「開運したい!」
「開運祈願」
と願ったことのない人はいないはずです。
ですが、そもそも「開運」とは何だと思いますか?
辞書で「開運」を引いてみると、「運が開けること」とか「幸運に向かうこと」などと書いてあります。
「運」は「めぐりあわせ」のような意味ですから、「開運」とは「悪いめぐりあわせを断ち切り、良いめぐりあわせに出会えるように人生を開いていくこと、流れを変えていくこと」といえるかもしれません。
ただ、開いていく、変えていくといっても、「貧乏な家に生まれてしまった」とか「都会で育ちたかったのに、田舎の家に生まれてしまった」というようなめぐりあわせは、自分の力ではどうしようもありません。
でも、貧乏な家で生まれ育った人であっても、自分の運命を切り開いていき、幸せになっていった人はたくさんいます。
ですから開運とは、このように自分でできることをして良いめぐりあわせに出会っていくことをいうのです。
開運を願うなら
では、開運を願うならどのようにあればいいのでしょうか?
とりあえず、ありとあらゆる開運方法を次から次へとやっていけば、運は開けていくのでしょうか?
残念ながら、開運には向き、不向きがあり、不向きな人はどんな方法を試したとしても運を開いていくことができません。
開運に向いている人と、不向きな人の違いはどこにあるのか。
心の持ちかたが違う
まず違うのは心の持ちかたです。
良いめぐりあわせがやってきたとしても、それを素直に喜ぶことができなければ、運を開くことはできません。
たとえば、何かのくじ引きで100円が当たったとしましょう。
このとき、「100円もらえた、ラッキー!」と喜びを感じることのできる人もいれば、「なんだよ。たったの100円かよ」と不平不満を感じる人もいるでしょう。
開運に不向きなのは、後者のような人です。
何かにつけて不平不満ばかり思っているような人は、せっかく良いめぐりあわせの兆しがやってきても、それをつかむことができず、運を逃してしまいます。
逆に、前者のような素直に喜ぶ心を持っている人は、次から次へと良いめぐりあわせを引き寄せ、運を開いていくことができるのです。
まずは、小さな素直に喜ぶことのできる心を持てるようになることが大切です。
行動が違う
運が開けるようなおまじないをしたり、お守りを身につけたりすることは、もちろん大切な開運のメソッドです。
しかし、それだけで運が開けるわけではありません。
それに行動(努力)が伴ってはじめて運が開けてくるのです。
たとえば、アファメーションか何かの恋愛運を向上させるおまじないをしたとしましょう。
それだけで素敵な彼氏や彼女ができるでしょうか?
絶対に無理ですよね。
服装や化粧などのおしゃれに気を配るようにしたり、体を鍛えたり、ダイエットしたりして自分を磨く努力も必要ですし、出会いが期待できそうな場へと自ら進んで出かけていくことも大事です。
そのような努力が伴ってはじめて、恋愛運が開けてくるわけです。
ですから、運を開きたいのであれば、願うだけではなく、実際に行動し、努力しなければなりません。
待っているだけでは何も起きないのです。
手軽に開運?4つの開運方法
といっても、運を開いていくにはパワーのいることばかりしなければいけない、ということでもありません。
手軽な開運術も存在しています。
素直に喜ぶことのできる心と行動力に加えて、これから紹介する開運術を実行するようにすれば、開運力アップ間違いなしです。
モノに感謝して、大切に扱う
モノは粗末に扱うのではなく、感謝の心をもって大切にしてください。
こちらがそのような態度で接すれば、モノのほうも良いエネルギーを返してくれるといわれています。
ですから、どのようなモノでも、傷がつかないよう丁寧に扱ったり、汚れが付いたらきちんと手入れしてあげるようにしましょう。
また、使った後には「ありがとう」と感謝の言葉を、落としてしまったり、踏んでしまったりした場合には「ごめんなさい」のひと声をかけるようすればより感謝の気持ちが伝わるともされています。
鏡はきれいに、大切に扱う
鏡は自分自身を映すもの。
汚れていたり、割れていたりすると、自分自身にネガティブなエネルギーが跳ね返ってきてしまいます。
汚れが付いたり曇ったりしないよう、常にきれいに磨いておくようにし、使わないときはカバーをかけておくように心がけてください。
また、割れた鏡は、運を下げてしまうので絶対に使ってはいけません。
鏡が割れたときには、「今まで本当にありがとうございました」とお礼をいい、丁寧に処分するようにしましょう。
掃除、整理整頓する
家が汚れていたり散らかっていたりすると、気分もよくないですよね。
当然、運も下げてしまいます。
汚れやごみはきちんと掃除し、使ったものはそのままにせず元にあった場所に戻す、当たり前のことだと感じる人もいると思いますが、そういったことが開運につながるのです。
また、モノがたくさんありすぎるなら断捨離してしまいましょう。
使わないもの、不要なものは気持ちがスッキリし、心が晴れやかになります。
その際には、忘れずにちゃんとお礼をいってから処分してください。
それから、家の掃除では特に玄関とトイレを重点的にきれいにすることです。
玄関をきれいにしていると良い運気が入ってきやすくなりますし、トイレをきれいにすると悪い運気が出ていきやすくなります。
観葉植物を置くようにする
玄関や部屋に観葉植物を置くことにも運を開く効果があります。
種類や置く場所によって、どのような運が開けるかが変わってきますので、自分の望む開運に効果的な種類と置き場所を選ぶのが一番です。
もちろん、ただ置くだけでは開運効果を期待することはできません。
観葉植物は浄化作用があるとされているので、部屋の暗い場所や空気の流れが悪い場所に置くと効果的です。
そういった場所に置くので放っておくと枯れてしまいます。
ですから置きっぱなしにせず、愛情をこめて育ててあげましょう。
選ぶなら楽しいほうを
素直に喜ぶことのできる心を持ち、開運術も使いながら、しっかりと行動して努力を積み重ねていく。
そうすれば自ずと運は開けてくるものです。
そのために必要な「行動」には、さまざまな選択がつきものです。
どちらの方向に向かって行動していくべきなのか、その行動をとるべきなのか、迷うような選択もあるでしょう。
そのようなときに選択の基準となるのは「楽しさ」です。
自分が「楽しい」とか「楽しそうだ」と感じるほうを選ぶようにすれば、運が開けていくようになっているのです。
ただし、この場合で気をつけなければいけないのは、「楽しい」と「楽」は違うということです。
人間は、ついついしんどいこと、面倒くさいことを避けようとして「楽」そうな選択肢を選んでしまいがちです。
しかし、「楽」なほうを選んでも楽しくはないですし、楽しくなければ運も開けてきません。
また、「楽しさ」にはある程度の「面倒くささ」や「しんどさ」といったものも付いてくるものです。
たとえば、ゲームでも、「楽」にクリアできてしまうようなゲームばかりしていても「楽しく」はないですよね。
迷ったときには、「楽」なほうを選ぶのではなく、「楽しそう」なほうを選ぶようにしてください。
最後に
ここまで開運について書いてきましたが、そもそもあなたは何のために運を開きたいのでしょうか?
何のために金運を上げて、お金持ちになりたいのですか?
何のために恋愛運を上げて、彼氏や彼女を作りたいのですか?
そう、「幸せ」になるためですよね。
では、あなたにとって「幸せ」とは何ですか?
お金があることですか?
格好いい彼氏やきれいな彼女がいることですか?
それさえ手に入れば、あなたは幸せでしょうか?
実は、お金にしろ、パートナーにしろ、社会的な地位にしろ、どんなにすばらしい外的な条件がそろったとしても、それだけで幸せになることは絶対にできません。
幸せとは、外的な問題ではなく、内面の問題だからです。
運を開きたい、金運を上げたい、恋愛運を上げたい、仕事運を上げたいと願う前に、まず自分自身の内面と向き合ってください。
そして、自分自身がどうありたいのか、どうあれば内面の幸せを感じられるのかをちゃんと把握してください。
それをちゃんと把握したうえで、心の持ち方を整え、実際に行動することで努力を積み重ねていくようにすれば、どんな運でも自然と開けていくことになるでしょう。
しかしそこをおろそかにすれば、どれだけ努力を積み重ね運が開けたとしても、あなたが幸せになる事は難しいでしょう。
開運し、幸せになりたいのであれば、自分自身と向き合うことを忘れないでください。