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織田信長の名言に学ぶ、戦国時代を生き抜く2つのマネー術④

織田信長の名言に学ぶ、戦国時代を生き抜く2つのマネー術④

【はじめに】
織田信長。
戦国の乱世に現れた天才武将であり、またの名を第六天魔王。
彼は戦国時代の常識を打ち破り、新たな世界を創造しようとしました。
そんな彼はいくつもの言葉を世に残していきました。その中には現在でも生かせる言葉が多数存在しています。
「絶対は絶対にない」
この言葉は、以前紹介した「戦に勝てるかどうかと兵力は必ずしも比例しない。比例するかそうでないかは戦術、つまり自身にかかっているのだ」と同様に出典がはっきりしていません。ですが、信長の名言として広く知られています。
この言葉には信長の常識を打ち破ろうとする思いと自戒の念の2つの思いが見えてきます。
それは「一見、絶対に不可能に思えることでも必ず糸口はある」という強い意志と「絶対に大丈夫ということは絶対にない」とする自分自身への戒めです。
この2つの考えに共通しているのは、何事に対しても「絶対」という思い込みを持って臨んでしまうと、柔軟な発想ができずに自分自身を苦しめてしまう結果を招くという点です。
信長は人生において「絶対は絶対にない」の言葉通りに行動したと思われる場面が多々あり、それを垣間見ればマネー術に生かすことも可能です。

【絶対などなかった信長の人生】
「絶対」を「絶対」に信じていなかった織田信長。
戦国時代の常識という絶対に対しては特にそうだったようです。
そんな信長は家督を継いでしばらくすると、領地から収入を得られるようになります。
通常ならこの収入は領地内の城主や豪族に分け与えられます。
なぜなら、戦になった時にそこから兵力となる百姓を確保するのが戦国の常識だったからです。
しかし、信長はそうはしません。
得られた収入で牢人や闇商人、村を追われた者など素性の知れない流れ者たちを兵として雇ったのです。
ですが、まともな生活を送れていない者たちばかりですから、1人の兵としては貧弱です。それでも信長が雇い入れたのは、彼らが百姓とは違い戦に専念し続けられるからです。これにより戦闘に特化した傭兵集団を作り上げ、「兵農分離」を実現してみせるのです。
また、絶対を信用しないという点では「桶狭間の戦い」もそうです。
25000とも50000とも言われている今川勢に対して織田勢はその10分の1程度だったと言われています。
この戦況なら籠城するのが当時の定石ですが、ここでも信長は常識には囚われません。
定石とは逆に城から打って出て見事勝利を収めています。
これらの話から伝わってくるのは、信長が常識を絶対視することなく、常に可能性を探り考え抜いていた人間であるということです。
そして、最期の時を迎える「本能寺の変」においても明智光秀の謀反に対して「是非に及ばず」の言葉を残した話があるのも「絶対は絶対にない」の考えを持っているが故ではないでしょうか。
戦国時代に絶対に裏切らないと言い切れる部下などいなかったはずです。だからこそ、最期の時にも信長は謀反に対する理解を示したのでしょう。
とはいっても、絶対を無視した行動をするためには部下からの信用が必要不可欠です。
そうでなければ、桶狭間の戦いをはじめとした常識破りの戦術をとった数々の戦で勝利を収めるのは不可能に近いものです。
そして、この信用を得るにも絶対を疑う必要があります。

【マネー術①信用されていると思うな!】
「自分には信用がある」
「わたしは信頼されている」
それは本当ですか?
そのように思い込んでいるだけではないですか?
現実には、自分では「わたしには信用がある」と思い込んでいても実際にはそれほどの信用がない場合も多々あり、人間はなかなかその事実に気づくことができません。

なぜなら、人間には自分にとって都合のいい証拠ばかりを集めて、その思い込みをさらに強めてしまう傾向があるからです。
このような傾向を認知心理学や社会心理学では「確証バイアス」と呼び、「人間には、思い込みや仮説を検証するとき、それを支持するような証拠ばかりに注目して、それを反証するような証拠は無視したり、信じようとしない傾向があること」を差します。

桶狭間の戦いにおいて、信長に籠城を進言した家臣たちは、まさに確証バイアスにかかって戦況を見ていたといえます。当時の常識など籠城するのに都合のいい事実を集め意見していたのでしょう。
また、兵農分離に懐疑的な意見を持っていた者たちに対しても同じようなことが言えます。

そして、この確証バイアスは、イギリスの認知心理学者ペーター・カスカート・ウェイソンによって考案された「ウェイソン選択課題」でその存在が証明されています。
実際の「ウェイソン選択課題」は、次のようなものです。

まずはルールを決めます。
ルールは「カードの表が母音(A、E、I、O、U)なら裏は必ず偶数」というものにしましょう。
そして、「E」「K」「6」「9」という4枚のカードがあります。

さて、ここで問題です。
さきほどのルールが正しいかどうかを調べるためには、どのカードとどのカードをめくって確かめればいいでしょうか?
ここで、多くの人は「E」と「6」を選びます。

しかし、正解は「E」と「9」です。
論理的に考えれば、ルールは「表が母音なら裏は偶数」であって「裏が偶数なら表は母音」ではないのですから、「6」はめくる必要はありません。
ルールが正しいかどうかを調べるためには、「E」の裏側が偶数であるかどうかと、「9」の表側が母音ではないかを確認する必要があるのです。
しかし、多くの人は確証バイアスにはまって、「表が母音なら裏は偶数」というルール、すなわち仮説を支持するような証拠を集めようとし、「E」と「6」を選んでしまいがちなのです。

もし、信長がこの課題を受けていたなら正解を導き出していたはずです。
なぜなら、批判的に考える、つまりクリティカル・シンキングの癖を信長が持っていたといえるからです。それは常識を打ち破る行動から読み取れます。

要するに、常に自明性を疑う行動をとっていたということです。
しかし、多くの場合、人間は確証バイアスのようなことが生じている状態にすら気づいていません。
ですから、当然のことながらこのようなバイアスによって起こる自らの判断や思い込みの歪みにも気づいていません。
結果として、本当は信用がないのにも関わらず、信用があるという思い込みを持ち、その思い込みをさらに強くしてしまう事態に至るわけです。
金融機関からの融資を受ける際に、このようなことが起こらないようになっているのはお分かりなはずです。
金融機関は、あなたの職業や年収など客観的に信用できる事実に対して融資をしているのです。ですから、自分自身の人柄が信用されていると過度に思わないでください。
そう思い込んでしまうと、確証バイアスにかかってしまい、大きな判断ミスを招きかねません。

【マネー術②信用を築き上げろ!】
そもそも、信用とは何なのでしょうか?
辞書で「信用」という言葉を引いてみると、いくつかの意味が載っていますが、その中にひとつに「それまでの行為や業績から、信頼できると判断あるいは評価されること」というものがあります。

そうなると「信頼」とは何なのかとなってくるはずです。
これもいくつかの意味がありますが、一つが挙げるとするなら「信用して任せること」という記述があります。

これらから考えると、「信用」とは過去の実績に対するものであるのに対し、「信頼」とは未来に向かってのもの、という解釈ができます。
つまり、「信用」を作っていけば「信頼」してもらえるし、「信頼」してもらうために「信用」を作っていく、ということです。

では「信用」を作るためにはどうすればよいのでしょうか。

2018年に亡くなった社会心理学者で文化功労者にも選ばれた山岸俊男は、人間関係において日本人が考える「信頼」とは、「安心」という言葉によって定義されるべきものであり、本来の「信頼」とは異なるものであるという内容のことを述べています。

これは「日本人」という気質がもたらすものではなく、過去の日本における社会的構造がもたらしたものと山岸は考えていました。
これまでの日本社会では、限られた相手との継続的な利害関係を結ぶことが多く、そのような関係において相手を裏切ることは「村八分」のような状況をまねき、自身の利益を損なうことにもなりかねませんでした。

そのため、相手の「裏切り」を心配する必要は少なかったのです。
これが山岸のいう「安心」です。

これに対して、どちらかといえば不特定多数の相手と一時的な利害関係を結ぶことが多く、「裏切り」の可能性を考慮しなければならないような社会的不確実性の高い状況のなかでも、あえて相手を信用するというのが「信頼」ということになります。
この信頼を選んだのが信長です。

兵農分離によって戦闘に特化する傭兵集団と利害関係を結んだというのが、まさにそれを示しています。
お金で兵力を買った形にはなっていますが、これによって戦で武功を上げることが互いの信用を築き上げるのにつながるのです。

そして、現在の日本社会は、グローバル化が進み、かつてのように限られた相手とだけ継続的な関係を結んでいればいいという時代は終わりました。
そのような中で「安心」だけを求めていても、うまく立ち行かない世の中になってきています。
「やみくもに誰でも信頼するべきだ」ということではありません。
社会的不確実性の高い社会では、相手が信頼できるかどうかを見極めるための能力が重要になってきます。

このような能力は「社会的知性」と呼ばれます。
現在のようなグローバル化が進んだ市場では、優れた社会的知性を持ち、相手を信頼することのできる人間が最も大きな利益を得ることができるのです。
したがって、社会的知性を身につけて、それによって見極めた相手との信用関係を作っていくことが、自らの信用を高めていくことにもつながります。

 

今回話したマネー術については杉田卓哉著「信長から僕が学んだ勝つために一番大切なこと」で分かりやすく学ぶことができます。

http://sugitaya.net/70s4povy/

織田信長の名言に学ぶ、戦国時代を生き抜く2つのマネー術③

戦に勝てるかどうかと兵力は必ずしも比例しない。

「戦に勝てるかどうかと兵力は必ずしも比例しない。比例するかそうでないかは戦術、つまり自身にかかっているのだ」
この言葉の出典は明確ではありませんが、信長の発言として知る人ぞ知る名言となっています。

意味合いとしては「戦においては兵力の大小よりも、兵力を生かすための戦術の方が大事である」といったように解釈ができます。

「比叡山の焼き討ち」や「髑髏の盃」の記録が残っているほど苛烈な所業で力を誇示したかのように見える信長。

しかし、戦においてはただ力に頼るのではなく、抜け目なく戦術を磨いていました。「長篠の戦い」での鉄砲の使用からも分かるように当時の

最新兵器をいち早く取り入れたり、集団戦に優れた長槍部隊を編成したりしていることがそれを示しています。

そして、これまで紹介してきた信長の言葉の中でも一番実践的な言葉になっているのではないかと思います。
なぜそうかというと、「戦」を「ビジネス」、「兵力」を「お金」または「財力」と置き換えると見えてきませんか。

つまりこうなります。「ビジネスの勝率とお金は必ずしも比例しない。比例するかそうでないかは戦術、つまり自身にかかっているのだ」
ビジネスにも通ずる信長の戦。ここからはより具体的な考察を行っていきましょう。

【奇襲ではなかった!?桶狭間の戦い】

「桶狭間の戦い」

この言葉を象徴するのに現代でも良く引き合いに出されるもの有名な「桶狭間の戦い」があります。

時は1560年。信長の領地尾張を攻めるべく今川義元は25000名もの兵を率いて向かいます。一方、迎え撃つ織田信長の兵はわずか5000名、その

兵力の差は5倍。兵の数には多少誇張が入っているかもしれませんが、大きな兵力差のある戦いに信長が臨まなければならなかったのは事実のようです。

では、なぜ信長はそのような状況の中で今川義元を迎え討ち、大逆転を収めることができたのでしょうか。

相手となる今川義元は当時絶大な権力を持つ大名。駿河、遠江(とおとうみ)、三河、尾張の東部を支配し、今で言えば愛知から静岡までの領地を持つ「100万石の大大名」と言えば権力の大きさがお分かりになるはずです。

それから、東は北条氏、北は武田氏と同盟を結んでいたので、その地位が脅かされるなど考えられないことでした。

当時、今川義元は45歳、戦の経験も豊富で脂が乗りきっている絶頂期といっても過言ではない年齢です。対して織田信長は若干27歳、尾張の5分の2程度を領有する17万石の大名。今川義元にとっては信長など子犬のような弱小者にしか映らなかったはずです。

案の定、織田軍は苦戦を強いられます。

次々と織田勢の砦や城は陥落、重臣の織田秀敏や佐久間盛重が戦死。待機していた信長は清州城を飛び出し自ら兵を率いて奮戦するも今川勢の勢いは衰えず、もはやこれまでかと思われた戦の3日目。

昼過ぎに突然の豪雨で視界不良となった戦場、織田信長は残った2000名の兵を率いてなんと今川義元率いる本隊を強襲したのです。

今川軍本体の一部といえど数は6000名でそれでも兵力の差は3倍もあったのですが、士気・戦闘能力の高い織田勢の奇襲に今川勢は混乱。

徐々に陣営は崩れていき、ついに今川義元は討ち取られ首は信長の手にするところとなったのです。これが世間によく知られている「桶狭間の戦い」となります。

しかし別の見方では、信長は各地に人をやり綿密な情報収集をしたおかげで地の利にも以前から通じ、今川軍の動きは随時把握していたと言われています。
その上で精鋭を集めどんな劣勢にあっても「一発逆転」「突破口」を見逃すことなく虎視眈々とチャンスを伺っていたわけです。

織田信長は「天才で短絡的な性格」と見られがちですが、実は大変な合理主義者として刻々と変わる状況を冷静に受け止め次々と的確な対応をしていたのです。

この時、もし負ければもちろん死あるのみ、遅かれ早かれ今川義元が尾張を攻撃してくることは予想がついていたものと思われます。

ですから、今回取り上げた言葉からも見られるように兵力数にとらわれない柔軟な考え方により歴史的な大勝利を収めることができたのです。

 

【マネー術①行動しなければ何も起こらない!】

「マネー術を身につけたい、お金を増やしたい!」

「お金を怖がったり、お金に使われるのではなく、お金を使いこなせるようになりたい!」

そんなふうに頭の中で考えているだけで、マネー術の達人になれるのでしょうか?

心の中で一生懸命願ったり祈ったりしていれば、お金が増えたり、お金を使いこなせるようになるのでしょうか?どんな立派な夢を持っていても、それに向かって行動を起こさなければ、ただの絵に描いた餅になってしまいます。

マネー術を身につけ、お金を使いこなせるようになるためには、やはり「行動」を起こさなければ始まりません。

今回取り上げている言葉は何かしらの行動をしなければ死が待っている戦国時代の言葉です。ですから、行動ありきの言葉ともとれます。

しかし、便利になりすぎた現代の世の中では行動を起こさなくともそれなりの生活が送れます。そして、そんな世の中で行動を起こすには強い意志が必要となります。

「人 城を頼らば 城 人を捨てん」

それを見越したかのように信長は、こんな言葉も残しています。

「人 城を頼らば 城 人を捨てん」

この言葉は、「城を頼りきり外への目をつぶるようでは、いずれその城がその者を滅ぼすだろう」という意味になります。

戦国時代において城は当主にとって何よりも大事なものという考えがありました。何を失くしても城さえあれば自分を(自分の領地を)守ることができるという考えが主流だったのです。

しかし信長は、桶狭間の戦いで「籠城した方が良い」という意見が大半だった中、あっさりと城を後にして今川義元を討ち取るまでになります。

つまりは、籠城という「行動しない」に近い選択よりも、攻め込むという「積極的な行動」を選んだといえます。

日常的なことで例えるなら、「貯金」です。

「お金を貯めなければ・・」

という思いにかられ日常生活に少しの潤いも与えず、大した行動もしないまま貯金だけする生活を送ることが本当に幸せといえますか?お金が動かないと経済が回らないとも言われます。

ですから、貯金に回せるお金があるなら、それを株式や不動産などの投資に使ってみてください。それが一つの行動になります。

「では実際に行動を起こすにはどうしたらいいのか」

そのような疑問が浮かぶはずです。

「行動活性化療法」

一つの事例として、うつ病の治療法として「行動活性化療法」と呼ばれるものがあります。

この療法では、うつ気分が「回復するのを待つ」のではなく、まず本来の目的(たとえば仕事に復帰するなど)に向かって、「今できる」行動を起こしていくことが重要視されます。

要するに、やる気が出てくるのを待って行動を起こすのではなく、先に行動を起こし「行動をすることによって気分が上がってくる、さらにやる気が出てくる」ということを目指すわけです。

その効果を示したのがイギリスのエクセター大学で行われた研究で「この療法によるうつ病の治療には、日本でもよく行われている認知行動療法と同程度の効果がある」とされています。

また、やる気になるのを待つより、先に行動を起こすことの大切さは、脳科学的にも裏付けられています。

脳の大脳基底核にある「淡蒼球」と呼ばれる部位の活動が活発になると、意欲的な状態、つまりやる気のある状態になることが分かっています。

ところが、この「淡蒼球」は脳の働きによって直接的に活性化されるのではなく、身体の動きが伝えられた結果として活発に活動するらしいことが明らかになってきたのです。

これらのことから言えるのは、人は「やる気があるから行動する」というよりも、「行動するからやる気が出てくる」といった方が正しいかもしれないということです。

ですから、目標や夢のためにあれこれ思案するばかりするよりも、行動する方がやる気も出てその目標や夢の実現につながります。

【マネー術②やみくもに行動するな!】

「行動分析学」

ただ、行動を起こすといっても、いきなり本格的な行動(例えば、いきなり投資会社や不動産会社と契約するような)を起こせばいいというものでもありません。

ところで、みなさんは「行動分析学」と呼ばれる心理学の学派はご存知ですか。行動分析学では、下等動物の行動から人間の高度な言語行動(認知や思考)に至るまで、ありとあらゆる「行動」が研究対象とされています。

この行動分析学の中に「シェイピング(行動形成)」という方法論があります。別名「漸次的接近法」とも呼ばれ、一気に目標とする行動ができるようになることを目指すのではなく、

スモールステップで、今できることから少しずつ成功体験や知識を積み重ねながら歩みを進めていった方が、目標とする行動を身につけやすいとされています。

これをマネー術に置き換えてみると、いきなり投資会社や不動産会社と契約するのではなく、まずは投資について本やネットのサイトを読んだり、

セミナーへ行ったりして勉強し、戦略を練ることが大切だということです。

戦略を練るにあたっては、人間の心理的な特性について知っておく必要があります。

「満足化の原理」

かつて伝統的な経済学では、「人間は自らの利益を最大化するため、常に合理的な行動を選択する生き物であると」考えられていました。

しかし、経済学に心理学の知見を取り入れた行動経済学という比較的新しい学問分野の研究によれば、そのような人間像は決して正しいとは言えないことが分かってきたのです。

1978年にノーベル経済学賞を受賞したアメリカの認知心理学者で経営学者でもあるハーバート・サイモンは「人間は、ある程度目的を達成できるような水準の選択肢があればそれを選択し、

そこで満足してしまって、さらに利益を最大化するような選択肢を探すようなことはしない」と言っています。

このような人間の傾向は「満足化の原理」と呼ばれています。

「プロスペクト理論」

それに加えて、アメリカの心理学者でダニエル・カーネマン(2002年ノーベル経済学賞受賞)とイスラエルの心理学者エイモス・トヴェルスキーが提唱した「プロスペクト理論」では、

客観的に低い確率で起こることは実際よりも過大評価され、

逆に客観的に高い確率で起こることは実際よりも過小評価されること

なども指摘されています。

例えば、宝くじで一等に当選する確率や、飛行機事故などめったに起きない事故に遭う確率は実際よりも高く感じられるのに、生活習慣病にかかる確率や、車で事故を起こす確率などは実際よりも低く見積もられてしまうということです。

これら以外にも人間の傾向は、多く存在しています。

そして、このような傾向について知っているのと、知っていないのとでは大きな違いがあります。ある程度の兵力に満足するのではなく、しっかりと戦略を練って行動することで理想の実現が可能となるのです。

それを示してくれているのが「戦に勝てるかどうかと兵力は必ずしも比例しない。比例するかそうでないかは戦術、つまり自身にかかっているのだ」なのです。

 

今回話したマネー術については杉田卓哉著「信長から僕が学んだ勝つために一番大切なこと」で分かりやすく学ぶことができます。

http://sugitaya.net/70s4povy/

織田信長の名言に学ぶ、戦国時代を生き抜く2つのマネー術②

そんな彼はいくつもの言葉を世に残していきました。その中には現在でも生かせる言葉が多数存在しています。

「天下布武」

この言葉は信長が天下を統べるべく掲げた四文字です。このように書くと戦の旗印として使用されたイメージを抱く人もいるかもしれません。

しかし、そうではありません。この四文字は印章の印文として使用されていました。印章とは、ハンコのことで、印文はそのハンコに刻まれた文字や記号になります。

つまり、天下布武は公的文書に押された、信長の意思を示した言葉といえます。しかし天下布武という言葉には未だに大きな誤解があり、その真意も正確には流布していないのが現状です。

しかし、その真意には現代を生き抜くために学ぶべきことが多く含まれています。
では天下布武の真意は何なのか?

それをひもとき、現在のマネー術に生かすとしましょう。

【天下布武とは】

「天下布武」という言葉が、織田信長が自分の印章に活用したものというのは先程紹介した通りです。この言葉は「世の中を武力をもって治める」という意味だと思われがちです。

しかし、正しくは武力という意味で使われてはいません。「武」には、元々「戦いを止める」という意味合いがあります。

漢字を分解すると「矛」と「止」となります。「止」の字以外の部分が「矛」を示します。矛は、戦の際に使われていた武器で、転じて戦いを意味します。

そこから、「矛を止める」ものが「武」です。その意味が込められているのか、「武」の部首は「止(とめる・とめるへん)」です。

また、「武」は「七徳の武」を意味しており中国の古典「春秋左氏伝」では「7つの武の目的を備えた人物こそ天下を治める資格がある」と書かれています。

①暴を禁じる(暴力の禁止)

②戦を止める

③大を保つ(大国を維持する)

④功を定める(功績を達成する)

⑤民を安じる(国民を安心させる)

⑥衆を和す(大衆が仲良くできるようにする)

⑦財を豊かにする(経済的な豊かさを実現する)

これらが7つの武の目的であり、転じて「天下布武」とは「天下に七徳の武を布く」となります。つまり自らを魔王と名乗った織田信長が「天下泰平の世の中を実現させる決意」を示したものです。

この言葉は、織田信長の名付け親である沢彦和尚が贈ったもので、信長は「自分自身の理想に合う言葉だ」と喜んでいたと「政秀寺古記」に記載されていたほどです。

【織田信長的マネー術①私利私欲に溺れるな!】

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という言葉を一度は耳にしたことはないですか。

この言葉の意味するところとしては、それぞれが自分だけのことを考えるのではなく、他の人のことまで考える必要があるといったところです。

もし、自分のことだけを考えて他の人が困っているのに助けてあげない人は、仕事の場や友人からも信頼してもらえません。

これは会社経営者でもいえることです。もし、会社の顔である社長が会社のことを考えず、自分の私利私欲のことばかり考えているとどうでしょう。

従業員のことを考えない社長のために働こうという気持ちが芽生えるとは到底思えません。そうなると生産性が落ちて会社がもうからなくなります。

その結果、社長はまともな給料を受け取ることができなくなり、会社のお金を使うような事態を招きかねません。

では、人間ではなく動物ならどうでしょう?

動物の中には血縁関係にない他の個体に対して、利他的な振る舞いをする種類もあります。

このような振る舞いは互恵的利他行動と呼ばれるもので、他の個体に対して親切にすることによって、その個体から利益(見返り)を得ることを目的にした行動です。

たがって、直接の利害関係がない相手に対しては、利他的な振る舞いがなされることはありません。

しかし、人間の場合はそうではありません。

直接的な利害関係がなく、利益(見返り)が期待できないような状況であっても、他の人に対して親切に振る舞うというのは、よく見られることです。

これは人間の場合、その場面を見ていた第三者からの評価が高まり、人物としての評判も良くなって、結局は自分も他の人から親切にしてもらえる、という社会的な仕組みが背景としてあるためと考えられます。

このような関係性といえば、なにか思いつく言葉はありませんか?

情けは人のためにならず

そう「情けは人のためならず」ですね。

この言葉は、人のためを思って親切に接すれば、その親切は相手のためになるだけではなく、まわりまわって結局は自分自身にとってよい報いとなって帰ってくる、ということを表しています。

このような「情けは人のためならず」という関係性は、社会心理学で「間接互恵性」と呼ばれており、人間の利他的行動の基盤になっていると想定されています。

ですから、自分を最優先してしまうと周りの協力を得ることができなくなってしまい、最終的には自分が苦しむ結果を生んでしまいます。

なにも「聖人君子になれ」といっているわけではありません。しかし他の人のためになることを少しでも行って、いざとなったときに助けてくれる人がいる人間関係を作るのは重要です。

「周りのことを考えて行動している」ということを証明すれば、多くの人に信頼してもらうことができ、ビジネスや人間系を良好に進めることが可能です。

【織田信長的マネー術②徳は返ってくる】

コンパッションの能力も同時にたかめる

上記で私利私欲に溺れないように話をしましたが、「人のため」ばかり考えていられないのも人間の性。これは決して「悪」というわけではありません。

「自分を大事にする」「自分のために何かをする」というのも、とても大切なことです。

今、ちょっとしたブームになっているマインドフルネスはご存知ですか。これに関しては、脳科学や臨床心理学などの分野でさまざまな研究が行われています。

そのような研究の結果、マインドフルネスを単体で行うよりも「コンパッション」の能力も同時に高めていった方が、より大きな効果を期待できることがわかってきています。

「コンパッション」とは、わかりやすくいえば「慈悲」とか「思いやり」あるいは「あわれみ」のようなもののことです。

そして「コンパッション」の中でもとりわけ重要とされているのが「セルフ・コンパッション」、つまり自分に対する思いやりなのです。

自分を許す

自分に対して思いやりをもって接したり、自分のために行動をすることが、自分自身を良い状態にし、その結果として人のためになる行動もしやすくなる、ということを指しているといえます。

つまりは「自分を許す」ということです。

これは投資などのマネー術でお金を稼ぐことにも当てはまります。この世の中には株や不動産に投資をし、配当金や家賃収入を得ている人がいます。

ただ、投資を行っている人は少数派で多くの方にとっては非日常的な行動に見えるでしょう。
もしかしたら人によっては「卑怯な稼ぎ方」と思っているかもしれません。

ですが、投資とは本来世の中のためにするものです。

自分のお金を投じることで経済成長の助けになり、社会の役に立つことができるのです。また、投資をしたお金が成長し、最終的に自分のところへ戻ってきます。

つまりは、社会のためにやったことが最終的に自分にとって良い結果を生み出します。
この事からいえるのは「投資を行った人や企業全てが幸せになるのが正しい投資」ということです。

「意図せざる結果」

また、社会学には「意図せざる結果」と呼ばれる概念があります。

この概念は、明確な意図を持って行動したにもかかわらず、その意図とは違った結果が起こることを指しています。

「情けは人のためならず」とは逆で、「自分のため」と思ってやったことであっても、まわりまわって結局は他人のためになることもあるということです。

ですから、まずは自分を許し、投資に挑戦してください。そして、そんな投資には複利効果があるので、続ければ続けるほど利益をたくさん得られる可能性があります。

自分のお金が世の中の助けになり、資産が増えていく様子を知ることでモチベーションが高まり、さらに投資をしようという気持ちになります。

それから投資をすることで国の経済動向や企業の状態を知ろうと思うようになり、多くの知識を得られます。

世の中のために始めた投資で知識を増やすことができ、配当金などを受け取ることができるようになり、最後には自分のためになります。

投資を始めることで、何事にも後ろ向きだった人でも自ら率先して情報を集め、株を買い増しするようになり、自分の新しい1面を見つけることができます。

今回話したことはマネー術のほんの一部に過ぎません。マネー術には幾多の方法が存在しています。
そして、その前にお金に対する考え方や罪悪感を改める必要があります。

 

今回話したマネー術については杉田卓哉著「信長から僕が学んだ勝つために一番大切なこと」で分かりやすく学ぶことができます。

http://sugitaya.net/70s4povy/

 

織田信長の名言に学ぶ、戦国時代を生き抜く3つのマネー術①

織田信長。
戦国の乱世に現れた天才武将であり、またの名を第六天魔王。
彼は戦国時代の常識を打ち破り、新たな世界を創造しようとしました。

そんな彼はいくつもの言葉を世に残していきました。その中には現在でも生かせる言葉が多数存在しています。

「是非に及ばず」

この言葉は、織田信長が本能寺の変の際に明智光秀が謀反を起こしたことを知って発したとされています。
是は良いこと、非は悪いことを指します。

つまりは「良いことも悪いこともない」となり「仕方がない」と解釈されているのが一般的です。「光秀のような優秀な人間に謀反を起こされたら仕方がない、どうにもならない」といったような諦めの気持ちとされています。

しかし例え本当に諦めの言葉だったとしても見方を変えれば、マネー術として生かせるのです。
「是非に及ばず」はお金に対しても言えることです。

お金は良いも悪いもありません。ただの道具であり、生きているわけでも死んでいるわけでもありません。そのことを教えてくれるのが、この言葉なのです。

「是非に及ばず」から読み取れるマネー術とはどんなものなのか?

【織田信長はどんな武将だったのか】

織田信長の幼少期は「うつけ」

まずは、言葉を残した者がどんな人間だったかを知るとしましょう。織田信長は、多くの日本人に天下人として知られている戦国武将です。

幼い頃は「うつけ」と呼ばれており、父親の葬儀の際、遅刻したあげく父親の位牌に抹香をかけて帰ったというエピソードはとても有名です。

そこからもわかる通り、信長は常識から外れた行動をたくさん起こしていた武将でした。代表的なのが「関所の撤廃」です。

当時は国をまたぐ際、関所を活用するのが当たり前で、そこを通るには税金が必要とされて、物流や人の交流の妨げとなっていました。

信長はそんな関所の撤廃を容赦なく行い、流通の活性化を進めました。また、楽市・楽座を取り入れ、既得権益の独占市場を破壊。商工業の取引を自由化しました。

これらの政策により地域経済が活性化し、関所の撤廃においては税金で潤っていた諸大名の力を削ぐことに成功しました。

加えて彼は新しいものが好きな武将としても有名で、1575年に行われた長篠の戦で武田勝頼率いる戦国最強の騎馬軍団を鉄砲隊によって撃破しています。

この戦いによって戦術や築城方法に大きな変化をもたらしたと言われています。そして天下統一を目前にしながらも部下である明智光秀の謀反に遭い、自刃しました。

信長が達成できなかった天下統一の夢は、信長を支えた部下である豊臣秀吉が成し遂げました。現在では信長が行った様々な型破りかつ斬新な手法が評価されており、多くの人が信長を愛しています。

【織田信長的マネー術①投資に目を向けよう】

「ものを言わない労働者」

資本主義を導入している国の多くが「投資術などを身に付けて、お金を稼いで裕福になることは良いことである」という考えを持っています。

お金を稼ぐことによって、自分の選択肢を増やすことができますし、さらには困っている人に対して寄付をすることができるようにもなります。

しかし、日本の場合は違います。日本は第二次世界大戦の敗戦国になって以来、アメリカに対して反抗しないよう「ものを言わない労働者」になる教育が行われたという説は有名です。

この説に信憑性を与えているのが、多くの日本人が汗をかいて長時間働いてお金を稼ぐことこそ美しいものだという考えが浸透している点です。その結果、日本はアジアの中で最も「マネーリテラシー」が低い国となってしまいました。

マネーリテラシー

マネーリテラシーとは、お金の知識レベルのことで、投資や資産運用、貯蓄などについてどれだけ理解しているかを示したものです。

マネーリテラシーが低い日本国民は投資に積極的ではなく、保守的な考えを持っている人が多い傾向にあります。そのため、せっかく投資をして稼ぐチャンスがあるのにそれを自ら手放している状態になっています。

これはとてももったいないことです。

今の日本人は守りに入っており、織田信長のように新しいことにチャレンジする心が失われています。織田信長のように新しいことに興味を持って、投資など新たなビジネスチャンスをつかむ必要があります。

【織田信長的マネー術②お金は道具にすぎない】

お金は道具

買物などに使うお金は、生活に欠かせないものです。

そのため、お金を将来のために貯める人が多いのですが、お金は道具であり、貯めることを目的にしてはいけません。先に述べましたが、お金は生きているわけでも死んでいるわけでもありません。

お金を貯めるだけでは自分の不安を解消させることしかできません。

お金は使ってようやく効果を発揮します。お金を使うことによって、生きるために欠かせない衣服や食材を購入し、資産を増やすために行う投資を始めることができます。

お金は自分の目的を達成するための道具であり、お金を貯めることを目的にしてはいけません。

手段の目的化

これを社会科学的な言葉で表すのなら「手段の目的化」と言います。

これは本来なら手段としての行為をすることが目的となってしまっていることを指します。上記で挙げた「貯金」が良い例でしょう。

本当なら貯金は、お金を貯めた先に旅行やマイホームの購入などの目的があるはずです。しかし、多くの人が目的を見失い、ただお金を貯めるだけが目的と化しています。

これは典型的な例であり、貯金以外にも節約やダイエット、結婚などもそうなる可能性は十分にあります。
そうならないためにも、常に自分の行為の先にある目的を意識する必要があります。

ですから、お金を稼ぐことだけを重要視してしまうと、お金を使って自分の夢をかなえるなど楽しい道を歩くことができなくなります。

お金をたくさん持つことで、自分の選択肢を増やすことができ、自由な時間を持つことができると知りましょう。

大切なのはお金を持ってその後どうするかを考えることです。お金を稼ぐことに人生の大半を費やすと、若いときにできたことが体力的に難しくなり、豊かな人生を送ることができなくなってしまいます。

誰であっても1日に使うことができる時間は24時間です。時間は待ってくれません。お金をある程度稼いだら1日でも早くどのような使い方をすればいいのかきちんと考えておくべきです。

【織田信長的マネー術③目的は明確に!】

目的を明確にする

お金を稼いだ先に目的を持つことが理解できたら、今度はその目的を明確にしてください。

億を超えるような大金が自分の手元に入ってきたときは、何にどのように使うか、目的が見えてこないはずです。このように目的がはっきりしなければ、今自分の近くにあるチャンスを見逃す可能性があります。

お金をどう使っていいのかわからず目的がはっきりしないままお金をたくさん持ってしまうと、どう使えばわからなくなり、どうでもいいことにお金を使ってしまいます。

このようなことにならないよう、お金を稼ぎながら同時にどう使うか目的をはっきりさせなければいけません。
この目的をしっかり見据え、達成させるのに有効な方法があります。

お金に対する思い込み

それは「思い込むこと」です。みなさんは「嘘から出た実」という諺をご存知ですよね。この諺は嘘が結果として本当になるとした意味合いです。

つまりは、嘘のようなことでも「自分ならできる!」と思い込んで行動すれば現実となるとも言えるのです。実際に、このような社会現象を「予言の自己成就」と社会学では呼ばれていたりします。

ですから、例えば「何十億と稼いで豪邸を建てる」といった冗談のような目的を持ったとしても、かなうと信じて行動すれば現実になることも大いにあるのです。

上記のことからも分かるように目的をはっきりさせることによって、お金を有効活用することができ、お金を無駄なことに使って失うリスクを抑えることができます。

 

今回話したマネー術については杉田卓哉著「信長から僕が学んだ勝つために一番大切なこと」で分かりやすく学ぶことができます。

http://sugitaya.net/70s4povy/

なるほど簡単!バイオリズムを知れば金運アップも可能【金運アップ方法を公開します】

「今日は気怠いなぁ…商談にも身が入らない。なんでだろう…」
そう思ったことはありませんか?人間だれしも、その日その日の体調というものがあります。

体に力が入らないとき、眠くてしょうがないとき、逆にテンションが異様に高くなってしまうとき、などなど…

こういった体調の上がり下がりは「バイオリズム(biorhythm:生命のリズム)」と呼ばれます。

体調管理はビジネスマンにとっては基本中の基本ですが、それを大きく左右するバイオリズムはコントロールができません。ではコントロールはできなくても、予想が可能だとしたらどうでしょう?

体調がいいときにビジネスの商談や重大な決断ができれば、よりよい結果を得られるでしょう。さらに体調が悪くても予想ができれば対策をとることも可能です。

では、自分のバイオリズムを知り、常にベストなパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいのでしょうか?

【バイオリズムとは!】

「バイオリズム」という言葉を聞いたことがある人も少なくないはずです。
ただ、見聞きした情報から波長を示すようなグラフをイメージできたとしても、バイオリズムのことをきちんと把握できていると言い切れる人はそういないでしょう。

バイオリズムは、「生命(bio)」と「規則に従った運動(rhythm)」を合わせて作られた言葉です。

「生き物の生理状態や感情、知性は周期的に変化する」という考えから誕生したもので、これらを目に見える形にしたのが波長を示すようなグラフになります。

人間だと体と感情、知性の波形を活用します。波形は決まった周期で同じ行動を繰り返します。ですが、体と感情、知性で周期の日数が異なり、体は23日周期、感情は28日周期、知性は33日周期となっています。

このことから分かるように全部の波形が同じ時期に絶好調になることはほとんどありません。

【バイオリズムを把握しろ!!】

バイオリズムはネット上で調べると無料で知ることができます。

基本的にサイトにある生年月日を入力する欄に自分の生年月日を入れると3本の曲線グラフが表示されます。そして、表示されたグラフがその人のバイオリズムになります。

つまり、グラフを見ることで自分の身体リズムと感情リズム、知性リズムがどの状態にあるのか把握することができます。
グラフを見るときは、X軸が日付、Y軸が波形の状態、Y軸の中心が0となっています。

波形が0よりも高ければ活動期、低いときは休息期に入ります。

つまり、活動期のときは調子が良く、0は安定していない、休息期は充電期間となります。

【金運を上げるには、やはり…】

バイオリズムように自分の調子を知るのに風水がありますよね。

今では金運を上げる方法としては欠かせないものになっているかと思います。
その金運を上げるための一例としては以下のような方法があります。

・玄関の掃除をする

風水占いでは、気の入り口である玄関をとても大切にしています。

玄関が汚いと家に入ってくる全部の気が汚れるとしています。要するに、玄関を変えさえすれば運気が上向きになってくるということです。

ですから、定期的に拭き掃除をして玄関全体をきれいにしてください。それが難しくても掃き掃除は最低でも怠らずにしましょう。

・財布やバッグを台所から離れた場所に置く

金運の話になると外せないのが、お金の入っている財布やバッグでしょう。その財布やバッグを何気なく台所の近くに習慣的に置いていませんか。

しかし、それは良くありません。

なぜなら風水では、台所は火気が強いところとされるため、金運を決める水気や金気との相性最悪です。

「金運を燃やしてしまう」といわれれば想像しやすいでしょうか。これからは火気から離れた場所に財布やバッグを置くことが大切です。

・通帳の保管場所は家の北側にする

お金に関するものといえば通帳も忘れてはいけません。通帳の保管場所は人によって異なるはずですが、金運アップ効果を期待するのなら家の北側です。

それは、家の北側が金運をもたらしてくれる水気が溜まる場所だからです。

ただし、北側に台所がある場合は、先に述べたように金運を燃やすことに変わりはないので避けてください。

・トイレの便座フタは閉めておく

金運を高めたいのであれば、トイレの便座フタを常に閉めておく必要があります。

トイレは陰の気が蓄積される場所として捉えられています。そのため、トイレの便座フタを開けっ放しにしてしまいますと、陰の気が家の中に充満してしまいます。

ですから、陰の気が家に入らないよう、常に便座のフタを閉めることをおすすめします。

【バイオリズム三つの要素と金運!!!】

ここまでバイオリズムと金運の話をしてきましたが、どちらかというと金運は曖昧で捉えにくいもののように思われます。しかし、バイオリズムの三つの要素とその特性を知っていれば金運アップにもつなげられます。

・身体

人間のバイオリズム要素の1つである身体リズムは、体力や身体の自信、勇気、耐久力がどのような状態なのかを表しています。

身体リズムが活動期に入ると体調が良くなっている状態のため、体を使って行うスポーツや旅行、手術などに適した状態といえます。

身体リズムが休息期に入っている際は体力が落ちており、疲れやすくなっています。そのため、無理に動こうとせず体を休めて体力を充電させるべきです。

金運を高めるためには、健康でいることが必要とされています。体のバイオリズム周期が乱れてしまうと体調を崩してしまい、気をより乱してしまいます。

バイオリズムの身体周期や気の回復には体をしっかりと休め、身体周期が悪い時は風邪をひかないよう、マスクをかけて暖かいお茶などを飲んで体を温めるなどの対策をとってください。

・感情

感情リズムが活動期に入ると、積極的になるので気力があり、勘がさえています。逆に感情リズムが休息期に入ると、活動期とは反対に消極的になり、神経をいつも以上に消耗します。

そのため、ふさぎこみやすくなるので、神経を使う仕事や面倒な人間関係を避けた方が良いです。

感情のバイオリズムの状態が不安定になってしまいますと、ストレスが溜まってイライラしてしまうのですが、イライラした感情は運気を遠ざけてしまいます。

また、イライラしてしまって他人を悪くいったりネガティブなことをいったりしてしまいますと、金運が逃げるともいわれています。

感情のバイオリズムが安定しない際は、家の窓を開けて空気の入れ替えを行い、外から良い運気や金運を呼び込むようにしましょう。

・知性

知性リズムは活動期に入ると思考や記憶力をしっかり発揮できる状態になります。頭の回転が良くなっているので、計画の立案や判断が難しい仕事をするのに適しています。

ですが休息期に入ると、判断が鈍くなったり理論的な考えができなくなったりします。判断力が低下してしまうと、冷静な判断をすることができなくなり、無駄遣いをしてしまうなど散財をする可能性があります。

これでは、自分の周りに引き寄せた金運が自分から離れてしまうことになるため、知性のバイオリズムが不安定期に入った時は頭をあまり使わない単純作業をして頭に負担をかけないようにしましょう。

【まとめ】

自分の状態を知ることができるといわれているバイオリズム。

身近なところでは睡眠もバイオリズムの一つとされています。確かに起きてから寝る、そしてまた起きるというのも周期といえるでしょう。

実際、この周期を無視した生活習慣を送れば、調子が悪くなるのは誰しもが経験したことがあるはずです。

このことからも分かるように、自分のバイオリズムを把握し、それに合わせた行動をとることがベストなパフォーマンスを導き出し、金運アップにもつながってくるのです。

肉体改造を成功させる3つの食事改善ポイント【厳選メニューも公開!】

肉体改造と言えば「筋トレ」というイメージがつきまとうせいか、やみくもに筋トレをすれば良いと思いっている人が多いのが実情です。実際には食事改善や食事のメニューとセットで行なわないと、せっかくの努力も半減します。

そこでこの記事では、

✔︎肉体改造で理想的な体型を手に入れたい
✔︎体力が落ちてきたので食事での改善方法を知りたい
✔︎肉体改造でのおすすめのメニューがあれば知りたい
✔︎痩せすぎ、太り過ぎなど、体型別の肉体改造方法があれば教えて欲しい

という方に役立つ内容となっています。

理想的な体型を手に入れるために肉体改造をしたい場合に、そもそも肉体改造をすると何が得られるのか、そして肉体改造を成功させるためにはどのように食事のメニューを考えればよいのかについて、わかりやすく解説します。

肉体改造をするときに知っておくべきこと

ある程度年齢を重ねてくると、誰しも体型が気になってくるものです。中学生や高校生のときは、野球やサッカーなどの体育会系の部活に所属して汗を流していた、という人も多いでしょう。そのときは、今では考えられないほど理想的な体型をしていたはずです。

また、20代くらいの若いうちは多少暴飲暴食をしても体型なんて気にならなかったのが、多忙な30代を迎えて体型に無頓着でいる間に、40代、50代と年齢が進むと、次第にお腹が出てきたりして体型が気になって来るものです。そんなとき、頭によぎるのが「肉体改造」です。

つまり、肉体改造をする人の多くは、自分の体を変えるために行なっているはずです。特に自分の体にコンプレックスを持っている人であれば、肉体改造をする意識が芽生えてくるでしょう。また長年の不摂生の結果、肉体改造をせざるを得ない体になっている人もいることでしょう。

肉体改造は目的をもって取り組む

そんなときに気をつけなければならないことがあります。それは明確に目的を持つということです。たくさんの人が体重ばかりに注目してしまい、肉体改造に失敗してしまいがちなので、肉体改造をするときは自分の体型が「どうなりたいのか?」を明確にすることから始まります。

肉体改造を行なううえで体型よりも大切なのが「健康な体を維持すること」です。ただ体重減少を目的に肉体改造をすると、体を壊してしまうリスクがあります。そうならないためにも、バランスの良い食事を摂りながら筋トレや有酸素運動を行なって肉体改造をすることが大切です。

つまり、肉体改造をする目的は「健康的で美しい体を造ること」であり、健康的でない肉体改造では意味がないのです。

肉体改造をすることで得られるメリット

肉体改造をすることによって得られるメリットはいくつかあります。一つは、肉体改造をすることによって、誰もが羨むような魅力的なボディーラインを維持できることです。ただ痩せるだけだと貧相な体になってしまいます。しかし、肉体改造をきっちりと行なえば、ただ痩せているだけではない健康的な体を手に入れられるのです。

さらに中年の世代にとって一番重要なメリットになるのが、肉体改造をして脂肪が燃えやすい体にすることです。それができれば基礎代謝が向上し中年太りを防ぐことができるようになります。その結果、命に関わる重大な病気にかかるリスクをも抑えることができます。

肉体改造をする際に大切な食事のメニューについて

肉体改造をする際に重要なのが、「食事」です。偏ったメニューばかり食べてしまうと、健康を害する恐れがあります。栄養のバランスを考えた食事のメニューを取り入れて健康的な肉体を手に入れましょう。

では、普段の食事のメニューをどのようにすればよいかを見ていきましょう。

1.主食

主食となるパンやご飯、パスタなどには、体を動かすために欠かせない炭水化物が多く含まれています。
そして炭水化物には体を動かすためのエネルギー源や集中力を持続させる働きのある糖質が多く含まれています。その摂取量は年齢や性別、運動量によって異なります。
肉体改造のため、普通の人よりもハードなトレーニングをしているのであれば、一般の方よりも多く摂取しなければいけません。

2.メイン

メインディッシュや主菜と呼ばれており、肉や魚、卵などがそれに当たります。これらは筋肉や血液を作る材料である「たんぱく質」を多く含んでいるため、肉体改造には欠かせません。

たんぱく質は体に吸収された後アミノ酸に分解され、筋肉を製造するタンパク質へ再合成されます。そのアミノ酸は肉体改造のために行ったトレーニングによってダメージを受けた筋線維の修復や合成に活用されます。筋肉を増量するために必須になってくるので、たんぱく質はしっかり食事のメニューに取り入れましょう。

3.野菜や海藻

野菜や海藻はメインとなる肉や魚の横にあるので、副菜と呼ばれるポジションになります。風邪や便秘を予防する効果があるビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれている食材が、そのポジションにつくことが多くなります。

もちろん、これら副菜となる食材も健康的な体を維持するためには必要不可欠です。毎食手のひらに山盛り1杯くらいを目安に食べることを心がけましょう。

以上のように主食、主菜、副菜によって多く取れる栄養素が異なってきます。そのため、どれか一つだけを極端に多く食べたり、逆に食べなかったりすると栄養バランスが崩れてしまいますので、バランスの良い食事を摂ることが大切です。

しかし、これらでは摂取しきれない栄養素もあります。その摂取しきれない栄養素を補ってくれるのが、果物や乳製品になってきます。この点を考えると、理想的な食事のメニューは主食、主菜、副菜に果物と乳製品を加えたものになります。

標準体型でない人のための肉体改造

太りすぎの人に適した肉体改造の方法

体型がぽっちゃりとしている人は、カロリーを抑えて脂肪を減らしながら筋肉をつけるトレーニングをするべきです。脂肪が多い体であれば、1日に摂取するカロリーを消費カロリーよりも低く抑えなければいけません。

その際に大切なのが、栄養バランスを考えた食事を摂取することです。ただカロリーを抑えたメニューばかり食べてしまうと、ガリガリの体型になってしまいます。そのため、たんぱく質が高く、脂肪と炭水化物の量を適度に抑えた食事メニューを導入しましょう。

バランスの良い食事を導入しながら有酸素運動や筋肉トレーニングを行なうことで、理想的な体を手に入れることができます。

痩せすぎの人に向いている肉体改造の方法

体の脂肪分が少なく、痩せている人が肉体改造するときは、1日に摂取するカロリーを消費カロリーよりも多くしながら筋肉を付けていくと効率的です。

摂取カロリーを多くしないと、ハードな筋トレをしたりプロテインを飲んだりしても体に大した変化は起こりません。(ただし高カロリーの食事を摂取しすぎると太ってしまいますので注意が必要です。)

人間の体は、カロリーをどれだけ摂取するかで体を大きくしたり脂肪を落としたりすることができます。ですから、痩せている人は自分の体をどれだけ大きくしたいのかを考え、肉体改造を行うことが大切です。脂肪をつけずにスマートな体を目指すか、少々の脂肪がついてもいいからガタイのいい体を目指すのかで食事のメニューが変わってくるのです。

肉体改造を成功させる3つの食事改善メニューのまとめ

この記事では主に、肉体改造をするための食事メニューについて話してきましたが、最後に大切なことをお伝えしておきます。肉体改造をするための食事を考える上で大切なことは、1日の摂取カロリーを考えることです。

先に述べましたが、人間の体の大きさはカロリーの摂取量に左右されます。つまり、1日の摂取カロリーを考えることは、理想の体に近づくことにつながるのです。そのことを意識して日々の食事をとれば、健康的で美しい体を手にいれることができます。

ここまで、肉体改造時に重要な食事改善メニューについて書いてきました。「健康」という分野も人生における悩み多き課題のひとつです。人が行き着く8つの分野の悩みを解消していけば、人生は謳歌することができます。いまや人生100年時代と言われるなか、私が書き下ろした52ページのPDF冊子『100年先も通用するお金の稼ぎ方』を期間限定で無料公開しています。読んでみたい方はこちらからご覧ください。
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300万円の貯金は7つルールを守れば誰でも出来る!正しいお金の付き合い方教えます

スバリ!この記事では誰でも300万円の貯金のできる方法をお伝えします。マネーの専門家である私のところには、以下のような相談がよく舞い込んできます。

✔︎年収が上がっても貯金が増えない
✔︎このままでは老後資金が不安だ
✔︎不動産投資で早くリタイアしたい
✔︎お金がないので銀行から借りたい

などという相談です。結論からいえば、お金が貯まらない人は生活の収支バランスが合っていない、マネーリテラシーが低い人です。そして全くお金も資産もない人は、金融機関からの信用がなく融資を受けるのは難しいため、一足飛びに不動産投資でリタイアすることはできません。

一生お金に困らないようになるためには、まずは信用を積み上げることです。つまり、支払いの期日を守り、余計な支出を減らしつつ収入からコツコツ貯蓄を殖やしていくことが必要です。いきなり300万円を貯金するのは難しいという人は、200万円とか100万円とか、自分に合わせた近い目標を設定することからはじめてみましょう。

国税庁によれば、年収300万円台の割合が18.3%と、最も多いという調査結果が出ています。そこで今回の記事では、年収300万円の人が、

・お金を貯めるためのマインドセット
・年収が低くても300万円貯金できる方法
・お金を正しく扱うための7つのルール

を紹介します。いきなり無理せず、足元の生活の見直しから始めて徐々にマネーリテラシーを向上させていきましょう。1年あたりでは小さな努力でも、継続することで大きな力を発揮することができますので、読んだら是非実践していってください。

お金を貯めるためのマインドセット

“信用偏差値”を下げない

お金の貸し手である金融機関のほとんどが使っている「FICOスコア」と呼ばれる信用スコアをご存知でしょうか。銀行は、このスコアを参考に信用リスクに対する判断を行ないます。

スコアの下は300(信用が低い)から上は850(信用が高い)までの幅があり、平均は700だそうです。英語のTOEICみたいですね。一般的にスコアが低い人ほど、ローンを組むといった借り入れが難しくなります。このFICOスコアの算出に使う要素は次の5つです。

・請求書の支払い履歴 35%

・借り入れ限度中の現在の借入額の割合(少ないほど良い) 30%

・クレジット利用年数 5%

・借り入れの種類(学資ローンからクレジットカードまで) 10%

・過去12カ月の借り入れ申込書の数 10%

この数値から読み取れることは、たった一度の延滞が自分の信用スコアを大幅に下げてしまうリスクがあることです。そのため、期日までに請求額すべてを支払う習慣をつけておくことが大切になります。

普段は信用履歴に表示されない家賃やスマホ代なども油断しないようにしましょう。期日を守っていけば、あなたの信用スコアもコツコツと積み上がっていきます。

節約が続かない原因

節約の「成功」とは、何でしょうか?それは、節約を続けることです。節約を続けるためには、「節約が続かない原因」を知ることから始まります。

節約の続かない原因は、主に3つあります。それが「努力」「我慢」「面倒くさい」です。どんな人でも努力をしたり、我慢をしたり、面倒くさいことをする節約は続きません。この重荷を少しでも軽減することが、節約を続けるコツなのです。ではその具体的方法をみていきましょう。

節約を続けるコツ

節約を続ける具体的方法が2つあります。それは、「細かい節約をしない」「時間を使わない」ことです。順番に説明します。

細かい節約をしない

食費を下げたり、節電したり、1円でも安い買い物をしたりしないことです。こういった細かい節約は、労力のわりに効果が低いのです。「努力したのに数百円しか節約できなかった」となると続けるのが難しくなります。

時間を使わない

お金を節約するために、隣町のスーパーまで足を運んだり、電車ではなく徒歩で帰宅したりと、時間をかけないことです。これも労力のわりに効果が低いので、続けるのが難しくなります。

このように、対価として得られる効果が、費やした時間や労力に対する期待値と大きく乖離するような方法は、長続きしないのです。

どうしたら「節約」できる?

では、どうしたら節約できるのでしょうか? 最も費用対効果の高い節約方法があります。それは「固定費を下げる」ことです。

固定費は毎月必ず出ていくものです。毎月必ず出ていくものだからこそ、効果が高いのです。固定費を下げることは、節約の大きな一歩になります。

家賃

そして固定費の代表格として、「家賃」があります。毎月の家賃を5000円でも下げることができれば、年間6万円の節約になります。努力も時間もかけずに10年で60万円貯まってしまうのです。

保険

次に、家賃に次いで大きな固定費が「保険」です。保険は一度入ればそのままという人が多いです。しかし、年齢や環境によって保険の相性が変わっていきます。子供ができたり転職したりしたら、一度抜本的に保険を見直すことで大きな節約ができるでしょう。

その他

他にも、カードローンでの「分割払いをやめる」ことです。なぜなら、分割払いは大きな買い物をしたという感覚を忘れてしまうからです。

10万円の商品にも関わらず、毎月の支払いは3000円となると、「小さな買い物」くらいにしか思えません。分割ではなく、一括で払うことで、大きな買い物をしたという自覚が持てるのです。

誰でも300万円貯金できる方法

それではここから、いよいよ具体的に年収が低い普通の人でも300万円貯金する方法についてお伝えしていきます。

節約して300万円貯めよう

不動産投資、会社経営、起業など、将来何かするためにも、まずは300万円を目標にお金を貯めることが重要です。そして、その300万円はできるだけ早く貯めることが大切になります。

仮に年収300万円の人が3年で300万円を貯められれば、銀行も「この人は生活費を差し引いて年間100万円は貯められる人だ」と評価してくれることになります。現預金がどれくらいあって、それを何年で貯めたのか? これがあなたの社会的な「信用」の度合いを決めるものになります。

そして、なにより「自分はこれだけ貯められた」という自信にもつながります。自分の力でお金を貯めるというのは、経営者や投資家になるうえで、絶対に積んでおいたほうがいい経験であり訓練です。

もちろん、信用は一朝一夕にはできあがるものではありません。足元の生活を見直し、堅実にお金を貯めることからはじめましょう。

まず現状を知ろう

資産形成に必要な要素が以下になります。

・収入

・貯蓄率

・運用率

・運用期間

お金を貯める上で、もっとも重要な要素は、「貯蓄率」です。年収300万円の人が、3年で300万円の貯金をする場合を考えてみましょう。

年収300万円の手取り額は、210~240万円ほどなので、210÷12か月で=17.5万円です。1ヵ月1割の貯蓄率でも毎月貯金に回せる金額が月1.7万円なので、300÷1.7=176ヵ月、つまり15年近くもかかってしまう計算となります。これを3年間で貯めようとすると普通は難しいですよね。

仮に1ヵ月に貯蓄率30%を貯金に回せるとしたら、約5年で300万円を貯めれますが、
例えば都内一人暮らしの場合、生活コストは1ヶ月およそ14万円かかるので、17万円の手取りで1ヵ月、5.1万円を貯めるのは至難の業ということになります。

まず現状を知り、1ヵ月にどれくらいの貯蓄率が見込めるかを考えることから、300万円の貯金ははじまります。

お金を貯める前に考えるべきこと

お金を貯めるには、貯蓄率を踏まえた上で、次の2つのことを考える必要があります。
それが「運用率」と「運用期間」です。

運用率

運用率とは、生活費以外で投資に回せるお金のことです。これが高ければ高いほど、早く資産が築けます。

運用期間

運用期間とは、何年で1000万円貯めるか?ということです。具体的な時間を考慮し、運用できる期間を算出します。

仮に年率4%の金融商品に、月2万円を運用に充てることができれば、約10年で300万円貯まります。

ここは、現実的な数字を理解し、設定する必要があります。資産形成を行なう上で、この2点を考えることは、お金を貯める上で必要不可欠なのです。

投資を視野に入れる

お金を貯めるには、どうしても投資を視野に入れる必要があります。投資の1つである株式投資をする場合、注意すべき原則があります。それは「株価の上下に一喜一憂しないこと」です。

株投資で失敗してしまう人の定番は、株価が上がってから投資を始め、高値を掴むことです。高値になった株が下がりはじめ、怖くなって株式市場から撤退する。リベンジをかけようと再び高値を掴み、また損をするのです。この負のサイクルが、株投資において定番のまさに失敗例です。

株の上下に影響されることなく、長期保有を目的とした、金融商品を買うことがリスクの低い投資なのです。

お金と正しく付き合うために必要な7つのルール

投資や事業で成功している人たちは、お金との正しい付き合い方を知っています。そもそも、お金は無くなることがありますが「知識」は無くなりません。「知識」をどれだけ所持していても税金が課せられることはありません。お金に対する正しい「知識」を使えば、富を作り出すことができるのです。

ルール1:年老いた自分を想像する

若者が貯蓄を苦手な理由のひとつに、年老いた自分を想像できないことが挙げられます。スタンフォード大学の研究でそのことが明らかになりました。

バーチャル技術の研究室で大学生を対象にお金の使い方の実験を行ないました。現在の自分と同じ年齢のアバターを見せられたグループと、70歳になった自分のアバターを見せられたグループの二つに分けて実施しました。

どちらのグループも自分のアバターの動きに慣れ親しんだのちに、同じ部屋の人たちのアバターとも触れ合う機会をとりました。その後、大学生たちに 「1000ドルをもらったら何にどのくらい使うか」という質問をしました。

質問の回答には、

・愛する人に贈り物を買う

・退職口座に投資する

・楽しいイベントに使う

・当座預金口座に入れる

などの選択肢が与えられました。驚くことに70歳のアバターを見せられた学生たちは、同年齢のアバターを見せられた学生たちより、退職口座に入れる金額が2倍も高い結果となったのです。

ここから言えることは、年老いた自分を想像できれば、人は貯金したくなるということです。後先考えずに好き勝手にお金を使う癖がある人には、特に有効なマインドセットとなるでしょう。

ルール2:完璧な投資家を目指さない

退職口座を持つ人を対象にした全米経済研究所の調査によれば、投資について基本的な知識がある人は、知識のない人に比べて25%も口座の残額が多いことがわかりました。

基本的な知識があるといってもこの人たちは投資のプロではありません。ただ、株式のリターンが債券や現金のリターンを上回るという単純な事実を理解し、その通りに投資していただけです。

この現実を知っておけば、投資の初心者にありがちな、最適な決断をしなかったことを
後悔し続けることを避けて前に進むことができます。

ルール3:怠け者でもいい

株式のインデックスファンド(ウォーレン・バフェットのお気に入りなど)か、ETFに投資したら、そのまま放っておきましょう。

この作戦を貫けば、プロのファンドマネジャーを上回るリターンを上げることができます。実際、大勢の投資家を対象にした調査では、売買頻度の上位2割の投資家は、下位2割の投資家より、38%もリターンが少ない結果となっています。

ルール4:高い手数料を軽視しない

仮に、運用手数料が1.5%のファンドに10万円投資し、運用手数料が0.2%の別のファンドにも10万円投資したとします。

どちらも30年間運用して年率7%のリターンがあったとすると、前者のファンドは約50万円にしかなりませんが、後者のファンドは約70万円になっている計算になります。わずか1%の手数料で20万円の差が生まれるのだから、運用手数料は重要になります。

ルール5:自動的に貯金する

大きな富を得るには投資が一番いい方法だと思い込んでいる人は多いです。もちろん、投資で成功できればそれに越したことはありません。

しかし、どれほど運が良くても資金不足は補えません。確定拠出年金に登録したら給与から天引きでその口座にお金が入るようにしましょう。今は苦しくてもあとで大きな見返りがあるからです。個人退職口座には、毎月の給料日にかならず一定額が自動送金されるように手続きしておきましょう。

ルール6:分散投資が大切

ひとつの個別銘柄に大きく賭けるより、株式のインデックスファンドかETFに投資した方がリスクの軽減につながります。

ルール7:お金がすぐに必要なら株には投資しない

3年以内に家の頭金を払う計画があったり、数か月後に結婚資金が必要なら、貯金口座、譲渡性預金、マネーマーケットファンドといった安全な場所にお金を寝かせおきましょう。

株に投資してそのお金をリスクにさらしてはいけません。株式は長い目で見ればほかの投資より高いリターンをもたらしてくれますが、その分変動も激しいものだからです。たまたまタイミング悪く株が下がったときにお金が必要にならないよう、運用とは別の場所で保有しましょう。

誰でも300万円貯金できるお金のルールのまとめ

お金を堅実に貯めるコツは、とにかく節約することです。そのためにできることは、自分の生活費に必要な最低ラインを定めることです。多くの方がSNSやWEB広告の影響を受けて生活に必要な額を大きく上げてしまっています。

周りが車を買ったり、家を買ったり、海外旅行に頻繁に行っていたとしても、自分と比較しないことが大切です。周りと比較しだすと、自分も欲しがるようになるのが人情というものです。 注目を浴びるためにお金を使う方は、あとで苦労することになります。目立とうとして背伸びするよりも、小さくコツコツ努力していくことが大切です。

節約は本来、つらく苦しいものではありません。無理なくラクにできる節約が本当の節約なのです。 自然と習慣化できるしくみを構築することで、節約の成功、つまり「節約を続けること」ができるのです。

一番高利回りな貯金とは、やはり「収入」を上げることです。入ってくるお金が多ければ、貯蓄率も上げられ、結果的に運用率も上げられます。 ごく当たり前のことですが、これが一番手っ取り早く、リスクも低い方法なのです。収入を上げ、資産形成を行なうことで、300万円の貯金が達成できるのです。

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人間関係のストレスを和らげるための3つの心理学的方法

人間の悩みはすべて対人関係の悩みであるーーーこれは、近年ちょっとしたブームとなったアドラー心理学(個人心理学)の創始者アルフレッド・アドラーの言葉です。本当に「すべて」かどうかは別としても、

✔︎ 職場の人間関係の悩みがストレスになっている
✔︎ 人間関係のことで家庭が揉めている

などという人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、今回は臨床心理学や医療の現場でも使われている、今すぐに一人でも始めることができる「ストレスを和らげるための方法」をご紹介します。

人間関係で人を変えることは難しい

ちょっと想像してみてください。あなたがとても尊敬しているわけでもなければ、権威のある専門家でもない他人から「あなたはここをこう直した方が良いよ」と言われたらどうするでしょう? 素直に言うことを聞くという人は数少ないのではないでしょうか。それくらい人を変えるというのは難しいことです。

たとえば、仕事に対する考え方の違いで上司や部下との人間関係にストレスを感じる場合などは、相手の考え方を無理やり変えようとしてもなかなかうまく行かないですよね。無理に相手を変えようとすることで、逆に関係が悪化してしまうというのも起こりがちなことです。

こういう場合は、相手を変えようとするよりは、まずは自分を何とかしましょう。ただし「自分を何とかする」と言っても、自分が悪いからそれを直すということではありません。自分のストレスをほぐしてあげるという意味です。人間関係でたまったストレスがほぐれ、自分自身が柔らかくなれば、もしかしたら相手もそれに影響されていい方向に変わっていくかもしれません。

1.7つのコラム法でストレスを自己分析する

コラム法とは、代表的な認知行動療法の1つで、認知再構成法とも呼ばれる療法です。事象についての自身の捉え方や考え方、自分の気分などを再整理することで、ニュートラルな考え方を保ち、心のバランスを取ろうとする心理学的手法です。

7つのコラム法の実施方法

この方法を実施するときには、まず紙と筆記用具を用意してください。慣れてくれば、頭の中だけでもできるようになってきます。紙に書き出すのは次の7つです。

(1)状況:ストレスを感じた場面

(例:挨拶をしたのに、返事が返ってこなかった)

(2)気分:そのときに感じた気持ちを数字で

(例:怒り80%、悲しみ20%)

(3)自動思考:そのとき頭に浮かんだ考え

(例:嫌われている)

(4)根拠:自動思考の内容を裏付けるような客観的な根拠

(例:無視された)

(5)反証:自動思考に矛盾するような事実

(例:昨日の帰りは普通に挨拶していた)

(6)バランス思考:自動思考に代わる新たな考え

(例:仕事に夢中になってこちらの挨拶に気づかなかったのかもしれない)

(7)心の変化:1~6までをやって、どのように気持ちが変化したか

(例:怒り20%、悲しみ5%)

7つのコラム法のコツ

7つのコラム法を実施するときのコツは、「反証」や「バランス思考」をできるだけ多く考え出すことです。ありそうもない可能性のものまで含めてもかまいません。どんどん想像力を膨らませましょう。

そうすることで自動思考を強く信じる気持ちが薄まれば、嫌な感情が和らいできます。また繰り返しおこなっていけば、自分の考え方の癖に気が付いて、柔軟に思考を修正できるようになってきます。

2.マインドフルネスでストレスを軽減させる

最近はテレビの健康番組で取り上げられることも多いマインドフルネスは、鬱(うつ)や不安障害、慢性痛などの治療法として臨床心理学や医療の現場で用いられています。

社員研修の一つとして、Google社ではマインドフルネスが行なわれていることも有名ですね。また、脳科学的な研究ではマインドフルネスを継続的に行うことで脳に好ましい変化が起きることも示されています。

マインドフルネス瞑想の実施方法

(1)最初のうちは一人になれる静かなところに行く

(慣れてくればにぎやかな場所でもできるようになってきます)

(2)背筋を伸ばして座る

(本格的な座り方でなくて、椅子でもかまいません)

(3)目は閉じるか、薄く開けて視線を斜め下に向ける

(4)呼吸の感覚に注意を向ける

(息が鼻を出入りする感覚や、胸・お腹が膨らんだりへこんだりする感覚)

(5)考えごとをして注意がそれていることに気づいたら、その注意をやさしく呼吸に戻す

マインドフルネスは何分くらいすればいい?

マインドフルネスは、できれば20分から30分くらいできるようになれば理想的ですが、初めのうちは3~5分くらいでもいいでしょう。

1週間に1回30分を一気にやるよりは、毎日5分ずつでもいいので毎日継続するほうが有効です。そして慣れてきたら少しずつ時間を伸ばすようにすれば、より効果的でしょう。

マインドフルネス瞑想のコツ

マインドフルネス瞑想で大事なのは、考えごとにとらわれていることに気づき、注意を「今ここ」に戻すことです。呼吸に集中し続けることが難しくて、何度も注意が逸れたとしても、それに気づいて注意を戻すことができていれれば大丈夫です。

「集中できない」「雑念ばかりだ」などと新たなストレスの種を増やすのではなく、たとえ何百回でも何千回でも「注意がそれたら戻す」ことに淡々と取り組むようにしましょう。

マインドフルネスは瞑想だけではない

マインドフルネスは家事や歩行といった日常の動作にも取り入れることができます。やりかたは瞑想と似ています。今していることや歩いている足の感覚などに注意を向けましょう。瞑想の場合と同じく、考えごとにとらわれていることに対する気づきが大事です。考えごとをしていることに気づいたら、やさしく戻すようにしましょう。

またマインドフルネスでは、頭に浮かんでくる考えをただながめるという方法もあります。その考えが正しいか正しくないかなどと吟味しているようであれば、それは考えごとにとらわれているということです。考えが浮かんでくるたびに「という考えがある」と後ろに付け足して、思考をどんどん受け流していくようにすると良いでしょう。

3.身体から人間関係のストレスをほぐす

人間関係で悩みごとを抱えている場合など、ストレスフルな状況にあるときに凝り固まっているのは心だけではありません。心と身体は密接につながっています。ストレスフルな状況では、身体も過度な緊張によってバランスの崩れた状態になっているのが普通です。

こういう場合には、身体の方へ働きかけて心身をリラックスさせるのも効果的でしょう。ここでは「漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)」のやりかたを紹介します。名前は難しそうですが、簡単で手軽な方法ですのでぜひマスターしてみてください。

漸進的筋弛緩法の実施方法

(1)椅子に座る

(2)両手をしっかり握り、腕にも力を入れる

(3)首をすぼめ、両肩に力を入れて耳に近づけるように上げる

(4)かかとをつけたまま両足のつま先を引き上げて足も緊張させる

(5)すっぱいものを食べた時のように顔のパーツを真ん中に寄せて緊張させる

(6)全身の力を一気に抜き、脱力したときの感覚を15~30秒くらい味わう

漸進的筋弛緩法のコツ

身体をリラックスさせるには「いったん力を入れて、そこから一気に脱力する」というのが効果的です。漸進的筋弛緩法をするときは、しっかりと力を入れ、その後に脱力したときの感覚をじっくりと味わうようにしましょう。なお、全身を一度に緊張させるのではなく、部分ごとに緊張と弛緩を繰り返していく方法でもかまいません。

人間関係のストレスを和らげる心理学的方法のまとめ

臨床心理学の中でも行動療法や認知行動療法と呼ばれる分野では、科学的に効果があると認められた方法を主として用いることで、こころの病気や悩みなどを抱える人々の援助を行なっています。

この記事では、この行動療法や認知行動療法で主に使用されている方法を紹介しました。なお、ストレスを和らげるための方法をたくさん持っている方がより効果的です。どんな些細なものでもかまいませんので、気分転換になってストレスが和らぐような方法を手帳などにリストアップしておくといいでしょう。

ここで紹介した方法に加えて、自分なりのストレスのほぐし策をたくさん見つけて、人間関係のストレスフルな状況と上手に付き合っていくようにしましょう。

人間関係というのは、アドラーが言うように、人生における最大の悩みの1つでもあります。そのほかにも人が行き着く「悩み」というのは8つの分野に集約されると言われています。人生100年時代に少しでも悩みを取り除き、充実した人生を送るための手法として私が書き下ろした52ページのPDF冊子『100年先も通用する人生を謳歌する方法』を期間限定で無料公開しています。読んでみたい方はこちらからご覧ください。
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疲れを科学的に解消しパフォーマンスを上げるプチ断食のススメ

「疲れが取れない」「いくら寝ても体がだるい」こんな体の疲れはありませんか? 一方で、朝からバリバリ仕事をこなし疲れ知らず・・という人もいます。彼らの違いはどこにあるのでしょうか?

投資やビジネスの世界では、瞬時に判断し行動する局面も多々あります。行動力や瞬発力は、日々の生活の中で習慣を意識することで、身に付けることができます。備えあれば憂いなしとも言いますが、疲れやストレスから身を守るためにも日頃から備えをしておきたいものです。

ところで、普段の生活で行なえる対策として、食事を意識することはストレス対策やパフォーマンスを上げるために非常に有効です。そこで今回の記事では、

✓ 科学的アプローチで疲れを解消する方法
✓ ストレスに強くなる食事法
✓ 頭の回転を高速にさせる「プチ断食」の方法

をご紹介します。ビジネスや投資で高い成果を得たい人は、疲れの正体を知って疲れと上手に付き合い、またパフォーマンスを上げる食事法としてプチ断食を取り入れることを検討してみてください。

疲れを科学的に解明しよう

“疲れ”の正体

普段われわれは、特に意識せず「疲れた」などとつい言っていますが、そもそも疲れとは一体どういう状態のことを指すのでしょうか?

疲れとは極めて主観的なもので、その人でなければわからないし人それぞれ違うものです。よって疲れを定義づけることは難しいです。しかし、何が疲れを引き起こすのか? というのは、科学的に証明されています。

それは「筋肉と神経の使い過ぎ、または不具合によって体の機能が低下している状態」のことを指します。疲れとは筋肉だけでなく、神経の状態の悪さによって引き起こされているのです。神経は体の司令塔なので、疲れを引き起こしている原因は「脳」の中にあると言えます。つまり、疲れているという感覚そのものが疲れの正体なのです。

動かないと疲れる!?

「疲れているから、休日は何もせず動かない」と言う人がいます。しかし、これが疲れを助長させる原因でもあるのです。なぜなら、動かないと血流の流れが悪くなり、脳と筋肉に十分な酸素が行きわたらず疲労物質が溜まってしまうからです。

先ほど、疲れは「脳」によって感じるものと述べました。実は脳という存在は、そもそも「体を移動させるためにできている」という見解があります。これはノーベル生理学・医学賞の選考委員会があるスウェーデンの「カロリンスカ研究所」の研究員、アンダース・ハンセン氏が唱えた理論です。

つまり、人は動き続けることが本来の姿であり、「動かない」というのは体の不調を招く原因だったのです。休日でも軽い運動やウォーキングを行なうことで疲れを取ることができるのです。

デスクワークで疲れてしまう人

現代人は「朝から晩までデスクワーク」という人が少なくありません。先ほど「脳は体を移動させるためにできている」と書きましたが、デスクワークばかりで動かないと疲れが溜まるのは当然です。

デスクワークで座りっぱなしだと「お尻の筋肉」が衰え、血流や代謝が悪くなり、疲れを引き起こしてしまうのです。お尻の筋肉は下半身を安定させる一番大きい筋肉なので、この筋肉を動かさないと疲れは取れません。「30分に1回は立ち上がる」ことでお尻の筋肉のスイッチを入れることができます。

ストレスに強くなる食事法

さて、本題のプチ断食に入る前に、ストレスに強くなるための食事法についても言及しておかねばなりません。ここ数年の検証の末、「SMILES」という食事法がストレスに強くなる効果があると実証されています。

食事法「SMILES」

「SMILES」とは、オーストラリアのメルボルン大学が、メンタルを強くするために開発した食事法のことです。2017年に、うつ病に苦しむ男女に対して、12週間「SMILES」式の食事だけを続けるように指示し実験しました。

その結果、「SMILES」を取り入れたグループはうつ病の症状がなんと3割も改善したのです。3ヶ月の間、カウンセリングや瞑想など必要なしに、食事だけで改善したのです。果たして被験者がストレスに強くなった食べ物とはいったい何だったのでしょうか?

ストレスに強くなる食べ物

「SMILES」のガイドラインは、次のようなものです。

全粒粉

全粒粉パンは1日に5〜8枚、全粒粉パスタは1日に300〜480g

野菜

1日に握りこぶし6個分ぐらいの新鮮な野菜を食べる。どんな野菜でも構いません。

フルーツ

野球ボールぐらいの大きさのフルーツを1日3つ食べる。

豆類

1週間に180gの豆類を食べる。

ナッツ

1日に手のひらに軽くのるぐらいのナッツを食べる。

魚類

最低でも週に魚類120g以上を食べる。

肉類

脂肪の少ない牛肉、羊肉、豚肉。週に180〜240g。

鶏肉

週に鶏肉120〜180g。

週に卵6個以上。

オリーブオイル

1日オリーブオイル小さじ3杯。

乳製品

牛乳やヨーグルトは1日480ml、チーズは1日80〜120g。

基本的には、いつもより野菜とフルーツの量を増やし、魚と脂身が少ない肉をしっかり食べることを心がければよいです。日本では全粒粉のパンやパスタは手に入りづらいので玄米で補いましょう。またサツマイモやタロイモのように、優良な食物繊維が豊富なイモ類を主食にしていくといいでしょう。

「SMILES」を行なう際のポイントは、カロリーは気にせずに好きなだけ楽しみながら食べることです。カロリーを気にしながら食べるとストレスが増えてしまうため、メンタル安定のためには、食事を楽しむ方が大事です。実は「SMILES」のガイドラインには、食べてはいけない食べ物リストも挙げられています。では次に、気をつけておくべき食品をご紹介します。

ストレスに弱くなる食べ物

以下の食材はストレス耐性を下げイライラしやすくなる食物なので、できるだけ避けましょう。

基本的に禁止ですが、赤ワインか白ワインはOK。それでも1週間に300mlまでが上限です。「酒は百薬の長」という言葉もありますが、実は最近の研究では、「酒は百害あって一利なし」ということが実証されています。

精製された炭水化物

真っ白いパン、白米が代表格。十分な量の食物繊維が含まれていないため、NG食品になります。

お菓子

スナック、クッキー、アイスなどは、すべてストレス耐性を下げます。カカオ70 %以上のダークチョコであれば1日にひとかけらまでOK。

揚げ物

から揚げ、天ぷらなど、油で高温調理したものはいずれもNG食品です。酸化した油が炎症を起こす原因となり、ストレス耐性に関わる脳機能の低下につながります。

カップ麺

ジャンクフードと呼ばれるものは完全に撤廃しましょう。こちらも揚げ物と同じく酸化油のダメージが原因で脳機能が悪化します。

加工肉

ベーコン、ハム、ソーセージなど、保存性を高めるために手が加えられた肉も控えましょう。食べ過ぎによって体調の悪化につながります。

清涼飲料水

砂糖や人工甘味料が入ったドリンク類は、多くても週に3本までが限度。お茶やブラックコーヒーは構いません。

(※杉田注意→ここからH3に戻す)
これらの食品を控えつつ、野菜、フルーツ、魚の量を増やした食生活を試しに3カ月だけでも続けてみてください。いままで不摂生をしていた人ほど、メンタルが大きく改善するはずです。

脳が高速回転するプチ断食

ではいよいよ、ここからが本題です。まず食事は、カロリーが高過ぎると集中力が持続しないなどの弊害があります。そうなると仕事の意志決定においても間違った判断してしまうこともあります。

そこで最近注目されてきたのが、「1日3食は老化のもと」という考え方です。では、1日2食でいいかといえば、そういう意味ではなくて問題は、回数よりも食べるタイミングなのです。

パフォーマンスを上げるために、実は空腹期間を適切な間隔に管理することが大切になるのです。その際ポイントになるのが、「何を」「どのタイミング」で食べるか? これを正しく認識しておくことです。

最適な食事タイミングは?

適切な食事タイミングとして、「リーンゲインズ食事法」が参考になります。

プチ断食「リーンゲインズ食事法」

リーンゲインズ食事法のポイントは、「食べる間隔は、8時間」「12〜16時間のプチ断食をつくる」ということです。

成人男性の場合

男性の場合は、断食時間は、寝ている時間も含めてだいたい16時間が目安です。一例として、22時から8時間寝る人であれば、朝食は抜いて昼は13時頃に野菜などの軽食で済ませます。そして夜は21時までにガッツリ食べ終えることができます。継続する上でのポイントは、決まった時間に食べることです。カロリー計算は、1400〜2000kcal摂取を意識します。

成人女性の場合

女性の場合は、激しい断食や油分をとらないと、女性ホルモンバランスに支障がでるので時間の間隔幅を緩くしましょう。プチ断食時間は、10〜12時間が目安になります。

(※杉田注意→ここからH3に戻す)
実践中のポイントは、お腹が空いている状態でストレスホルモンが少ない緩やかな運動(散歩など)を行なうことです。お腹空いている状態だと、脂肪が溶け出して、体中の血液に回ってエネルギーとして使われるようになります。

冷蔵庫などがなかった原始時代には、基本的には朝に食事はしませんでした。そもそも、体が効率よく食べ物を消化できるときは、副交感神経が優位になってリラックスしているときです。

それに対して、朝はコルチゾールが分泌して交感神経が優位になるので食事には向いてない時間なのです。そして、1日で最もリラックスしている時間帯は、夕方以降になります。ガッツリ食べるなら、夕食が一番体にも優しいですし、仕事の効率を上げるにもベストな選択といえるのです。

夕食を食べるタイミング

夕食を食べる際の注意点は、寝る2〜3時間前に食べるのがベストです。もし夜22時以降に寝る人であれば、そこから逆算してください。また実践前には心の準備が必要です。慣れないうちは体が油断していて脂肪からエネルギー作ろうとしません。

しかしプチ断食がはじまると、体がビックリして脂肪から急いでエネルギーを作り出そうとするため、疲労感を感じやすくなります。1〜2週間続けてだんだん慣れてくると、お腹が空いている状態で脂肪からエネルギーを作り出すように体が学んでくれることを予め知っておきましょう。

リーンゲインズ食事法が習慣化すると、昼は軽食、あるいは食べなくても、集中力が保たれた状態になります。若々しい体をキープして、代謝があがるので免疫力もあがります。さらに食べないことによって、血糖値の乱高下もなくなり、一定のペースで仕事をこなせるようになります。

プチ断食によって、忙しくても他の作業にも手が回るようになるのです。結果として、予定なども立てやすくなるので、タスク管理の効率化が向上します。たとえば日常でも朝ごはんを抜きにすれば、お金も浮くだけでなく、断食になるので一石二鳥です。しかし、これは成人の場合に限ります。お子さんがいる家庭では、子供にはきちんと朝ごはんを食べさせてください。

何を食べるか

成功する上では、「何を食べてはいけない」よりも、「代わりに何を食べるか」に注目する方が大事になります。ケベックのラバル大学の研究によると、「何を食べてはいけないか」に注目したグループの95%は、ダイエットに失敗した結果となりました。

インスタントラーメンを食べる代わりに野菜スープを食べるなどして、「代わりに何を食べるか」に注目したグループの6割以上はダイエットに成功した上、1年以上もリバウンドしませんでした。

では何を食べれば良いのでしょうか? 今回は最も身近な商品で、カロリーが少ない上で、頭の回転をあげるのに必要な栄養素が特に多い3つの食材に絞って紹介します。

頭の回転をあげるのに必要な栄養素が特に多い3つの食材

⑴ ほうれんそう

ほうれんそうを食べ続けると、脳が11歳若返ることがわかっています。頭の回転が速くなるだけでなく、肌の血色も良くなるため、第一印象がアップします。

⑵ ブロッコリー

体内のデトックス効果を促すスルフォラファンが含まれていることで有名な食物です。ブロッコリーの小房を粉々にするとスルフォラファンが大量に出るので、その後30分放置して、そのまま食べるか茹でて食べると効率よく栄養素を吸収できます。

⑶ ブルーベリー

コンビニでも比較的手に入りやすい冷凍ブルーベリーがオススメです。冷凍だと細胞が壊れていてアントシアニン色素が吸収しやすいため、実は生よりも冷凍の方が、吸収効率がいいことがわかっています。効果は目に良いで有名ですが、最も良い効果は記憶力の向上です。仕事のミスを減らすことができるため、新しい情報を得てアイデアを模索する起業家や投資家にもおすすめです。

疲れを解消し、パフォーマンスを上げる食事法のまとめ

疲れを取る根本的な理論は、「体の動きを統制する中枢神経の機能を整える」ことです。なぜ神経の機能を整えるのかといえば、神経の機能を整えることで、脳と手足などがうまく「連動」するからです。 うまく連動すると、体に余計な負荷がかからなくなり、疲れにくい体になるのです。

ストレス耐性を上げるには、普段からの食事習慣を通して取り組んだ方がラクです。そうは言っても食習慣は少しずつライフスタイルを変えていくことが大切です。継続のコツとして、実行記録を紙などに書いてみましょう。ストレスに強い食品を食べたら高得点を、ストレスに弱くなる食品を避ければ高得点をつけるといった具合です。

慣れてきたら、摂取量も適正になるほど高得点をつけることができます。「SMILES」で心が強くなるのは、ジャンクフードなどによって身体への余計な負担が軽減するからです。

また同時にビタミンやミネラルなど大事な栄養素、必須アミノ酸、身体に良い脂肪酸のおかげで頭の働きがよくなるのも大きな要素のひとつと考えられますので、3ヶ月間実践しつづけて、ストレスに強い心に生まれ変われることを実感してみましょう。

また、後半は体のパフォーマンスをあげる食事法として、科学的に立証されているプチ断食ともいうべき「リーンゲインズ食事法」を紹介しました。実は、集中力不足は水不足とも言われています。今まで朝食を食べて胃を刺激させて目を覚ましていた、という人は、朝1リットルの水を飲みましょう。

昼は夕食にとることができない栄養素を今回紹介した野菜やフルーツなどで軽めの食事で補ないましょう。夜は、失ったカロリーを補うため好きなものを食べましょう。朝は、水。昼は栄養補給軽食。夜はガッツリ。このようなシンプルなルールに基づいて、何を食べるかのバランスと、食べるタイミングをコントロールして、戦略的に食事をとることで、全体のパフォーマンスを上げていきましょう。

ここまで、疲れを解消しパフォーマンスを上げるプチ断食について書いてきました。「健康」という分野も人生における悩み多き課題のひとつです。人が行き着く8つの分野の悩みを解消していけば、人生は謳歌することができます。いまや人生100年時代と言われるなか、私が書き下ろした52ページのPDF冊子『100年先も通用するお金の稼ぎ方』を期間限定で無料公開しています。読んでみたい方はこちらからご覧ください。
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今さら人に聞けない!ふるさと納税制度の仕組みをわかりやすく解説します

2008年に初めてふるさと納税が導入されてから10年以上が経過しました。時間の経過と共にこの制度の認知度も高まっていき、2017年度の納税受入額は3500億円を超えました。

この制度は元々、地方経済活性化の目的で導入された制度ですが、ふるさと納税を利用した方の所得税や住民税が控除されたり、返礼品がもらえたりするなど納税した側にもメリットがあります。「ふるさと納税って今さら過ぎて人に聞きにくい・・」という人も多いのではないでしょうか? 今回はそんな人に向けて、ふるさと納税制度の仕組みを分かりやすく解説します。

ふるさと納税制度とは?

ふるさと納税とは、寄付金税制の種類です。「納税」という名称がついているためややこしいのですが、実際には「寄付」を利用した節税方法のひとつと言えます。自身で選択した特定の地方自治体に寄付をすることによって、その自治体へ住民税の一部相当を「納税」したように見せる制度となっています。そのため、ふるさと納税は「ふるさと寄付金」とも呼ばれています。

寄付金控除とふるさと納税の違い

ふるさと納税は国や地方公共団体などに対してお金を寄付したときに税金が安くなる「寄付金控除」の一つとされています。

寄付金控除は、寄付したお金から2000円を引いた額が所得控除として差し引かれます。例えば、1万円寄付した場合、その金額から2000円を引いた8000円が所得から控除されます。ただし、ふるさと納税には単なる寄付金控除とは違う特徴があります。以下に、その違いを2点まとめてみました。

・ふるさと納税は住民税の控除にもつながる!

ふるさと納税は所得税控除だけでなく住民税の控除にも適用されます。また、住民税控除の場合、控除のされ方が「基本分」と「特例分」の2パターンあります。それぞれの控除額の計算方法については後程お伝えしたいと思います。

・手厚い返礼品がもらえる!

ふるさと納税は寄付先を限定していませんので、自分の好きな地方自治体に寄付することができます。しかも寄付をすれば地方の特産品や地方限定の返礼品などがもらえるのはとても魅力的です。

ふるさと納税後の税率は?

ふるさと納税で控除対象となる税金は所得税と住民税です。まず、所得税の控除の計算方法ですが、式に表すと以下のようになります。

ボールド)所得税の控除額=(寄付した額-2000円)×所得税率

ちなみに所得税率は、その年の所得に応じて変わってきます。所得税率については、個人の場合は下記のような累進課税率になりますので参考にしてください。

所得額 税率
195万円以下 5%
195万円超330万円以下 10%
330万円超695万円以下 20%
695万円超900万円以下 23%
900万円超1800万円以下 33%
1800万円超4000万円以下 40%
4000万円超 45%

次に、住民税の控除額の計算方法です。ここがふるさと納税の効果が出るところで、基本分と特例分に分かれています。

(基本分)

ボールド)住民税からの控除=(寄付した額-2000円)×住民税率10%

(特例分)

ボールド)住民税からの控除=(寄付した額-2000円)-所得税からの控除分-住民税(基本分)からの控除分

この特例分の控除に関しては、「住民税額所得割額×20%」と比較して少ない方が採用されます。

ふるさと納税の申告対象となるのは?

ふるさと納税の控除申告の仕方は、サラリーマンと自営業者で違ってきます。以下に見ていきましょう。

・確定申告が必要の場合

確定申告は一般的に個人事業主などが税金の申告をするときに行うものですが、ケースによってはサラリーマンの方も行う必要が出てきます。例えば、医療費控除を受ける場合や住宅借入金控除などの初年度分申告については、会社員でも確定申告の手続きが必須になってきます。ふるさと納税で確定申告が必要な方は以下の条件に当てはまるかどうかでわかります。

1)1年間に寄付した自治体の数が6団体以上ある方
2)年収が2000万円以上ある方
3)給与所得者で給与所得以外の所得がある方
4)給与所得者でかつ医療費控除などの手続きが必要な方
5)ワンストップ特例の申請手続きができなかった方

・確定申告が不要の場合

上記の条件からもわかるように、確定申告の必要がないふるさと納税利用者は「ワンストップ特例」を受けていることです。また、ふるさと納税をした団体の数が5団体以下というのも条件になります。

この時、気を付けておきたいのが「5団体以下」の自治体というだけで、例えば、「1団体に6回以上寄付するといったことは可能」となります。また、この場合住民税のみが控除対象となります。

これらの要件を満たしているとワンストップ特例が使えます。この特例を利用すると翌年度分の住民税が減額されますが、条件を満たせば自動的に適用されるわけではありません。「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」という書類を自治体からもらうか、自分でネット上から取得・プリントアウトするかして記入し、その後各自治体に提出します。

オンライン上のプラットフォームに記入して申請することもできますので、条件を満たしている方はぜひ活用しましょう。なお、確定申告が必要な人は「ワンストップ特例」の申請をすると控除されなくなりますので注意が必要です。

ふるさと納税の流れ

ふるさと納税の仕組みや制度の概要についてある程度わかったら、今度はふるさと納税利用の流れについて見ていきましょう。

①まず納税可能額を知る

ふるさと納税を利用した控除には上限が定められています。今回、詳しい上限金額については割愛しますが、上限金額を超えて納税すると超えた分に関しては税金控除の対象にならないので注意しましょう。この上限金額は、年収や家族構成などによって異なってきます。以下、参考までに納税可能額の目安を紹介しておきます。

年収300万円程度の方 1~3万円ほど
年収500万円程度の方 4~6万円ほど
年収1000万円程度の方 13~17万円ほど

ちなみに私は、個人で不動産所得もあることから、毎年30万円程度のふるさと納税を申請しています。

②自治体からもらえる返礼品を決定する

ふるさと納税の返礼品としてもらえるものはお米、野菜、肉、海産物、家電などいろいろあります。どんな返礼品がもらえるのかまとめたサイトなどもありますので、いろいろ調べてみるのもよいでしょう。

③寄付をする

納税は銀行振り込み、郵便振替のほかクレジットカードでもできます。クレジットカードでの納税の利点は、ポイントがたまることです。例えば、カードブランドによっては納税額の1%ほどがポイントで還元されるものもあります。また、納税の方法としては、ネット通販をするように簡単にWeb上で納税を完了できるサイトもあります。

④返礼品を受け取る

返礼品は納税後1~4週間ほどで送られてきますが、人気の品や家電などは1ヵ月以上かかる場合もあります。また、配送先を自宅以外の場所に指定し、お中元やお歳暮代わりに利用することも可能です。

⑤所得税などを減税する

減税の手続きを確定申告でする場合、郵送されてきた「寄付証明書」が必要になります。ワンストップ特例制度には本人確認書類と自治体への申請用紙が必要になります。

ふるさと納税制度のまとめ

ふるさと納税の利用上限額は、家族構成や所得額によって異なります。ただ一つ言えることは、高所得者ほど控除される金額も大きくなるため、高所得者の方がふるさと納税のメリットを受けやすいということです。

ただし、今までのふるさと納税制度はチェック機能が甘く、自治体の運営の良心に頼っていました。そのため最近ニュースでも話題となったように、納税者を囲いこむ目的で「過剰な高額な返礼品競争」や「自治体の特産品とは関係ないもの」を扱うなど問題視されている点が多く出てきました。

これらのことを考えると、今後制度の見直しやふるさと納税制度の仕組み自体が変わってしまうこともあり得ます。自治体側に求められるのは「地域振興」というふるさと納税の趣旨を再確認し、「自治体の応援をしたい」という納税者の善意を裏切らないということではないでしょうか。納税者自身も目先の返礼品にとらわれず、ふるさと納税の意義をしっかり見据えることが大切です。

ここまで、ふるさと納税制度の仕組みについて見てきました。人生100年時代といわれる現代、マネーの専門家の私が書いた52ページにも及ぶ『100年先も通用するお金の稼ぎ方』を期間限定で無料公開中です。気になる方は、いますぐダウンロードしておいてください。
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