それに伴い観光産業を中心に産業が発展し、外資系企業の進出も増加します。
また同年代には、諸島内にある銀行に対して米国から顧客情報の提供を求められましたが、逆にそれを規制する法律を制定しました。

しかし、1980年代後半にマネーロンダリングなどの違法取引を監視するための合意書が米英で交わされ、タックスヘイブンであり続けることが若干厳しくなりました。

そんな中でも経済発展は順調に進んでいきました。

その後1990年代に入ると、新しい法律の制定とともに、政府が外国企業から今までよりも多くの手数料収入を得るようになります。

このような財政面で喜ばしいことがあった一方、ケイマン諸島の税金に関する法律や制度が「マネーロンダリングの温床になるのでは」といった懸念が広まったのもこの時期で、ジョングリシャム著のベストセラー「The Firm」がその象徴とも言われています。

その表れとして、金融規制当局CIMAが設立され、ケイマン諸島における金融関連企業の調査が始まりました。
それにもかかわらず、金融サービスが一層発展し、ファンドを用いた証券化も活発になっていきました。

このように難しい局面に立たされながらも1990年代までは右肩上がりの成長を見せていたケイマン諸島ですが、その後の2000年代は試練の時代でした。

まず、2000年にマネーロンダリングなどの行為に対応する国際的組織FATFに非協力的とみなされ、ブラックリスト入りします。ですが、すぐさま同組織に協力的であることを示す法律を作ることでリストから外されます。

2004年には巨大ハリケーンの発生によって観光産業が一時衰退。

その後は世界的な金融危機の影響をもろに受けたため、財政赤字が深刻化しました。そのため本国に当たる英国からの支援を受けるまで状況は悪化し、政府は経済的自立性の縮小を余儀なくされてしまいます。

その後の対応策によって財政は回復に向かいますが、この時代は財政の再構築と支出減少に向けての調整に奔走した時代だったといえます。

ただ、どんなに苦しい財政状況でも「直接税を課すという方向には反対であり続けた」点では、その後タックスヘイブン先として人気を集める土壌が出来上がっていたといえるかもしれません。

ケイマン諸島以外の地域はどうなっているか?

今度はケイマン諸島と比較して語られることの多い、バミューダ諸島やBVI(British Virgin Island)についてです。

これら2つの地域はケイマン諸島同様、「所得税」、「キャピタルゲインにかかる税金」、「付加価値税」といったものがありません。
ただし、制度面でいえば若干ケイマン諸島がシンプルで、例えば会社法制度については他の2カ所に比べ緩やか、かつ秘匿性が高くなっています。

それぞれの大きな特徴としては、会社の維持コストが低いBVI、保険業社の誘致に力を入れて来たバミューダ諸島となっています。

これらの地域と比較して、ケイマン諸島でもっとも際立っているのは「ファンドの多さ」です。

その結果として金融サービス業に関連する会社からの手数料と信託ライセンス料だけで2013年時点では全体収入の約20%を占めています。

さらにそこに海外からくる労働者に対する労働許可手数料が加わり、主な収入源となっている輸入関税と合わせて全体収入の過半数を成しています。

ですから、上記であげた3つの税金がないにもかかわらず、島民一人当たりの政府収入は約164万円と高い水準となっています。

また、ケイマン諸島は他2地域よりもインフラが整っており、法律など専門家のサービスも充実している点で優位であると考えられています。

ケイマン諸島でできる節税とその他のメリット

冒頭でもお伝えした通り、ケイマン諸島は人口6万に及ばない小さな島です。

弱小国であるがゆえに敢えて法人税などの税率を下げ、他国から資金を確保し、雇用面も安定させることができるようになりました。

ケイマン諸島がタックスヘイブン先として確立されたのは、このように自国と外国企業との利害関係が一致したことゆえといえます。

仮に政府が財政面を安定させようと増税したとしても、税収は微々たる増収にしかならなかったでしょう。

また、ケイマン諸島では他にも遺産相続や所得、不動産売却から得られた収益等も非課税となっていて、生活する上での税金の負担も小さくなっています。

もちろん法人税も全くかからないので、法人登記している会社が人口と同じくらいの6万社近くあるとされています。

これらの企業のほかにも銀行が600社以上、ファンドも1万以上登記されています。

それを示す象徴的な話として、この島の首都であるジョージタウンには5階建ての小さなビルに1万8000社もの会社登記がされています。

物理的に考えれば不可能に近い数ですが、ポストをオフィス代わりに登記しているだけのペーパーカンパニーがほとんどで、税制面でのメリットを優先した会社が多いことを物語っています。

節税などのメリット

メリットは大きく4つあります。
まず1つ目が、所得税、法人税が非課税であり、財産にかかる税金や利益を得た場合に支払う税金も0%という点です。

2つ目は、税制に関する規制が緩く政府が干渉することも滅多にないことが挙げられます。例えば、ケイマン諸島で法人を設立しても監査役を選任する義務はありません。

もっと言えば、監査をする必要もないとされていて、監査が求められるバミューダ諸島よりも規制は緩いといえます。
ただし、今後の流れとしては法規制が厳格化していくことが考えられるため安易な判断は禁物です。

それから3つ目が、秘匿性の高さです。

ケイマン諸島では株主名簿などといった代表者の個人名や会社の利益を知ることができる情報が公になることは少なく、企業情報の外部漏洩の心配が低くなっています。

最後に、この地域では節税目的でペーパーカンパニーを設立しても実質的な活動を求められることは少なく、住所さえあれば税制を最大限活用できます。

まとめ

タックスヘイブン先としてケイマン諸島が有利である点やケイマン諸島の経済基盤の成り立ちなどについて見てきました。

確かにケイマン諸島は他のタックスヘイブン先と比較しても利点が多く、会社の利益を優先するなら活用してもよいと思います。

しかしタックスヘイブンの税制を利用して節税をするのは合法であるにもかかわらず、世間からの見方はネガティブな場合も多く、また各国の規制もどんどん厳しくなるとされています。

さらに、「自国の税収が損なわれる」という点からも歓迎されるとは考え難く、企業の信用を保つ上ではリスクがあることをしっかり認識する必要があります。

ライバルは地主系大家!?地方不動産投資の注意点と3つの特徴

地方は都心に比べて人が少ないです。若い世代は地元を出て都市部で働き、地方には老人ばかりが残っているーーー地方と聞くとそんな過疎化したイメージを抱くかもしれません。

それでも私は、地方でも人っ子ひとり居なくなるわけではない以上、選ぶ物件さえ間違わなければ、たとえ地方でも空室リスクを抑えながら賃貸経営することが可能であると考えています。

人が住むという需要はどんなに地方であっても確実に存在するからです。そこへ賃貸に出すことさえ出来れば、安定的な収入を得られることができます。

そして多くの人が地方はリスクが高いと考えれば考えるほど、物件の購入価格は安くなり、高利回り物件を買えることが地方不動産投資の最大のメリットなのです。

この記事では、

・地方不動産投資の特徴3つ
・地方不動産投資で注意すべきこと

をご紹介いたします。

地方不動産投資における3つの特徴

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高収益を得やすい

一般的に地方の土地価格は安いです。都心に比べて5分の1、中には10分の1という土地もあります。もちろん家賃の価格帯も都心に比べれば低くなりますが、それでも土地価格ほどのギャップはありません。

例えば、都心で10万円のワンルームが地方で5万円になることはあります。また、狭小ワンルームで3点ユニットとなれば、都内23区内であっても5~6万円といったところですが、地方で3万円程度、最安値でも2万円程度です。つまり土地価格ほどの格差は家賃にはないため高収益(高利回り)を得やすいのです。

しかし当然のことながら、いくら安く買えても入居者がきちんとついて高稼働しなくてはいけません。たしかに地方は都心に比べて人口は少ないです。都心に暮らす人には想像がつきにくいかもしれませんが、地方にだってたくさんの人が住んでいます。

アジアの新興国に行けば、首都の中心部だけ高層ビルが乱立しているのに、そこから一本路地裏に入ると、道路がアスファルトではなく砂利敷で、バラック小屋が建ち並んでおり、その落差に驚かされます。もっと田舎に足を延ばすと商店が一軒もない、そんな風景が普通です。

それが日本ではどうでしょう。どこに行っても同じような都市の風景が見られます。幹線道路沿いにはガソリンスタンドや飲食店、大型ドラッグストア、紳士服やカー用品などのチェーン店が同じように建ち並んでいます。

街の風景だけではここが何県の何市なのか判別つかないほどです。地方とはいえ、日本においてはそこそこの生活が成り立っているため、借り手としての賃借人がゼロではないということです。

家賃レンジが低い

なにより地方投資の特徴は家賃の価格帯が低いことです。僕が所有する地方物件でターゲットとなる入居者層は、ファミリー物件でも月5~6万円、シングル向けなら月3~4万円です。

年収1000万円以上の高属性が多い不動産投資家は、家賃5万円の部屋に家族で暮らす人たちの生活イメージが沸かないと思います。しかし、世の中は年収の低い世帯のほうが圧倒的に多く、むしろ高属性・高年収の人たちのほうが少数派であることを理解しましょう。

購入時・運営時ともにライバルが少ない

都心に比べ、地方物件はライバルが少なく、購入しやすいです。都心の物件は誰もが欲しがるため投資家が殺到します。

宅建業者(宅地建物取引業者)だけが閲覧できる専用ポータルサイト「レインズ」には、売り物件の情報が掲載され、それが日々更新されています。そこには、たまに間違って値付けられた都心の割安物件が掲載されると、1時間もしないうちに買い付けが何本も入り、即売り止めになります。

一方で地方は、僕が見て「まあまあいいかな」と及第点をつけた物件すら3ヶ月、6ヶ月とレインズに掲載されっぱなしのケースもあるのです。

また、ライバルの少なさは購入時だけはありません。加えて地方は不動産投資の運営が容易です。それはライバルが地主系大家さんがだからです。

地主大家さんは強力なライバルなのか?

土地という資産を持った地主大家さんがライバルだなんてデメリットだと思った方、それは大きな誤解です。

都心には戦略的にアパートやマンションを買っている不動産投資のプロ、セミプロがたくさんいます。

そのほかのライバルにはREITやファンドといった機関投資家、それに大手資本が保有・運営するマンションも多く、個人投資家にとっては圧倒的に不利な状況なのです。

地主系大家の目的は資産承継

一方、地方の不動産投資におけるライバルの地主系大家さんは、「不動産投資で成功したい」「より収益を上げたい」という思いは一般的にあまりありません。

なぜなら、彼らは相続税対策のためにアパート・マンションを建てたのであり、主な動機は「先祖代々の土地を守りたい」という資産承継が狙いだからです。

私は今から20年ちょっと前に、大和ハウス工業で、店舗建築の営業をしていました。そのときのお客さんはすべて地主さんでした。

そもそも相続した土地を更地のまま放っておけば、多額の税金が課せられます。

しかし建物を建築して第三者に貸せば、他人の権利(賃借権)が発生しますから土地の価値も下がります。これを「貸家建付地」と言います。

所有者も高齢になり、相続を意識するようになれば、貸家建付地にして相続税を圧縮すべく、敷地にアパートやマンションを建設するのです。

そのときの建設費は、信用金庫や農協など地元の金融機関から融資を受けます。こうして「負の資産」を作ることにより、さらに相続税評価の財産は目減りします。

入居者からの家賃収入でローン返済がまかなうことができますので、地主系大家さんにとっては相続税対策としての魅力があるのです。

そのような背景があるため、地方では空室をあまり気にしない、ゆとりのある大家さんが多いのです。

投資家ほど入居率にこだわらない地主系大家

彼らは自分のアパートが空室になったとしても、これといった対策をしない人が多いです。

節税対策になれば、それで満足といったスタンスなので、物件を高稼働させて利益を上げる・・・そんな概念が皆無です。

先代の建てたアパートを息子が引き継いだものの、さしてアパート経営に興味もなく、管理を面倒くさがり放置したままにしたり、売り払ってしまうケースもありますが、それは地方でよく見かける光景です。

それに比べて東京の、それも都心においては、意識の高い大家さんが多く、とことん経営にも優秀で、部屋の設備などバリューアップに余念がありません。

地方になると、簡単な掃除レベルで済ませている「原状回復」が多くなります。原状回復工事とは、元の状態に戻す工事のことです。

新しい入居者を迎え入れるため、部屋の設備をきちんとして室内をキレイに整えておくという、いわば最低限の工事なのですが「入居者が決まってから工事をする」という昔から意識の変わっていない考え方の地主系大家さんも多くいます。

このように大家さんの意識にも差があるので、地方物件においてはフローリング材を白色に変更するだけで、「目立つ賃貸物件」にすることが可能なのです。

最近は地主系大家さんも勉強している

とは言え、いつまでも地主系大家さんを舐めていると痛い目に遭います。

以前は地主系大家さんの参加する勉強会は、ほとんどが「相続税対策」でしたが、いまでは優秀な3代目4代目という若い地主系大家さん中心に、地方でドミナント戦略で買い増ししていく、不動産投資家気質の地主系大家さんも増えているのです。

地方における「良い立地」とは?

都心と地方では「良い立地」の定義が異なる

賃貸物件における人気沿線や人気駅のランキングが発表されていますが、人気駅から徒歩圏の物件であることはとても強力なアピールポイントとなります。

また、同じ駅でも徒歩1分の立地と、電車を降りて10分以上も歩かなければならない立地とでは、不動産の価値に大きな差が出ます。バス便であれば、更に大きなハンデとなります。

しかし、こうした価値観は都心ならではのものです。

地方は車社会

多くの地方…たとえ首都圏であっても、郊外といわれるエリアでは車社会となり、とくに駅からの距離は関係ありません。

たとえ駅から徒歩1分でも、あるいは40分も歩かなければならない距離に物件があったとしても、通勤先も郊外ということが多いため、必ずしも電車を利用するとは限りません。

駐車場さえあれば賃貸付けや家賃の額に影響を及ぼさないでしょう。

地方のファミリー物件では駐車場は必須

とりわけ購入するのがファミリー向けであれば、駐車場の確保が賃貸付けの決め手になります。

たとえば、単身者向けであれば駐車場は1台ですがファミリー向けであれば2台置けることが必須となります。

そして立地の見方も主要道路へのアクセスであったり、車の出し入れが容易かどうかといったほうが重要です。その点をクリアすれば、それほど立地や建物のスペックにおいて
神経質にならなくてもいいといえます。

逆にどれだけ魅力的な物件であっても駐車場の必要台数を満たしていなければ、賃貸付けは難しくなります。

そうした物件は割安で売られていますから、近隣に駐車場を借りることができるか、もしくは隣地を購入して駐車場にできるかなどを検討します。

駐車場までの距離にも注意が必要

その際に注意すべきは建物から駐車場までの距離です。

都心の感覚では駐車場まで多少は歩いてもよいと考える人も多いですが、地方では駐車場がすぐそばになければ、「遠い」と敬遠される傾向にあります。

そのため近隣に駐車場を確保できたとしてもその距離や導線には注意が必要です。

できれば敷地内か隣地が理想で、遠くても1分以内の場所に駐車場が用意できることが必要です。通り一本はさんだ向かい側は、敬遠される可能性があります。

地方投資で注意すべきこと

駐車場のほかにも地方ならではの注意すべきポイントがあります。基本的に自分がその地方に住んでいない限り、投資物件が自宅から離れた場所にあります。

物理的に距離があれば、管理をするのは大変だと思われるでしょう。その通りでもありますが、ある程度オーナーが動くことで円滑に運営する仕組みをつくることができます。

そもそも地方物件は高稼働できなければ単なる田舎の物件で終わってしまいます。そのため運営がスタートしてからの数カ月は積極的に管理会社へ足を運ぶ必要があります。

初動をしっかりと行ない、管理会社と信頼関係を築くことができれば、よほどのトラブルが発生しない限り現地へ赴く必要はありません。

そのエリアに賃貸需要があるか

それよりは、そのエリアに賃貸需要があるかどうかが重要です。エリアや物件の選定を間違ってしまうと命取りになります。

たとえば山の中にポツンと建っているアパートなど誰も住みたがりません。

何を隠そう、いまでは偉そうに言っている私も4棟目のアパートを購入したときは大失敗しました(苦笑)。

日々の仕事の忙しさにかまけたこともありますが、いくつか物件を購入して気のゆるみが出たこともあったのでしょう。

事前調査はしっかりと行なう

しっかりと物件の立地を調べないまま、物件を見もせず不動産仲介会社の「大丈夫です!」という言葉を信じて買ってしまいました。

購入後から4カ月の間に退居が相次ぎ、最後は入居が7戸中で1戸という状況に陥ってしまったのです。

ここまで空室が増えると、その物件だけで返済できなくなります。

その他のマンションやアパートからは家賃が順調に入っていたので、全体として持ち出しにならないまでも、単体として大赤字です。

ようやく物件を見に行くと、のどかな田んぼの真ん中にポツンと私のアパートは建っていました。

そして、仲介をしてくれた不動産会社にも確認したところ、現地へ一度も行っていなかったと後に知りました。

投資家が物件を見に行けない場合は、最低でも仲介会社に現地調査を委託すべきです。この時、不動産投資に詳しいプロが担当してくれる不動産会社から買うべきだったと痛感しました。

この物件はその後、管理会社と二人三脚で賃貸付けを進めることで、なんとか半年後には満室にできました。

当時の経験があるからこそ、今はある程度空室のある物件を買ったとしても、埋めていく自信があります。

そのような意味においては「大家力」がアップした体験となりましたが、本業に忙殺されて空室対策ができない人も多いでしょう。

地方投資における融資付けの難しさ

賃貸ニーズのある地域を選べば、地方投資にそこまでのリスクはありません。

そのため駅の乗降客数や町の人口を気にするよりは、需給バランスが崩れていないことを確認します。

金融機関の融資は「居住地主義」

そうしたリサーチは大切なことですが、まずは物件が買えなければ不動産投資がスタートできません。

物件を購入するにあたり、注視すべきは「融資付け」です。

今、あなたが東京に住んでいたとします。

そして、東京にある地方銀行・信用金庫から融資を受けて縁もゆかりもない地方にある物件を買うことを考えた時、それはとても難しいはずです。

なぜなら居住地である東京から、遠く離れた場所にある物件を担保として見てくれないからです。

それでは、その物件のある地方の地銀を使うのはどうでしょうか。今度は人的担保を問われて断られることになります。

金融機関が重視するのは、

投資家の身柄が「どこ」にあるのか。物件の場所より投資家が「どこに住んでいるか」を重視します。

これを「居住地主義」と言います。

融資の厳しさは本来レベルに戻った

ここ最近、融資が閉じている…と言われていますが、たしかに融資を受けるための条件や審査基準は以前より厳しくなりました。

それ以前に、そもそも居住地から離れた物件は買いにくいものなのです。

以前は居住地以外のエリアに融資を出す地銀がいくつかありましたが、それこそイレギュラーな話だったのです(今でも地方融資が可能な金融機関は少数ながら存在します)。

今はどちらかというと、個人投資家については不動産融資バブルが終わり、本来の融資審査レベルに戻ったと言えます。具体的には、フルローンなどは減り、少なくとも頭金として2割と諸費用分は入れないと買えなくなった、という真っ当な水準まで戻ったということですね。

まとめ

都心や地方に関係なく、どのようなアパートやマンションにしても、2年から4年に一度は入居者が入れ替わっていくものです。

入居者から退居通知が届けば誰だって、とりわけ不動産投資をスタートしたばかりの人であれば、「これで来月から家賃収入が5万円も減ってしまうのか」と気分も落ち込むことでしょう。

不動産賃貸経営において、退居が出るのは避けられないことです。これは都心であっても地方であっても同じでしょう。

しかし、空室期間を少しでも短くすることは可能です。古い考え方で怠慢な賃貸経営を行なう大家さんがいる一方で自身の経営努力でコントロールする大家さんもいるのです。

経営努力といってもそんな大層な話ではありません。信頼のおける業者へリフォームを依頼し、客付け力があり、相談の出来る管理会社に運営を任せることができるのであれば、定期的な退居も、逆に部屋のクオリティーを維持していくための良いチャンスになるはずです。

東京に住みながら地方物件の購入は困難を極めます。裏を返せばこのようなハンデがあるから高利回りになります。ファイナンスが難しくなるほど買える人が減り、物件は売れ残るからです。

あまり売れない期間が続くと、売り主は「値段が高いのかな?」と判断して値下げをします。その結果、どんどん高利回りになっていくので、買主にとっては大きな買い場のチャンスとなるのです。

不動産だけに限らず、「欲しい!」という人が多ければ多いほどそして商品の数が少なければ少ないほど、その価値はあがっていきます。

これまでは融資が受けやすい状況で買える人が多くいましたが、今は融資が受けにくい状況です。そうした中で、地方の物件はより一層、買いにくくなっています。だからこそ、私はお買い得な高利回り物件が他方にこそあると今改めて思うのです。

物件が買いにくいこの状況は、むしろチャンスともいえますが、融資を受けて購入した物件で空室が埋まらないのは死活問題です。

私のように複数物件があるならともかく1棟だけでは赤字を給料から補てんすることになります。それゆえ地方投資ではエリアや物件の選定はとても重要といえるのです。

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投資の格言15選・投資を行う上で気を付けるべきポイントは“格言”から学ぶ!

投資の格言の中には、投資の本質を表しているものがたくさんあります。
単なる格言に過ぎないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、投資家の中には格言を信じて取引している方もいるのです。
では、実際にどのような格言があるのか、数ある格言の中から15個をピックアップしてご紹介しましょう。

投資の格言は意外と的を射ている?

相場が荒れやすいと言われる申年は実際に相場が荒れた

投資をしている方の中には、「申酉騒ぐ」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
「申酉騒ぐ」は、干支にちなんだ株式投資の格言の1つで、申年と酉年は株価の動きが激しくなり、相場があれることを意味しています。

「申酉騒ぐ」という格言が的を射ていると多くの方が感じたのは、近年で言うと2016年が挙げられます。

申年であった2016年は、中国の経済不安や中東問題による原油価格の高騰、イギリスのEU離脱、トランプ大統領の就任など、様々な出来事が起こりました。
世界情勢は株価にも大きな影響を与えるため、2016年前半は日経平均株価や為替が下落してしまったのです。

下落してから少しずつ持ち直してきたように思えましたが、EU離脱をきっかけに再度大きな下落をしてしまいました。

しかし、トランプ大統領が就任してからは、反発するように上昇しています。

申年である2016年の相場が大荒れだったことから、申酉騒ぐはあながち間違っていないと言えるでしょう。

覚えておきたい投資の格言15選

人の行く裏に道あり花の山

「人の行く裏に道あり花の山」は、株式投資の格言の中でも有名な格言です。

投資家の多くは、群衆の心理に左右されがちです。

皆について行けば無難な行動を取れるかもしれませんが、大きな利益を得られるものではありません。

株式の相場は上がり続けることもなければ、下がり続けることもなく、転機を迎えるタイミングがあります。

転機を掴むためには周りの環境を見つめることも重要ですが、どちらかに偏っている場合は「人の行く裏に道あり花の山」の格言を思い出してみてください。

買いたい弱気、売りたい強気

株式投資は、自分自身の判断が結果を大きく左右します。

自分だけの判断ではどうしても迷ってしまうこともあり、何かに縋りたいと思ってしまうこともあるでしょう。

買いたい弱気とは、本当は買いたいと思っているのに、もう少し安いところで買える可能性もあるという望みを持つことで表れる弱さを意味しています。

売りたい強気は、自分自身で作った仮説に縛られて、自由に投資ができなくなることを意味しています。

売り買いは腹八分

「売り買いは腹八分」は、2つの意味を持っています。

1つは腹八分で我慢するのが理想的だという意味、もう1つは全財産を投入してはいけないという意味です。

1つ目の意味からは、天井や底値が見えてきたタイミングで売買するのが最も上手な投資方法だということが分かります。

2つ目の意味からは、株式投資は余裕資金で行うことが最も大きな条件だと伝えようとしているのです。

もうはまだなり、まだはもうなり

最初に紹介した「人の行く裏に道あり花の山」と同じくらい投資家の間ではよく知られている格言です。

この格言は、もう底値だと思う時にはもっと下があるのではないかと考え、まだまだ下がると思う時にはそろそろ底値かもしれないと考えてみることを勧めています。

相場が微妙になることもありますが、その変化に独善的な判断をすることによって、リスクが高まる可能性を示唆しているのです。

人の商い、うらやむべからず

「人の商い、うらやむべからず」は、周りの投資家がどれほど利益を得ていても、羨むことで冷静さを失ってはいけないことを意味しています。

多くの投資家がいる中で、大きな利益を得ている投資家に対する羨望の眼差しももちろんあるでしょう。

しかし、大きな利益を得られる可能性は投資家であれば誰にでもあります。

周りの利益を羨むのではなく、自分も同じ場所に建てるように努力をすることが重要なのです。

噂で買って事実で売る

「噂で買って事実で売る」は、買うべき噂が流れたタイミングで株を購入し、事実として発表された時に売った方が良いという意味の格言です。

株式の相場は、噂によって先に動き出します。

つまり、事実がはっきりした段階では織り込み済みになっている可能性も高いのです。

そのため、「噂で買って事実で売る」という格言が生まれたのでしょう。

天井三日、底百日

目先の利益を得るために、小さな変化を狙っている投資家もいます。

「天井三日、底百日」は、目先の利益を得ようとしているとうまくいかない可能性が高いことを意味しています。

株式相場のサイクルがどうなっているのかを知ることができる格言です。

長期の投資をするのか、短期の投資をするのかによっても変わってきますが、この格言を覚えておけば手遅れになってしまう前に対処ができるでしょう。

売るべし、買うべし、休むべし

投資家の中には、1年を通して売買をしていないと気が済まないという方もいます。

しかし、ひたすら売買を続けているだけでは、大きな利益は得られません。

利益を得るためには「売るべし、買うべし、休むべし」という格言の通り、休むタイミングも必要になるのです。

1つの取引が終了したら、市場や相場を観察する時間を設けると良いでしょう。

押し目待ちの押し目なし

株価が下がったタイミングで株を購入しようと考える投資家はたくさんいます。

しかし、株式相場の勢いがある時はなかなか思った株価まで下がってくれません。

「押し目待ちの押し目なし」は思う通りになかなか動いてくれない相場の状態を表しているのです。

遠くのものは避けよ

株式市場には様々な企業の株がありますが、日常生活の中で利用していない企業よりも、身近な企業の株を購入した方が成功する可能性が高くなります。

「遠くのものは避けよ」は、

普段利用していなくて事業は何をやっているのか分からないような企業に手は出さない方が良いという格言です。

三割高下に向かえ

株式投資では、上がり切ったところで株を売りたいという考えを持っている人は多く、決して間違った考えではありません。

しかし上がり切ったところで売るような投資方法では、損失が大きくなる可能性があります。

損失をできるだけ小さくするために生まれた「三割高下に向かえ」という格言は、

利益を得るためには3割上がったら売り、3割下がったら買うことを勧めているのです。

高値覚え、安値覚え

「高値覚え、安値覚え」は、これまでの経験を意識して銘柄を決めるリスクが大きいことを意味しています。

かつての高値や安値を覚えていると、その株価に戻る可能性が期待できます。

様々な条件で変化する株価に、かつてと同じ利益は過信しない方が良いのです。

麦わら帽子は冬に買え

「麦わら帽子は冬に買え」という格言は、季節ごとで売上が大きく変わる企業の株は、オフシーズンに買っておいた方が良いことを意味しています。

冬に麦わら帽子を買う人はほとんどいないため、麦わら帽子を製造する企業の株は下がり、

夏になると株価が上がっていくので、先回り購入が重要なことを投資家に伝えようしている格言です。

傍目八目

「傍目八目」は、冷静に相手の動きを見据えることの重要性を伝えようとしている格言です。

冷静に株の動きを判断することで、先のことまで見通せるようになります。

見切り千両

保有している株が値下がりしてしまうと落ち込む方も多いでしょう。

また、株価が戻ることを信じて待っていても、下がり続けてしまい結局損切りする結果になってしまった方も多いのではないでしょうか?

「見切り千両」とは、保有する株が値下がりした時に、大きな損をしないために早めに売った方が良いという意味を持っています。

まとめ

今回ご紹介した格言は、投資の種類に関係なく、どれも投資をする際に頭に入れておきたいものばかりです。

現在すでに株式投資をしている方はもちろんですが、これから株式投資を始めようと考えている方も覚えておいて損はないでしょう。

株式投資で成功を収めるためにも、投資家が残してきた格言を活かしてみてください。

【投資の勉強法】株式投資を始めたい人必見!自分に合った勉強方法を見つけよう・永久保存版

投資には、様々な種類があり、特に知名度が高いものとして株式投資が挙げられます。
株式投資で大きな利益を得ているという方もいれば、これから株式投資を始めたいと考えている方もいるでしょう。

株式投資は、企業の株を購入することによって投資を行うため、FXや仮想通貨投資と比べると安心感が高いと考える方もいるのではないでしょうか?
しかし、正しい知識を身に付けていないと大きな損失を被ってしまう可能性はゼロではありません。

株式投資は難しいというイメージもありますが、どうすれば効率的に勉強することができるのでしょう?

今回は、

株式投資の勉強の必要性や、どのような勉強方法が効率的なのか

をご紹介していきます。これから株式投資を始めようと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

株式投資の勉強はしておいた方が良い理由

 

長期的に投資をするなら論理的な売買判断が必要だから

株式投資は、多くの場合長期的な投資を行うことになります。

これまでに投資の経験がない方の場合は、チャートの見方はもちろんですが、投資を成功させるためのポイントや失敗してしまう可能性がある投資の仕方についても知らないでしょう。

知識がなければ、株価の上下など目の前に見えることしか頼りにできず、感情的な投資になる可能性が高まります。

しかし、長期的な投資をしていくのであれば、感情的な投資ではなく理論的な判断による投資をする必要があります。

理論的な判断をするためには、株価の動きから今後どうなっていくのかを予想できるような知識も活用していかなくてはなりません。

大きな損失を被ってしまうリスクを減らし、長期的に株式投資を続けていきたいのであれば、しっかりと株式投資の勉強をしておくようにしましょう。

企業を見極めるために情報を読み取る力が必要だから

株式投資で成功するためには、成長する企業の株を購入できるかどうかが大きなポイントになります。

つまり、企業の成長性を見極めるための情報をキャッチできるかが重要になってくるのです。

成長する企業かどうかを見極めるためのポイントの1つに、過去の業績推移があります。

これまで順調に業績を伸ばしている企業であれば、これからも業績が伸びていく可能性が高いと言えるでしょう。

今後の成長性を見極めていくことによって、株式投資でも成功を収められる可能性が高くなります。

株式投資を始めるのであれば、様々な側面から見て情報を読み取る力も必要になってくるため、最低限の勉強は行っておいた方が良いでしょう。

株式投資のおすすめ勉強方法① 書籍を読む

基本とテクニックが学べる

投資初心者は、株式投資を成功させるための基本やテクニックも身に付いていないため、まずは基本やテクニックを学ぶために書籍を読むことをおすすめします。

株式投資の入門書も数多く出版されているため、書店に行けば関連する書籍も合わせて確認できるでしょう。

書籍を読むことで、株式投資経験者に会うことなく、投資家の考え方を知ることができます。

入門書であれば、基本とテクニックもしっかりと学べるため、投資初心者にはおすすめの勉強方法です。

入門書の中にも様々な種類があるため、いくつかの書籍を見比べて自分が読みやすいと感じるものを選ぶと良いでしょう。

難しい用語などを丁寧に説明している書籍もあるため、株式投資初心者でもしっかりと知識が身に付けられます。

書籍から学んだ知識を投資に生かせれば、株式投資初心者であっても成功への第一歩を踏み出せるでしょう。

成功者が書いた書籍を参考にしよう

株式投資に関する書籍はたくさん出版されているため、どれを選んだら良いか悩んでしまう方もいるでしょう。

そんな時には、実際に株式投資で成功した方が書いた書籍を手に取ってみてください。

成功者が書いた書籍には、真似できる投資方法なども書かれているケースが多いため、これからの長期的な投資にも役立ちます。

いくつかの書籍を読み比べれば、様々な投資方法を知ることにもつながります。

その中から自分に合う投資方法を見つけ、投資を行っていけば成功の可能性も高くなるでしょう。

ちなみにおすすめの投資の本に関しては下記のページにまとめてあります。

投資を独学!おすすめの本10選・初心者から上級者まで役立ちます。

また、活字が苦手な方は投資の漫画もありますので、下記のページを参考にしてください。

漫画で楽しく学ぼう!投資家もおすすめする投資漫画5選

株式投資のおすすめ勉強法② 経済系の番組や新聞を活用する

世の中の動きを知ることは大切

経済系の番組や新聞をチェックすることで、世の中の動きを詳しく知ることができます。

幅広い情報を提供している媒体なので、保有株が属する分野に偏った情報を収集することも防げるようになります。

偏った情報ではメリットを感じられる株式投資につなげにくくなる可能性も高いため、幅広い情報を網羅できる経済系の番組や新聞のチェックがおすすめです。

また、特定の分野に特化した情報を得られることもあるため、様々な側面から世の中の動きを確認しておくと、より高度な分析ができるようになります。

企業の動き方と株価を連動させてみる

経済系の番組や新聞をチェックする中で、株を保有している企業がどのような動きをしているのかを確認できます。

その動き方と株価を連動させてみると、これから上がっていくのか、下がってしまうのかを分析しやすくなります。

株価は、基本的に企業の動きに連動しているため、株価の上下は慣れていけば難しく感じることはほとんどありません。

企業の動きは社会情勢にも左右されてしまうため、経済系の番組や新聞から情報を得ることはとても役に立つと考えられます。

株式投資のおすすめ勉強法③ 実際に取引しながら覚える

実際に取引してリスク管理のやり方を学ぶ

書籍や経済新聞、経済番組で投資の知識を身に付けることはもちろんできますが、実際に取引することで違った学びも得られるでしょう。

特に、リスク管理に関しては実際に取引をしなければ分からない部分です。

書籍や経済新聞、経済番組から学んだ知識は実際の取引で役立てることが多いため、知識を身に付けてから投資を始めるという方法も間違っていません。

しかし、リアルなリスクに遭遇しなければ、リスク管理の重要性に気が付けません。

投資にはどのようなリスクがあるのかを把握するためにも、実際に投資をしながら必要なことを覚えていくと良いでしょう。

再現性を身に付けることが大切

実際に取引をしながら勉強する目的は他にもあります。

それは、再現性を身に付けることです。

再現性が高い場合は同じような相場になった時に、同じ取引方法を選べば利益につながる可能性も高まります。

再現性を身に付けるためには、これまでにどのような相場でどのような取引を行ったのか、どのくらいの利益を得られたのかが重要です。

再現性が高まっていけば、ストレスの少ない取引ができるようになり、どの程度の損益が発生するのかも予想しやすくなるでしょう。

また、投資をする際のリスクを軽減させるためにも、再現性を身に付けることは重要だと言えます。

例えば、利食いや損切りをする際の目標も設定しやすくなるのです。

まとめ

投資をこれから始めてみたいと思っているけれど、投資をするための知識をどうやって身に付けていけば良いのか分からない方は少なくないでしょう。

投資をするための知識を身に付けるためには、自分に合う勉強方法を知ることが重要なポイントになります。

投資に関する勉強方法として今回は、

 

書籍を読む

経済系の番組や新聞をチェックする

実際に取引しながら覚える

 

という3つの方法をご紹介しました。

この3つの勉強方法は、どれも株式投資の本質を知ることができる方法です。

それぞれの方法に魅力があるため、どれが合っているかを見極めていけば、株式投資の成功につながるでしょう。