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思い通りの人生にならない人へ贈る、人生が好転する3つの方法

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「思い通りの人生にならない」「なぜか不運な出来事ばかりだ」と、人生がうまくいかなくて悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

確かに原因は、会社や政治や相手にあるのかもしれません。しかし、人に原因を求めたところで成長はおろか、現状維持すらままなりません。

今回は「人生がうまくいかない原因」についてまとめました。

この記事では、

・人生が好転する3つの方法
・自分の“選択”に満足するために知っておくべきこと
・すぐ人のせいにしてしまう人へ「意識の変え方」

をご紹介いたします。

人生が好転する3つの方法

うまくいかないのは“視座”が悪い

人生がうまくいかない原因とは、「視座」にありました。視座とは、物事を見る姿勢や態度、立場のことです。視点や視野とは違うニュアンスですね。

「視点が違う」とは、見ているポイントが違うということです。

「視野を広く」とは、見ている範囲を大きくすることです。一方で「視座を変える」とは、見る場所を変えることとなります。

視点や視野というのは、一方向からのアプローチに対して、視座はまったく別の方向からのアプローチなのです。

「上司が怒ってばかりで憂鬱だ」・・これは視座が「上司が怒る」→「憂鬱」というパターンが出来上がっています。

これを「上司は今日も絶好調だ」「上司がいるから自分も仕事ができる」というように、視座を変えるのです。

すると気持ちが冷静になり、「上司の怒る原因は何か?」というように論理的な答えを求め出すのです。

物事を見る姿勢を変えることで、問題解決へと向かえます。視座は、物事を見る姿勢です。

物事を見る姿勢とは、「自分が意識」していることにあります。つまり、自分が意識していることが視座となり、それが現実を映しだしているのです。

「キレイ」を意識している人が公園へ行くと、「キレイな花が咲いていた」「キレイな空だった」というように、キレイなものばかりに気づきます。結果、気分のいい時間を過ごすことができます。

反対に「汚い」を意識している人が公園に行くと、「トイレが汚かった」「言葉遣いの汚い子供がいた」と、汚いものばかりに気づきます。

結果、気分の悪い時間を過ごすことになります。このように、自分が意識していることが自分の人生をつくりだしているのです。

仕事に対する意識を変える

既存の仕事へ対する意識とは、「1に売り上げ2に売り上げ」でした。

しかし、これからの時代に意識すべきことが「楽しく仕事をする」ことです。なぜなら生産性を上げるには、社員のモチベーションを上げる必要があるからです。

アルミ加工メーカーで急成長を遂げている会社があります。「HILLTOP株式会社」です。

ディズニーやNASAを顧客に持つこの会社は、売り上げより、社員のモチベーションを一番に考える会社です。

ルーティン作業はすべて機械に任せ、人は知的作業を行なうという独自のシステムを築き、多品種少量生産を行っていますHILLTOP株式会社の経営者は、お金を残すことより、人の成長を優先させているのです。

すると社員は、できる、できないに関係なく全力で仕事に打ち込むようになります。

これを踏まえると、効率を上げて結果を出すことが目的の「金至上主義」から、人材を大事にすることが目的の「人至上主義」に時代はシフトしているといえます。

会社に対する意識を変える

これからの時代を生き残っていくためには、会社に対する意識を変えることです。

心理学的にこれを「正統的周辺参加」と呼びます。「共同体への参加の度合いを高めていくことの中に学習がある」という考え方です。

新入社員は、企業の中心ではなく周辺から参加することになります。はじめは周辺でも、経験を積み上げていくうちに、企業の中心に向かっていきます。その過程において、スキルや心構えが磨かれていくのです。

正統的周辺参加は、個人が共同体に参加することで自身の成長ができます。企業は中心的人物を獲得でき、効率化を図れるという、お互いメリットのある考え方なのです。

自分の“選択”に満足するために知っておくべきこと

なぜその選択に“満足”できないのか?

「あの時、ああしておけばよかった」と思う人は多いです。実のところ、人は「選択肢が多ければ多いほど、満足度が低下する」といいます。

これを「マキシマイザー」と呼びます。マキシマイザーとは、直訳すると「最大化する人」という意味で、“最高の”選択を望む人のことをいいます。

マキシマイザーだと、「あれがよかった」「あっちが良かった」と選択した後に後悔してしまうのです。

選択したことに満足できない人は、マキシマイザーの可能性が高いです。ではどうすれば、「満足のいく」選択ができるようになるのでしょうか?

それは、サティスファイザーになればいいのです。

サティスファイザーとは「満足人間」という意味で、“そこそこ”でも満足できる人のことをいいます。 そこそこで満足できる人であれば、どんな選択においても後悔することはないのです。

“正しい選択”の手順

では、具体的にどうすれば、サティスファイザーになることができるのでしょうか?

それは、バリー・シュワルツ著「なぜ選ぶたびに後悔するのか」から答えを導きだします。

バリー・シュワルツは次の6つの手順を踏むことで、サティスファイザーになることができると述べています。

1. 目標を複数決める
2. その目標の重要度を決める
3. オプション(機能)を考える
4. どのオプションなら目標達成できるか考える
5. その中で一番確率の高いオプションを選ぶ
6. 結果に基づき目標を修正、重要度見直し、オプション評価に取り入れる。

高い買い物をする時、「それを手にしたら、何をするのか?」という目標を立てます。

そして目標達成するためには、どんなオプション(機能)をつけるべきか考えます。これらを分析した上で選択すると、後悔しない選択ができるのです。

選択の“枠”を拡げる

選択に満足するためには、「考え方」を変えなければなりません。その方法として「ズームアウト選択」というものあります。

選択する際、その選択肢の枠を拡げることです。枠を拡げることで、目的性、方向性を見誤らないようにするのです。

「同僚と1000円のランチに行くべきか」「残って午後の仕事を前倒しすべきか」という選択をする時、「同僚と1000円のランチに行くべき」をズームアウトすると「お昼を食べる」ということになります。

「残って午後の仕事を前倒しすべきか」をズームアウトすると「仕事が速く終わる」になります。

「お昼を食べる」「仕事が速く終わる」どちらが今の自分にとって必要か考えることで、「選択しやすく」なるのです。

もし、同僚とコミュニケーションを取りたいという方向性があれば、前者になるでしょう。

仕事を早く終わらせ、自分磨きに精を出したいなら、後者を選択するでしょう。

すぐ人のせいにしてしまう人へ「意識の変え方」

“人のせい”にしても解決しない

トラブルに巻き込まれた時、問題が降りかかってしまった時、つい“人のせい”にしたくなります。

自分に原因がないとすれば、なおさら人のせいにしたくなるのも無理はありません。

しかし、原因を他人に求めたり、環境に求めたりする「他責思考」では、その問題は解決しないのです。

なぜなら、他人を変えたり、環境を変えたりすることは膨大な労力と時間がかかるからです。

長年連れ添った夫婦でさえ、相手を変えるのは難しいのに、社会や他人を変えるとなったら夢に近い話です。

人に原因を求める他責思考では、何も変わらないのです。

“誰のせい”にすれば成功する?

では、どうしたら問題を解決できるのでしょうか?それは他責思考ではなく「自責思考」を持つことです。

自責思考とは、自分に原因を求めることです。

なぜならトラブルや問題に巻き込まれた時、「自分に原因があった」と考えると、問題解決のために行動するからです。

チームで立ち上げたプロジェクトが失敗に終わった。

この時、「理解できない先方が悪い」「上司の判断力の無さだ」と他責思考では何も変わりません。

「自分たちの力不足だ」「どこを改善したらうまくいくか」と自責思考で考えると、次への課題が浮き彫りになり、成長できるのです。この自責思考の小さな積み重ねが大きな成功へとつながっています。

自責思考で気をつけるべきこと

成功には自責思考は欠かせません。しかし、自責思考にも注意すべき点があります。

それが「極端な自責思考にならない」ことです。

自責が強すぎると、あれもこれも自分が悪いと考え、ストレスを抱え込み、うつ病や精神疾患に陥る可能性があるからです。

注意すべき点はもう1つあります。それが、環境への関心が希薄になってしまうことです。

「すべて自分が悪い」と思ってしまうと、人の仕事や会社のシステム、社会環境に対しての意識が希薄になってしまいます。

本当の原因が、環境やシステムにあったとしても「自分が悪い」と思ってしまうと、問題そのものが見えなくなってしまうのです。

まとめ

よく「こうすれば幸せになれる」「○○が人間としての生き方だ」と言われます。

しかし実のところ、人生や物事に正解はありません。あるのは「個別解」が存在しているだけです。

個別解とは、「自分の解釈が人生をつくっている」という意味です。

つまり、70億人いたら、70億通りの正解があるということに他なりません。これらを踏まえると、他人の理論や概念が絶対ではなく、その理論や概念が「自分にとってどうか?」という趣味嗜好の問題になるのです。

仕事で成果を上げるために、工程や方式を変えることは容易ではありません。

しかし、その原点となる「意識」を変えることは、すぐにでもできます。原点が変われば、流れも変わり、結果も変わるのです。

問題が発生したとき、トラブルに見舞われたとき、人の本性が露呈されます。他責思考の持ち主は思考停止に陥り、退化していきます。

自責思考の持ち主は能動的に行動でき、成長していきます。

前者と後者では、5年後10年後には埋めることのできない「差」が出てしまいます。適度に「自分に原因がある」と思うことで、行動力に転換できるようになります。

「自分に対する意識」を変えることで、自他共に幸せになれます。人生を楽しくするのも自分、人生をつまらなくするのも自分なのです。

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