今まで投資に興味があっても知る機会がなかった方、難しい言葉が多く理解しにくいと感じている方は、投資について書かれている漫画で知識を得てみましょう。
漫画ならストーリーに合わせて読み進めていくだけなので、難しく考えずに多くの知識を自然と手に入れやすくなります。
そこで今回は、投資が学べる漫画の中からおすすめの漫画を5作品ご紹介します。
これから投資を始める方は、漫画で投資の知識を得てから始めてみましょう。
投資に最低限必要な知識とは?
アセットクラスの基礎知識
投資に関して最初に知っておきたいこととして、『アセットクラス』というものがあります。
アセットクラスとは、投資対象である資産の値動きやリスクが似ているものをグループで分けたもので、主に以下の株式と債券、地域に分類されます。
・国内株式・・・・・・日本国内の株式で日本の景気の影響を受けやすい
・先進国株式・・・・日本以外の先進国の株式で、比較的安定している(アメリカやフランス、ドイツなど)
・新興国株式・・・・経済発展している国の株式で、不安定な部分がある(中国や韓国、インドやブラジルなど)
・国内債券・・・・・・日本国内の債券で、国内株式に反する動きをしやすい
・先進国債権・・・・日本以外の先進国の債権で為替変動の影響を受けやすい
・新興国債権・・・・経済発展している国の債権
アセットクラスにはそれぞれのリスクやリターンがあり、どのアセットクラスにどれだけのリスク・リターンがあるのかを理解することが重要です。
投資商品の知識
投資商品の知識としては、アセットクラスの知識と同時に投資信託や債券、預貯金などの仕組みを知っておくと良いでしょう。
内容としては投資商品の仕組みや投資方法、値動きが生じる要素など、その商品への理解がどれだけあるかによって商品への理解も深まっていきます。
投資を今後も活用していくためには、できるだけ広い商品知識を身に付けておきましょう。
投資売買の基本ルール
投資において売買の基本を知っておくことも重要です。
投資の基本は“安い時に買い、高い時に売る”ですが、基本そのものが難しいと感じる方もいるでしょう。
基本的な売買ルールに沿っていくには、最初に購入方法や株価が安い時と高い時、売買に必要な手数料まで知っておく必要があります。
また、受け渡し可能な現物株や上場投資信託と呼ばれるETFなどは、発注から成約までの流れやルールに関しても学んでおくと良いでしょう。
投資信託の場合は、時価評価を元に計算した基準価格などの基本ルールもあります。
投資理論の知識
投資理論の知識として、投資の根本を学んでおく必要があります。
中でも、自己責任の理解は原則的に不可欠なものとなるでしょう。
よく知らないうちに商品は購入しない、資産運用の結果は自己責任としてリスクがあっても受け入れるなど、投資の根本的な部分を見失っては欲に負けてしまい、
欲が勝ってしまえば正しい投資から離れていってしまいます。
投資理論として、リスク回避方法である分散投資の概念などを学び、投機欲だけが先走りにならないようにしましょう。
税制の知識
投資を行うには、証券税制について最低限の知識を学んでおきましょう。
証券税制とは、上場株式などを所有していた場合に配当にかかる税制や株式売却時の譲渡益などのかかってくる税制のことであり、税率を知ってから投資を行った方が確定申告時にもスムーズに手続きが進められます。
他にも税制が優遇される資産形成制度もあるため、税制の知識が重要となるでしょう。
投資漫画なら分かりやすく覚えられる
投資の参考書は専門用語が多くて難しい
投資に関する参考書は、初心者から見ると難しい専門用語ばかりに感じやすく、表現の固さなども加わるとどうしてもスムーズに内容が入ってこなくなります。
特に参考書ともなれば、本の著者は投資の専門家であるため専門用語中心になりがちです。
そのため、初心者が投資の参考書を読んでしまうと、ますます投資が遠い存在に感じられてしまう可能性があり、『難しい』という先入観だけが植え付けられてしまいます。
投資漫画は初心者も楽しく、分かりやすく学べる
投資漫画であれば、絵と文章で見た目にも分かりやすい図が描かれていたり、表現方法が柔らかくなっていたりするため、投資を難しいと感じにくくなります。
さらに、漫画のストーリーによって投資は楽しいものだと感じやすく、自分自身を主人公に当てはめれば読み進めていくだけで投資に関する知識も習得できるでしょう。
文章だけよりも視覚との組み合わせで学んでいけるため、投資初心者ほど漫画の方が楽しみながら学べます。
投資漫画は大きく分けて2種類
投資を解説した入門漫画
投資漫画には投資について詳しく解説している入門漫画があります。
世間では『投資=不安』や、『投資=詐欺』などのネガティブワードが定着し、専門的な解説書を読んでも理解できず、投資に対してのイメージが変えられない場合が多いです。
しかし、投資を知らない人は入門漫画を読むことで投資に関するイメージを払拭し、投資の基本的な部分をきちんと学んでいけるでしょう。
投資をテーマにした漫画
投資をテーマにした漫画ではFXや株式など広いジャンルで投資を取り上げ、楽しみながら投資や内容を知っていけます。
メインのストーリーから投資だけというものではなく、何かのきっかけで投資に触れていくものも多く、一見投資と関係なさそうな漫画もあります。
投資を身近に感じたい方にもおすすめです。
投資家もおすすめする漫画5選
マンガ株投資入門 借金200万円、株で完済できるかな
「マンガ株投資入門 借金200万円、株で換算できるかな」は、
雑誌の編集者が上司からの命令で株特集を担当することがきっかけで生まれたドキュメンタリー漫画です。
個人投資家になるまでの記録を面白さ満載で綴られていて、投資の基礎から上級者向けのテクニックまで学べる一冊となっています。
坂本タクマの実践株入門
ギャグ漫画家でありトレーダーとしての顔も持つ著者が、
今まで実践してきた内容から独自の『坂本システム』を生み出すまでの、成功と失敗を繰り返すストーリーです。
株ブームが来ると予測したことがきっかけで知識ゼロの状態から実戦を繰り返して学んでいく内容であり、ギャグ要素の高さから笑いながら楽しく株について学べる内容となっています。
マンガFX入門
FXに特化した内容が学べる『マンガFX入門』は、基本的な知識がない方でも解説を交えているため、基本を学びながら読み進めていける一冊です。
主人公の父親が為替損益によって自分の会社を追い詰めてしまい、代わりに主人公がFX取引のプロと出会い父親を救っていく内容になっています。
FXの全てを順番に知っていけるため、初心者でも読みやすいでしょう。
マンガでわかる株式投資!女子高生株塾
主人公の通っている高校が突然倒産して買収されることから始まる内容で、タイトルの通り女子高生でも株式投資の基礎知識を分かりやすく学んでいける一冊です。
本来、投資の本ではあまり解説されない事件の真相や時事ネタが盛り込まれ、株への影響はどれくらいあるのかという部分まで解説されています。
しっかりとしたストーリーで株式投資が学べるため、初心者だけでなく主人公と同じ学生にもおすすめの漫画です。
マンガ 株で調子に乗って失敗しました。
著者のエッセイを漫画にした『マンガ 株で調子に乗って失敗しました。』は、今までのノウハウ本の中でも珍しい失敗談がメインとなっています。
不安定な生活を支えるために株を始めたことがきっかけで沼にはまり、最終的には預金も底をついてしまうまでに至った経緯など、壮絶な体験から株の仕組みを学んでいける内容です。
入門的な意味よりも株で失敗しないための一冊として、ぜひ読んでみましょう。
まとめ
投資は入門書が多く販売されていますが、どれも専門的な内容でスムーズに入ってこないという方は漫画で学ぶことをおすすめします。
ストーリーやイラストで分かりやすくなっているため、難しく考えずに自然と投資の知識を習得できるでしょう。
漫画の種類も様々なので入門書などと合わせて読めば、投資の知識を広げられます。
投資の種類により、読むべき漫画も変わってきます。投資の種類に関しては下記のページで詳しく解説していますので、参考にしてください。