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人間関係のストレスを心理学で解消する!成功するために必要な心理学

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「部下が思うように動いてくれない」「率先して仕事をやってほしい」そんな部下との人間関係にストレスを抱える上司が急増しています。

どうしたら「理想の部下」に育ってくれるのでしょうか?

また、私たちの悩みは人間関係だけではありません。私たちの悩みや人間関係のストレスを解消するための解決方法として心理学を知ることが有効です。

そこで今回の記事では、

✔︎ 理想の部下を育てる方法
✔︎ 人間関係のストレスを解消するために有効な心理学
✔︎ 心理学的アプローチでビジネスを成功するための方法

を紹介します。心理学を知らないビジネスパーソンは、いつまでも現状維持ですが、心理学を知るビジネスパーソンは成果を出し続けていますので、これからお伝えする内容を参考にしてください。

人間関係のストレスを心理学で解消する

なぜ相手とわかりあえない?

会社やビジネスシーンなどで、「上司とそりが合わない」「部下の気持ちがわからない」「取引先の担当者と相性がわるい」なぜ、相手とわかりあえないのでしょうか?その原因は「人間の自己中心的な性格」が関係しています。これを心理学では「選択的知覚」「選択的記憶」といいます。

選択的知覚

選択的知覚とは、自分に都合よく物事を認識することです。

選択的記憶

選択的記憶とは、自分に都合よく物事を記憶していることです。書類の提出の際、早く受け取りたい側は「早く納期してくるもの」と思います。しかし、書類作成が大変と思っている側は、「遅い納期でも構わない」と思います。両者は「自分に都合よく」物事を解釈しているのです。このコミュニケーションギャップを防ぐには、普段からマメな連絡を取り合う必要があります。

なぜ正当に評価されない?

「仕事をがんばっているのに評価が低い」と不満を抱えている人がいます。つい、人事担当の力量不足?見る目がないのでは?ちゃんと見ていない?と疑ってしまいます。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?そこには「ポジティブ・イリュージョン」という心理が働いていました。

ポジティブ・イリュージョン

ポジティブ・イリュージョンとは、「自分を過大評価する心理」のことです。これは心理学者ダニングが提唱したものです。運動能力の認知の実験において「自分は平均より上」とみなす人が60%、「自分は平均より下」とみなす人がわずか6%しかいませんでした。このように人間は「自分は平均より上」という心理傾向を持つ習性があります。多くの人が報われないのは、こういったメカニズムにあったのです。

なぜビジネスで業績が上がらないか?

「業績が上がらない」と嘆いている経営者は多いです。効率化を図り、各部署では目標をクリアしているのにも関わらず「業績が上がらない」のです。実は、ここにもある心理が働いていました。それが「天井効果」と呼ばれるものです。

天井効果

天井効果とは、「数字の伸びが頭打ちになる」ことです。次年度の数値を設定する時、高く設定することはありません。なぜなら、高く設定してしまうと次年度に苦しむことが予想されるからです。目標達成を目前にしたら、セーブしようとする心理が働くのです。このように、業績が上がらないのは、「先を見越して力を抑制する」という、人間の心理にあったのです。

出世しやすい人物とは?

出世に必要不可欠な「人物評価」は、いったいどのようにして行なわれるのでしょうか?これを心理学では「対人認知」といいます。

対人認知

対人認知とは、人に対する印象を持ったり、人のことを評価したりすることです。そして私たちは、仕事ができるかどうかの「知的能力面」と人間関係がうまくできるかどうかの「人間関係面」の2種類を基準に対人認知を行なっているといいます。

人が人物評価する時、仕事能力だけを見て評価しているのではありません。そこには「感じの良い人物かどうか」も含まれているのです。「仕事能力」「人間関係能力」この2種類を混同して評価してしまうと、正当な評価ができなくなります。もし、あなたが上司で人事担当であれば、この2種類を一度、切り離してから評価することをおすすめします。

“心配性部下”に心配しない

「これ確認してもらえますか?」「この場合、どう対処したらいいですか?」ちょっとしたことでも、聞きにくる“心配性部下”がいます。仕事はできるのに、なぜか自信が持てません。つい「もっとポジティブになれ!」と言いそうになりますが、それは賢明ではありません。実は“心配性”だから仕事ができるのです。これを心理学では、「防衛的悲観主義」といいます。

防衛的悲観主義

防衛的悲観主義とは、心理学者ノレムとキャンターが提唱したもので、実際は成果を出しているのに、次はうまくいかないかもしれないと、悲観的になるタイプのことです。

しかしビジネスの現場では、この「悲観的タイプ」の方が、仕事ができるのです。最悪の事態を想定して、あらゆる手段を考えていたり、失敗しないように情報収集を積極的に行なったりします。結果的に仕事で成果を出すのです。

“カンチガイ部下”を分析する

「今やるところでした」「それはわかっています」近年“カンチガイ部下”が急増していると言います。「実力不足なのに自分を売り込む」「仕事でミスが多いのに平然としている」ある意味ポジティブ過ぎる部下のことです。このカンチガイ部下を心理学では「ダニング・クルーガー効果」と呼びます。

ダニング・クルーガー効果

ダニング・クルーガー効果とは、心理学者ダニングとクルーガーが提唱したもので、「能力が低い人ほど、自分の能力の低さに気づかない」というものです。ダニングとクルーガーの実験によると、テストの成績が悪い生徒ほど、自分の成績を高く見積もったり、自分の能力は平均以上と思ったりする傾向が見られたそうです。つまり、人は無意識に自己を過大評価してしまう習性があるのです。カンチガイ部下へは、現実に気づかせる必要があるのです。

人を動かす原動力

「自分磨きをすれば、仕事ができるようなる」「英語の勉強をすれば仕事に活かせる」しかし、頭ではわかっていても、なぜか行動できません。一方でバリバリ仕事をこなし、自分磨きに余念のない人もいます。彼らの違いは一体どこにあるのでしょうか?そこには、心理的要因が深く関係していました。特にビジネスで成功できる心理的要因とは、「自己効力感」です。

自己効力感

自己効力感とは、心理学者バンデューラが唱えたもので、「自分はできる」という期待のことです。人は何か課題に直面した時、「こうすればうまくいく」という期待を持ちます。「自分はその行動を取ることができる」と思えることが、自己効力感です。これは「自信」とも言い換えられます。

「わかっていても行動できない」のは自分はできるという期待を持っても、その後実行に移せないことが原因です。期待した後に「できる」と思えることが成功に導くのです。

自己効力感の高め方

ではどうしたら、この自己効力感を高めることができるのでしょうか?自己効力感を高めるには、対極にある「無力感を取り除く」ことが必要になってきます。その方法は4つあります。

(1)成功経験を与える

「成功経験を与える」とは、自分にとって少しハードルの高い課題を、努力してクリアすることです。この小さな成功体験が自己効力感を高めるのです。

(2)代理経験を与える

「代理経験を与える」とは、誰かの成功体験をモデリングすることです。同じ境遇の成功者をモデルにすることで「自分にもできる」という自信が持てます。

(3)説得する

「説得する」とは、「やればできる」と自分を鼓舞することです。自分自身をマインドコントロールすることでできそうな気になってくるのです。

(4)感情をコントロールする

「感情をコントロール」するとは、自己効力感は、ネガティブな感情によって低下してしまいます。ストレスと感情をコントロールすることで、自己効力感の低下を防ぎます。

ビジネスで成功するための心理学

ビジネスで「成功したい」「目標達成したい」毎日努力するものの、なかなか簡単には成果が出ません。どうしたら実際に成果を出せるようになるのでしょうか。以下に、成功を心理学から検討してみます。

できる人の心理とは?

仕事ができる人と仕事ができない人には、モチベーションの違いが歴然です。なぜこんなにも違いが出るのでしょうか?そこには、「比較のしかた」が関係していました。できる人というのは、「上方比較」するのに対してできない人というのは、「下方比較」します。

上方比較

上方比較とは、自分より優れた人と比較をすることです。名経営者と比べて「自分はまだまだ」と思ったり、世界のトップリーダーを見て「もっとがんばるぞ」と意識したりと、自分よりレベルの高い人と比べます。

下方比較

下方比較とは、自分より劣る人と比較することです。仕事ができない人と比べて「自分の方ができる」と思ったり、末端社員を見て「自分の方が上だ」と思ったりと、自分よりレベルの低い人と比べます。

前者は向上心が芽生え、成長するのに対して、後者は今に満足してしまい、成長しません。仕事ができる人は常に「上」を見ているので、モチベーションが常に上向きなのです。

やる気の心理とは?

やる気を出す方法として、「アメとムチ」が有効だと思っている人は多いです。「ボーナスがもらえればやる気が出る」「昇給すればやる気が出る」と、何か報酬があればやる気が出ると思っているのです。これを心理学では、「X理論」と呼びます。

X理論

X理論とは、心理学者マクレガーが唱えたもので、「マズローの欲求説」に基づいて理論立てています。

人間は生来の怠け者で、アメとムチによって「強制しなければ働かない」という考えです。しかし、ここに大きな落とし穴がありました。人間には自律や責任を求める感情があり、管理され、強制されるだけでは、モチベーションは上がらないのです。自分にある程度の権限があり、任されることでモチベーションが上がるのです。最低限の生活が保障されている現代では、アメとムチのマネジメントでは効果がないのです。

モチベーションアップに効果のある理論

では、どういったマネジメントがモチベーションアップに繋がるのでしょうか?それが「Y理論」です。

Y理論

Y理論とは、同じく心理学者マクレガーが唱えたもので、人間には率先して自律しながら働く性質があるというものです。これは、マズローの欲求説の上位にあたる「承認と自尊の欲求」「自己実現の欲求」を満たす考え方です。

人は報酬を与えられたり、強制されたりしても、モチベーションが上がりません。仕事を任され、何かを成し遂げた時、「承認と自尊の欲求」「自己実現の欲求」が満たされ、「もっと成長しよう」「もっと頑張ろう」と思えます。人の成長欲求を重視することで、自然とモチベーションが上がるのです。

人間関係のストレスを心理学で解消するまとめ

「経済は感情で動く」といいます。マクロである経済全体が感情で動くとしたら、ミクロであるビジネスも感情で動くことに他なりません。

これを踏まえると、「感情を知る」ということは、人間関係のストレスを解消する他にも、成功するための強力な武器になるということです。扱いにくい部下というのは、「仕事ができない部下」「コミュ障の部下」のことではありません。それは紛れもなく、自分の「弱み」が顕在化して目の前に表れているのです。

「自分の弱み」とは、自分が過去に逃げ回ってきたことや苦手と感じることです。そんな自分のウィークポイントを部下が演じてくれているのです。まずはこれを受容し、どう解決していくかを考えます。すると自然と人間関係のストレスは解消していくでしょう。

また、ビジネスで成功するには、人を行動させる心理学が有効だということです。やる気を出したり、モチベーションを上げたりするには、人間の心理を知ることから始まります。やる気もモチベーションも単発では意味がありません。継続することで結果が得られます。この「無理なく」というのが重要なポイントになるのです。

ビジネスで成功するには、不屈の精神で努力したり、耐え忍んだりするイメージがあります。しかし、実際は努力はいらないのです。必要なのは“習慣”です。どんなことでも習慣になってくると、意志の力や努力は必要としません。能力開発にしても健康づくりにしても、習慣化させることで、無理なく自然と継続できるのです。

成功者は皆、習慣化させることで偉業を達成しています。感情の学問、心理学を学ぶことで、ビジネス戦争に打ち勝つことができるのです。

ここまでビジネスシーンなどでの活用できる心理学や、人間関係のストレスを心理学で解消することについて書いてきました。「人間関係」というのは人生における悩み多き課題のひとつです。人が行き着く8つの分野の悩みを解消していけば、人生は謳歌することができます。いまや人生100年時代と言われるなか、私が書き下ろした52ページのPDF冊子『100年先も通用するお金の稼ぎ方』を期間限定で無料公開しています。読んでみたい方はこちらからご覧ください。
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