レコメンド画像4
融資・節税を軸にした、不動産投資の実務ブログ

2026年 11月 の投稿一覧

融資の稟議と金融機関が見る5つのポイント|担当者に伝わる資料の整え方

融資の稟議と金融機関が見る5つのポイント

融資の稟議と金融機関が見る5つのポイント

融資の相談を進めていると、金融機関の担当者から「稟議にかけます」「本部の承認が必要です」と言われることがあります。借りる側からは見えない社内の手続きなので、何を見られているのか分からず、不安になる方も多いはずです。この記事では、金融庁の公表資料をもとに、不動産投資の融資で金融機関が重視している5つのポイントと、担当者が稟議を書きやすくするための資料の整え方を整理します。

▶ チーム戦(SEN)無料体験セミナーの詳細はこちら

稟議とは何か

稟議(りんぎ)は、一般に、担当者が起案した融資案件について、上司・支店長・本部などの決裁権限者が順に確認し、承認を得る社内手続きを指します。金融機関ごとに権限や手順は異なり、融資額や条件によって、支店長の決裁で足りる案件と、本部の審査部門まで上がる案件に分かれるのが一般的です。

借りる側が稟議書そのものを見ることはできません。そのため、融資の申込者がすることは、担当者が稟議書に書きたい内容を、資料と説明でそろえることになります。

担当者の視点に立つと、稟議書には次のような内容を書く必要があります。

  • 誰に、いくら、何のために、どの期間で貸すのか
  • 返済の原資は何で、その見込みは妥当か
  • 担保は何で、評価額はいくらか
  • 懸念点は何で、それをどう整理したか

つまり、担当者が上司や審査部門に説明しやすい資料ほど、案件が前に進みやすくなります。逆に、数字が食い違っていたり、説明の根拠が見つからなかったりすると、担当者が確認に時間を取られ、結論が出るのが遅れることもあります。

金融庁の公表資料から読み取れる前提

金融庁は、2019年3月に「投資用不動産向け融資に関するアンケート調査結果」(金融庁)を公表しています。銀行・信用金庫・信用組合に対し、一棟建(土地・建物)向けの融資の管理態勢を調査したものです。この資料には、金融機関に求められる対応が整理されています(2026年10月に原文を確認しました)。

その中で、融資審査に関わる主な点は次のとおりです。

  • 一棟建向けの融資は、賃貸事業が長期的に生み出すキャッシュ・フローの水準が返済を大きく左右する、事業性融資の性格が強い
  • 融資の主な返済原資は物件が生み出すキャッシュ・フローとして、物件が収益を生む期間(耐用年数)を客観的に検証し、融資期間を整合させることが重要
  • ストレスも勘案した、完済までの収支シミュレーションに基づいて返済可能性を見極める
  • 物件の売買価格や賃料水準の妥当性を、紹介業者に任せきりにせず、自ら検証する
  • 顧客の財産・収入を示す資料が偽装されないよう、エビデンスの原本確認や、職業・年齢・家族構成に照らした妥当性の検証を行う
  • 顧客が事業・収支の見込みやリスクを理解しているかを確認する

金融機関側の対応事例として、融資期間が法定耐用年数を超える場合に融資の稟議を本部決裁とした事例、全融資期間のシミュレーションを行い大規模修繕も返済計画に織り込むこととした事例、顧客から直接エビデンスを受け取る事例なども紹介されています。

この資料は金融機関向けの考え方を示したものですが、借りる側から見れば、「融資の審査では何が確認されるか」を知る手がかりになります。以下の5つのポイントは、この資料の内容と、融資実務の一般的な流れを踏まえて整理したものです。個別の金融機関の審査基準を示すものではありません。

ポイント1: 物件の収益力と収支シミュレーション

1つ目は、物件そのものが生み出す収益で返済できるかどうかです。

金融機関は、レントロール(賃貸借条件一覧表)や賃貸借契約書から、現在の賃料収入を確認します。そこから運営費(管理費、修繕費、固定資産税、保険料など)を引き、返済額と比べて、返済に余裕があるかを見ます。

収支の見方の例(仮の例)

次の仮の例で考えます。

  • 年間の想定賃料収入: 600万円
  • 空室や滞納を見込んで、実効収入を90%とする: 540万円
  • 運営費を実効収入の25%とする: 135万円
  • 運営費を引いた収益: 405万円
  • 借入: 5,000万円、25年、元利均等返済、金利2.0%と仮定すると、年間の返済額は約254万円

この場合、収益405万円に対して返済は約254万円で、返済額に対する収益の倍率は約1.6倍です。金利が上がったり、空室が増えたりすると、この余裕が小さくなります。金融機関は、こうした変動を織り込んだ見通しを見ているため、借りる側も、あらかじめ数字を変えて試算しておくと、質問に答えやすくなります。

同じ条件(借入5,000万円、25年、元利均等)で、金利だけを変えて試算すると、次のようになります(仮の例。収益は405万円で固定)。

金利 月額返済(概算) 年間返済(概算) 返済額に対する収益の倍率
2.0% 約21.2万円 約254万円 約1.6倍
3.0% 約23.7万円 約285万円 約1.4倍
4.0% 約26.4万円 約317万円 約1.3倍
5.0% 約29.2万円 約351万円 約1.15倍

金利が2.0%から4.0%に上がると、年間の返済額は約63万円増え、倍率は1.6倍から1.3倍に下がります。このように、金利が上がったときに、どこまで耐えられるかを自分で把握しておくことが大切です。なお、この表は金利だけを動かしたもので、空室や修繕費が同時に増えるケースは含んでいません。

金利上昇への備えは、別の記事で整理した金利上昇のストレステストの考え方がそのまま使えます。

融資期間の見方

金融庁の資料では、中古物件の融資期間が、築年数を控除した法定耐用年数を大きく超えるケースがあることに触れ、耐用年数が客観的に評価されているかに留意する必要があるとされています。融資期間と建物の寿命の関係は、金融機関が気にする点のひとつです。

借りる側は、希望する融資期間の根拠を、建物の構造や築年数、修繕の状況から説明できるようにしておくと、話が進みやすくなります。

ポイント2: 物件の価格と賃料の妥当性

2つ目は、購入価格と賃料が、周辺の実態に照らして妥当かどうかです。

金融庁の資料では、金融機関が売買価格の妥当性や現地の確認、近隣の状況の確認を行うことが多いとされています。一方で、紹介業者による売買価格の吊り上げの例もあったと記されており、金融機関が物件の価格や賃料を、自ら確認する重要性が示されています。

金融機関が参考にする材料として、一般に次のようなものが考えられます。

  • 近隣の取引事例や、周辺の家賃相場
  • 周辺の入居率
  • 土地の評価(路線価など)や、建物の評価
  • 現地の状況(周辺環境、建物の状態)

借りる側が資料を出す場合は、購入価格が周辺の類似物件と比べて高すぎないか、賃料が相場から離れていないかを、自分でも確認しておくことが大切です。たとえば、周辺の同じ広さの部屋が月6万円程度で募集されているのに、レントロールでは月8万円となっていれば、再募集時に下がる可能性を指摘されることがあります。その場合は、賃料の根拠(設備、立地、募集実績など)を説明できるようにしておきます。

ポイント3: 借り手の収入と資産の裏付け

3つ目は、借りる人の返済能力です。給与所得者であれば、勤務先や年収、勤続年数、既存の借入などが見られます。法人で借りる場合は、決算書や代表者の資産・負債の状況が見られます。

金融庁の資料には、顧客の財産・収入を示す資料が偽装されるという問題を防ぐため、金融機関が提出されたエビデンスの内容を、形式的ではなく実質的に確認する必要があるとされています。具体的には、原本の確認に加えて、職業・年齢・家族構成に照らして、財産や収入の水準が妥当かを検証することが重要と示されています。

借りる側として、次のような準備が役立ちます。

  • 源泉徴収票、確定申告書、決算書など、数字の根拠となる書類を最新のものにそろえる
  • 預金通帳は、出入金の履歴を含めて用意し、資金の出どころを説明できるようにする
  • 既存の借入は、残高、金利、返済額、返済期間を一覧にしておく
  • 書類は、本人が直接金融機関へ提出する形が望ましい

資金の出どころの示し方は、別の記事で自己資金の証明として整理する予定です。

書類の改ざんや事実と異なる申告は、融資契約上の問題になるだけでなく、法的な責任を問われる可能性もあります。数字は、確認できる事実に基づいて正確に示してください。

ポイント4: 自己資金と購入後の余力

4つ目は、頭金や諸費用をどの程度自己資金で出せるか、購入後に手元の資金にどれだけ余裕があるかです。

融資を受けて物件を取得する投資は、金利の上昇や空室などの変化が起きたときに、手元の資金で支えられるかが重要です。金融機関は、自己資金の水準だけでなく、購入後に手元に残る流動資産の額や、他の資産の状況も見ます。

たとえば、次の2つのケースを比べると、考え方が分かります(仮の例)。

項目 ケースA ケースB
購入価格 5,000万円 5,000万円
自己資金(頭金+諸費用) 800万円 800万円
購入後に残る現預金 50万円 400万円
年間の返済額(借入4,200万円、25年、金利2.0%と仮定) 約213万円 約213万円
手元資金で返済を支えられる月数の目安(月額返済を約17.8万円として) 約3か月 約22か月

どちらも自己資金は同じですが、購入後に残る現預金が違います。手元資金が薄いと、空室や修繕が重なったときに、返済が苦しくなるおそれがあります。この月数の計算は、手元資金÷月額返済額という単純なもので、実際には運営費なども考える必要がありますが、余力を考える目安にはなります。

ポイント5: 取引の全体像とリスクの理解

5つ目は、取引の全体像が整理されており、借りる側がリスクを理解しているかです。

金融庁の資料には、金融機関が、紹介業者やサブリース業者の業務の適切性を検証すること、顧客に対して、事業・収支の見込みやサブリース契約の条件などの重要な点の理解度を確認することが求められる旨が記されています。また、主要なリスクとして、空室率の上昇、大規模修繕、サブリースなどが例示されています。

そのため、融資の面談では、次のような質問を受けることがあります。

  • なぜこの物件を選んだのか
  • 空室が増えたとき、どう対応するのか
  • 大規模修繕の費用は、どのように準備するのか
  • 管理会社やサブリース会社は、どこで、どのような契約か
  • 金利が上がったとき、返済は続けられるか

これらに、自分の言葉で答えられることが重要です。「業者に任せている」という説明だけでは、リスクを理解しているとは受け取られにくくなります。サブリースの家賃保証については、別の記事で整理した家賃保証と融資の関係が参考になります。

稟議に通りやすい資料の整え方

5つのポイントを踏まえて、資料づくりの順番を整理します。

  1. 事業の概要を1枚にまとめる(物件の概要、購入価格、融資希望額・期間、返済原資)
  2. レントロールを最新の状態に更新する
  3. 収支計画を作る(現況ベースと、空室・金利上昇を織り込んだ試算の両方)
  4. 自分の収入・資産・負債の一覧を作り、根拠書類をそろえる
  5. 物件の価格と賃料の根拠(周辺の事例など)を添える
  6. 想定されるリスクと、その対応を文章で示す

5つのポイントと、それぞれに対応する資料の例を、表にまとめます。

ポイント 金融機関が確認したいこと 用意する資料の例
1. 収益力 物件の収益で返済できるか レントロール、賃貸借契約書、収支計画、修繕の履歴
2. 価格と賃料 購入価格・賃料が相場と合うか 売買契約書案、周辺の募集事例、物件資料
3. 収入と資産 返済能力と資料の真正性 源泉徴収票、確定申告書、決算書、通帳、借入一覧
4. 自己資金と余力 購入後も手元資金に余裕があるか 資金計画表、預貯金・有価証券の残高
5. 取引の全体像 リスクを理解し、管理体制があるか 管理委託契約書、サブリース契約書、事業計画書

この順番で作ると、担当者が稟議書に転記しやすく、質問への答えも整理されます。提出書類の具体的な準備の順序は、別の記事で扱う予定のため、ここでは考え方のみ示します。

事業計画書(1枚)の構成例

資料の最初に置く1枚の計画書は、次の順番で書くと読みやすくなります。

  1. 目的: なぜこの物件を取得するのか(長期保有か、将来の売却を含めるか)
  2. 物件の概要: 所在地、構造、築年数、面積、戸数、購入価格
  3. 資金計画: 融資希望額、期間、自己資金、諸費用の内訳
  4. 収支計画: 現況の賃料収入、運営費、返済額、収益
  5. リスクと対応: 空室、金利上昇、修繕、出口(売却)の考え方
  6. 運営体制: 管理会社、修繕の相談先、税理士などの専門家

目的が明確で、数字とリスクの説明が一貫していると、担当者は稟議書に書く内容を組み立てやすくなります。逆に、目的が「節税」だけのように見える書き方は、事業としての採算を重視する金融機関には伝わりにくいため、避けたほうが無難です。

面談での受け答えの準備

面談では、資料に書いてあることを、口頭で説明する場面があります。次のような質問に備えて、簡単なメモを作っておきます。

想定される質問 準備しておく内容
この物件を選んだ理由は 立地の需要、価格の根拠、収支の見通し
空室が出たときの対応は 想定する空室期間、募集の方法、手元資金の額
金利が上がったらどうするか 試算した金利の水準、繰上返済や借り換えの考え方
大規模修繕の資金は 修繕の時期の見込み、積み立ての計画
将来、売却するつもりはあるか 出口の時期と、売却価格の想定の考え方

答えを暗記する必要はありません。資料の数字と、自分の考えがつながっていることが伝われば十分です。分からないことは、無理に答えず、「確認して後日回答します」と伝えるほうが、誠実な印象になります。

資料づくりのチェックリスト

  • 数字が、資料間で食い違っていないか(賃料、面積、返済額、日付)
  • 作成日・基準日が明記されているか
  • 前提(空室率、運営費の割合、金利)が書かれているか
  • 売りたい側(売主・仲介)の資料と、自分で確認した資料が区別されているか
  • 不利な情報(空室、修繕の予定、築年数)も隠さず書いているか

融資の実行後に求められることもある

稟議は融資を実行する前の手続きですが、金融庁の資料では、実行後の管理(期中管理)にも触れられています。アンケートでは、実行後に賃料や空室率の実績を確認している金融機関がある一方、実績を踏まえた収支見込みの更新を「一切行っていない」とする金融機関が約半数あったとされています。また、改善事例として、賃料や修繕費の実績報告を求めたり、取得時の賃料収入の予想と実績のずれを確認したりする例が紹介されています。

借りる側にとっては、融資後も、賃料収入や修繕費の実績を整理しておくことが、次の相談の下地になります。たとえば、借り換えや追加の融資を相談するとき、過去の稼働率や修繕の実績が整理されていれば、担当者は新しい稟議を書きやすくなります。

  • 毎月の賃料入金と空室の状況を記録する
  • 修繕・設備交換の費用と時期を台帳にまとめる
  • 年に1回、収支の実績と当初計画の差を確認する
  • 返済に不安が出る前に、金融機関へ早めに相談する

当初の計画と実績のずれを自分で把握し、説明できる状態にしておくことは、金融機関との信頼関係にもつながります。

よくある失敗

稟議の段階で、案件が止まりやすい例を挙げます。

  • 数字の食い違い: 資料ごとに賃料や経費の数字が違うと、確認に時間がかかり、信頼も下がります。
  • 楽観的な収支だけを示す: 満室・低金利を前提にした計画だけでは、リスクの検討が不十分に見えます。
  • 担当者への説明が毎回違う: 面談ごとに目的や計画の説明が変わると、一貫性を疑われます。
  • 書類の提出が遅れる: 追加の資料依頼に時間がかかると、審査の手順が停滞します。
  • 担当者の質問に業者任せで答える: 自分の言葉で説明できないと、理解度を疑問視されることがあります。

また、融資の可否や条件は、金融機関の方針、時期、他の案件の状況などによっても変わります。1つの金融機関で難しいと言われても、別の金融機関では違う判断になることがあります。使い分けの考え方は、別の記事で整理する予定です。

よくある質問

Q. 稟議の進み具合を担当者に聞いてもよいですか。

A. 構いません。ただし、審査の内容そのものは社内情報のため、詳しくは教えてもらえないことがあります。進行の目安(いつ頃に結果が分かるか、追加資料はあるか)を尋ねる形が現実的です。

Q. 稟議で否決された場合、理由は教えてもらえますか。

A. 金融機関によって対応は異なり、詳細な理由は開示されないことがあります。それでも、担当者との会話から、収益性、担保、属性などの方向性が分かる場合があります。その内容を踏まえて、条件や資料を見直すとよいでしょう。

Q. 収支計画は、どの程度細かく作ればよいですか。

A. 融資期間を通じた収支の見通しと、空室・金利上昇を織り込んだ試算があると、金融機関は検討しやすくなります。大規模修繕など、定期的に発生する費用も組み込むと、説得力が増します。

Q. 不動産会社が作った資料をそのまま出してもよいですか。

A. そのまま提出するのは避けたほうがよいでしょう。金融庁の資料でも、紹介業者に任せきりにせず、金融機関が自ら確認することが求められています。借りる側も、資料の数字を契約書や通帳などの根拠と照らして、自分で確認してから出してください。

Q. 本部決裁になると、通りにくくなりますか。

A. 一概には言えません。本部決裁となるかどうかは、融資額や条件などによって決まり、金融機関ごとに運用が異なります。本部決裁の場合は、社内の確認事項が増えるため、資料の整合性や説明の一貫性が一層大切になります。

まとめ

稟議は、金融機関内部で融資の可否を判断する手続きで、借りる側が見ることはできません。そのため、担当者が説明しやすい資料と、一貫した説明が重要になります。

金融庁の公表資料からは、融資審査で、物件のキャッシュ・フローによる返済可能性、価格・賃料の妥当性、借り手の財産・収入の裏付け、取引の全体像とリスクの理解が確認されることが読み取れます。これらを5つのポイントとして整理し、自分の資料で一つずつ答えられるようにしておくと、審査がスムーズに進みやすくなります。

融資の判断は金融機関ごとに異なり、制度や運用は変わることがあります。実際の申込みにあたっては、金融機関の担当者や、税理士などの専門家に確認してください。

融資を活用した不動産投資を、体系的に学びたい方へ
レバレッジ型不動産投資スクール「チーム戦(SEN)」では、融資・物件選び・税金の考え方を、無料体験セミナーでご紹介しています。

チーム戦(SEN)無料体験セミナーはこちら

※セミナー後に有料サービスのご案内がある場合があります。成果を保証するものではありません。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の投資・融資・税務上の判断を勧めるものではありません。制度や数値は記事作成時点の一般的な内容です。個別の判断は、金融機関・税理士などの専門家にご確認ください。

最終更新:2026年10月

関連記事

レントロールの作り方と融資審査での見られ方|入居状況・賃料・契約期間の整理

レントロールの作り方と融資審査での見られ方

レントロールの作り方と融資審査での見られ方

融資の相談で金融機関から「レントロールをください」と言われ、何をどこまで書けばよいのか迷う方は少なくありません。レントロール(賃貸借条件一覧表)は、物件の収入を部屋ごとに並べた資料で、融資の審査では収益の裏付けとして読まれます。この記事では、レントロールの項目、作り方の手順、審査で読まれやすい点、契約期間や賃料に関する法律上の基本までを整理します。

▶ チーム戦(SEN)無料体験セミナーの詳細はこちら

レントロールとは何か

レントロールは、賃貸物件の全室について、入居者・賃料・契約期間・敷金などの賃貸借条件を一覧にした表です。「賃貸借条件一覧表」や「入居者一覧」と呼ばれることもあり、物件を売買するときや融資を申し込むときに、収益の中身を確認する資料として使われます。

家賃収入の合計だけを見ても、その収入がどのような契約に支えられているのかは分かりません。たとえば、同じ月額100万円の賃料収入でも、全室が満室で契約年数も長い物件と、半分が入居1か月未満の物件とでは、収入の安定性の見え方が変わります。レントロールは、この違いを数字で示すための資料です。

作成する場面は、主に次の3つです。

  • 物件を購入する前に、売主や仲介会社から受け取って内容を確認する場面
  • 融資を申し込むときに、金融機関へ提出する場面
  • 保有物件の収支を管理し、借り換えや売却の準備をする場面

購入前に受け取るレントロールは、売主側が作成したものです。そのまま信じるのではなく、賃貸借契約書や入金の記録と突き合わせて確認する必要があります。融資の申込時は、確認を終えたうえで、自分の言葉で説明できる形に整えて提出します。

レントロールに載せる基本項目

項目は金融機関や物件の種類によって多少異なりますが、一般に次のような内容を載せます。必須の書式が法律で決まっているわけではないため、金融機関から指定のひな形があれば、それに合わせるのが近道です。

項目 内容 読まれ方の例
部屋番号・間取り・面積 部屋を特定する情報 賃料が面積や間取りに見合っているか
入居状況 入居中・空室・退去予定など 稼働率の計算、空室の理由
契約開始日・契約期間 現契約の始期と終期 満了時期が一時期に集中していないか
現行賃料・共益費 毎月の賃料と共益費 周辺相場や募集賃料との差
敷金・礼金・保証金 預かっている敷金など 返還義務の残額、承継の確認
契約形態 普通借家・定期借家、法人契約か個人契約か 更新の有無、契約の安定性
保証会社・連帯保証人 滞納時の備え 回収の見込み
入居開始時期(入居年月) 入居者の入れ替わりの目安 入居期間の長さ、募集の難易度
備考 滞納履歴、賃料改定の予定、解約予告など リスクの把握

入居者の氏名は、個人情報にあたるため、提出先や目的に応じて伏せることがあります。部屋番号と属性(個人・法人・学生など)の書き方で足りるかどうかは、事前に金融機関の担当者へ確認するとよいでしょう。

賃料以外の収入と費用の扱い

レントロールを作るとき、賃料以外の収入をどこに入れるかで迷うことがあります。基本は、賃料と、それ以外の収入を分けて書くことです。

区分 例 書き方の考え方
賃料 居室の月額賃料 契約上の賃料と、実際の入金額の両方を確認する
共益費・管理費 共用部の電気代、清掃費などに充てる名目 賃料と別欄にし、合計時は含めるかどうかを明記する
駐車場・駐輪場 月極の駐車場料金 居室とは別の契約になっていることが多いので、別表にする
一時金 礼金、更新料など 毎月の収入ではないため、月額賃料の合計には混ぜない
その他 自動販売機、看板、アンテナ設置など 継続的な収入かどうか、契約書があるかを確認する

一時金を月額賃料に混ぜてしまうと、年間収入が実態より大きく見えます。金融機関は、継続的に入ってくる収入かどうかを重視するため、一時的な収入は別枠に整理するのが無難です。

作成の手順

レントロールは、次の順序で作ると、抜けや食い違いを減らせます。

  1. 賃貸借契約書、重要事項説明書、管理会社の入居者台帳を集める
  2. 部屋ごとに、契約開始日・期間・賃料・共益費・敷金を転記する
  3. 通帳や管理会社の入金明細で、実際の入金額と契約上の賃料が一致するかを確認する
  4. 空室は、空室になった時期と募集賃料、募集の状況を記録する
  5. 合計欄(月額賃料の合計、年間賃料収入、稼働率)を計算する
  6. 備考欄に、滞納、賃料減額の合意、退去予告などの事実を書く
  7. 作成日(基準日)を明記する

特に3の突き合わせが大切です。契約書上の賃料と、実際の入金額が違う例は珍しくありません。賃料の減額を口頭で合意していたり、フリーレント期間中であったりすると、契約書の賃料をそのまま転記しても、実態を表さなくなります。

基準日の記載も欠かせません。レントロールは、ある時点の入居状況を切り取った資料です。作成日が古いと、金融機関はその後の変化を確認しようとするため、直近の状態に更新してから提出するのが望ましい形です。

計算の例(仮の例)

次のような仮の例を考えます。

  • 全10室、満室想定の月額賃料の合計が80万円(1室平均8万円)
  • 現在の入居は8室、うち1室は賃料を6万円に減額している
  • 空室2室の募集賃料は各8万円

この場合、入居中の賃料合計は7室×8万円+1室×6万円=62万円、年間では744万円です。満室想定の年間賃料960万円に対する実際の収入は、約77.5%となります。稼働率を部屋数で見ると8室÷10室で80%ですが、賃料ベースでは77.5%と少し低くなります。

この差を、レントロールに数字として載せておくと、金融機関は賃料ベースの稼働率を把握しやすくなります。部屋数ベースの数字だけを出すと、実態より良く見えるため、両方を載せるのが丁寧です。

レントロールから収支を見積もる例(仮の例)

レントロールの数字は、そのまま収支の計算の出発点になります。先ほどの仮の例(入居中の年間賃料744万円)を使って、簡単な見積もりを示します。

  • 年間賃料収入: 744万円
  • 運営費(管理委託料、修繕費、固定資産税、保険料など)を仮に収入の25%とすると、186万円
  • 運営費を引いた収益(NOIの目安): 558万円
  • 年間返済額を仮に400万円とすると、返済に対する収益の倍率は558万円÷400万円で約1.4倍

この倍率が高いほど返済に余裕があると見られますが、運営費の割合や、空室2室が埋まったときの収入の増え方は、物件によって異なります。金利が上がったときの影響を調べる方法は、別の記事で扱ったストレステストの考え方が参考になります。ここでの数字は説明のための仮の例であり、実際の物件の水準を示すものではありません。

なお、満室になった場合の収入を前提に計算すると、収支が実態より良く見えます。融資の相談では、現況の賃料をベースにした数字と、満室想定の数字を分けて示すほうが誠実です。

融資審査でレントロールが見られる点

金融機関は、レントロールから、返済の原資となる賃料収入がどの程度安定しているかを読み取ります。ここでは、一般に着目されやすい点を整理します。審査の基準は金融機関ごとに異なり、公開されていないものも多いため、以下はあくまで読まれ方の例です。

  • 稼働率の水準と推移: 現時点の入居率だけでなく、過去の入居状況も確認されることがあります。
  • 賃料の相場との整合: 周辺の賃料と比べて高すぎる賃料は、再募集時に下がる可能性があると考えられます。
  • 契約期間の分布: 満了時期が同じ時期に集中していると、一度に退去が出たときの影響が大きくなります。
  • 入居者の属性: 単身者が中心か、法人契約があるか、特定の企業に偏っていないか。
  • 滞納・賃料減額の有無: 備考欄の記載や、通帳の入金実績との整合を見られます。
  • 敷金の扱い: 預かっている敷金が、売買や融資の資金計画に影響しないかを見られることがあります。

融資の審査全体の流れは、別の記事で整理した融資審査の考え方や、金融機関への提出書類の準備と合わせて考えると分かりやすくなります。レントロールは、あくまで収益面の資料のひとつです。

物件の種類による違い

レントロールの見方は、物件の種類によっても変わります。

  • 一棟アパート・マンション: 戸数が多いため、満了時期の分散や、入居者の属性の偏りが見られやすくなります。
  • 区分所有の1室: 戸数が1つなので、空室になると収入がゼロになります。レントロールというより、管理組合の資料や修繕積立金の状況が重視されることもあります。
  • 戸建賃貸: 契約が1本ですが、入居期間が長くなる傾向がある一方、退去したときの空室期間の影響が大きくなります。
  • 事務所・店舗などの事業用: 契約期間が長く、賃料の改定や中途解約の条件が独自に定められることがあります。契約書の特約の確認が欠かせません。

事業用の物件では、居住用と異なる扱いになる点も多いため、レントロールを読む際は、専門家への確認を前提にしてください。

契約期間と賃料に関する法律上の基本

レントロールの契約期間や賃料の欄を読むには、借地借家法の基本を知っておくと便利です。ここでは条文を確認できた範囲で整理します。

期間の定めと更新

建物の賃貸借で期間の定めがある場合、当事者が期間の満了の1年前から6か月前までの間に更新をしない旨の通知をしなかったときは、従前と同一の条件で契約を更新したものとみなされます。ただし、更新後の期間は定めがないものとされます(借地借家法第26条第1項)。また、賃貸人からの更新拒絶の通知や解約の申入れには、正当の事由が必要です(同法第28条)。

これは、契約期間が満了しても、貸主の都合だけで自由に契約を終わらせることはできないという意味です。レントロールの「契約満了日」は、その日に入居者が退去するという意味ではなく、更新が起きる日と読むのが一般的です。

期間1年未満の契約

期間を1年未満とする建物の賃貸借は、期間の定めがない賃貸借とみなされます(同法第29条第1項)。短い契約期間が書かれていても、それが法的な意味でそのまま効力を持つとは限らない点に注意が必要です。

定期建物賃貸借

契約の更新がない定期建物賃貸借(定期借家)は、公正証書などの書面で契約をし、あらかじめ賃借人に対して、更新がなく期間の満了で終了することを記載した書面を交付して説明する必要があります。説明をしなかった場合は、更新がないとする定めは無効になります(同法第38条第1項・第3項・第5項)。

レントロールに「定期借家」と書かれていても、この手続きが適切に行われていなければ、普通借家として扱われる可能性があります。購入や融資の場面では、契約書と説明書面の有無まで確認しておくと安心です。

賃料の増減

建物の賃料は、租税その他の負担の増減や経済事情の変動、近隣の同種の建物の賃料との比較で不相当になったときは、契約条件にかかわらず、当事者が将来に向かって増減を請求できます。ただし、一定期間は賃料を増額しない旨の特約がある場合は、その定めに従います(同法第32条第1項)。

レントロール上の賃料が相場より高い場合、賃借人から減額を請求される場面も考えられます。逆に、安い賃料を増額したい場合も、話し合いが前提となり、思いどおりに上げられるとは限りません。賃料の見直しは、別の記事で扱う賃料改定の考え方と合わせて検討してください。

制度や条文は改正されることがあります。ここで挙げた条文は、2026年10月時点のe-Gov法令検索で確認した内容です。個別の契約の有効性や賃料の請求の可否は、事情によって結論が変わるため、弁護士・不動産の専門家に確認してください。

敷金と所有者の変更

売買でオーナーが替わるとき、レントロールの敷金欄が重要になります。民法では、賃貸借の対抗要件(借地借家法では、建物の引渡しが対抗力になります。同法第31条)を備えた不動産が譲渡されると、賃貸人の地位は譲受人に移ると定められています(民法第605条の2第1項)。そして、賃貸人の地位が移ったときは、敷金の返還義務も譲受人が承継します(同条第4項)。

敷金は、賃料などの債務を担保する目的で賃借人から預かる金銭で、賃貸借の終了時に、未払いの債務を差し引いた残額を返還する義務があります(民法第622条の2第1項)。

そのため、購入する側にとって、レントロールの敷金の額は、将来の返還義務の大きさを示します。売主から買主へ、預かり敷金が引き継がれるかどうかは、売買代金の精算の方法とあわせて確認が必要です。たとえば、敷金の合計が100万円ある物件では、返還の時期が来たときに、その金額を用意できるように資金計画に入れておく必要があります。

購入前に契約書と照合するポイント

売主から受け取ったレントロールを確認するときは、次のような表を作って、契約書や通帳と一つずつ突き合わせます。

照合する項目 見る資料 確認すること
賃料・共益費 賃貸借契約書、変更合意書 契約後に賃料が変更されていないか
実際の入金額 管理会社の入金明細、通帳 契約上の賃料と一致しているか
契約期間・更新 賃貸借契約書 満了日、更新の方法、更新料の定め
敷金 契約書、預り金の台帳 預かり額が売主の説明と合っているか
契約形態 契約書、定期借家の説明書面 定期借家なら説明書面が交付されているか
滞納・クレーム 管理会社の報告書 現在も続いている問題がないか

照合の結果、レントロールと資料が一致しない部分が見つかったら、売主や仲介会社に理由を確認します。納得できる説明が得られない場合は、価格や条件の再検討、あるいは購入の見送りも選択肢です。

作成時によくある失敗

レントロールの作成や確認で起こりやすい失敗を挙げます。

  • 作成日が古い: 数か月前のレントロールのまま提出すると、その後の入退去を反映していません。
  • 契約書と入金額がずれている: 賃料減額やフリーレントが反映されていないと、信用を損ねます。
  • 空室の記載が曖昧: 空室の期間や理由、募集条件が書かれていないと、再入居の見通しが立ちません。
  • 契約満了日の偏りを確認していない: 更新の時期が揃っていると、退去が重なったときの収入の減り方が大きくなります。
  • 敷金の返還義務を資金計画に入れていない: 購入時に承継する敷金を見落とすと、後から資金が不足します。
  • 共益費や駐車場収入の扱いが統一されていない: 賃料に含めるか別枠にするかを統一していないと、合計が合いません。

提出前のチェックリスト

  • 基準日が直近になっているか
  • 契約書・入金明細と賃料が一致しているか
  • 合計欄の計算が合っているか(賃料ベースと部屋数ベースの稼働率)
  • 空室・退去予定・滞納を備考に書いたか
  • 個人情報の取り扱いを、提出先と確認したか
  • 契約形態(普通借家・定期借家)が、契約書と一致しているか

見せ方の工夫

提出の前に、数字を読み取りやすい形に整えると、金融機関とのやり取りが円滑になります。

  • 並び順は、部屋番号順を基本にし、空室は目立つように記載する
  • 合計欄を上部にまとめ、満室想定賃料・現況賃料・稼働率を並べる
  • 賃料が相場より高い・低い部屋は、備考に根拠(募集事例など)を書く
  • 契約満了日の一覧(月別)を別表にすると、集中度が分かる

次のように、月別の満了件数を整理する方法もあります(仮の例)。

満了月 戸数 賃料合計(月額)
2027年3月 3戸 24万円
2027年9月 2戸 16万円
2028年3月 2戸 16万円
2028年9月 1戸 6万円

この例では、2027年3月に満了が集中しています。繁忙期に当たる時期なので、募集の面では有利と考えることもできますが、更新の時期が揃うと、一斉に更新料や手続きが発生することにもなります。数字を示したうえで、更新や募集の方針を言葉で補足すると、金融機関に伝わりやすくなります。

空室や問題点を隠さず説明する

レントロールを作るとき、空室や滞納といった不利な情報を目立たせたくなる心理は理解できます。しかし、融資の審査では、情報の不足よりも、情報の食い違いが不信につながりやすいと考えられます。

  • 空室の理由(退去時期、募集の開始時期、原状回復の予定)を記載する
  • 滞納がある場合は、金額・期間・対応状況を書く
  • 賃料を下げて入居させた例があれば、その事情を書く

また、融資の申込書類に事実と異なる記載をすることは、融資契約上の問題になり得ます。レントロールの内容は、確認できる事実に基づいて記載してください。

よくある質問

Q. レントロールに決まった書式はありますか。

A. 法令で定められた書式はありません。金融機関や仲介会社がひな形を持っていることが多いため、提出先の形式があれば、それに合わせるのが基本です。ない場合は、この記事の項目を参考に、基準日・合計欄・備考欄を備えた表を作成します。

Q. 入居者の氏名は書く必要がありますか。

A. 提出先の求めによります。個人情報にあたるため、部屋番号と属性(個人・法人など)で足りる場合もあります。金融機関の担当者に、どの程度の記載が必要かを事前に確認してください。

Q. 売主から受け取ったレントロールは、そのまま信じてよいですか。

A. そのまま信じるのは避けてください。賃貸借契約書、入金明細、管理会社の台帳と突き合わせて、賃料・敷金・契約期間が一致しているかを確認する必要があります。

Q. 契約期間が1年未満の部屋があるのですが、どう扱えばよいですか。

A. 借地借家法では、期間を1年未満とする建物の賃貸借は、期間の定めがないものとみなされます(第29条第1項)。ただし、定期借家などの例外があるため、契約書の内容を専門家に確認することをおすすめします。

Q. 稼働率が低い場合、融資は受けられませんか。

A. 稼働率だけで決まるわけではありません。空室の理由、募集の状況、周辺の需要、ほかの収入の状況などを含めて総合的に判断されます。空室の見通しと対策を説明できるようにしておくと、話が進めやすくなります。

まとめ

レントロールは、物件の賃貸借条件を一覧にした資料で、融資の審査では収益の裏付けとして見られます。作る際は、契約書と入金明細を突き合わせ、基準日と合計欄、備考欄を整えることが基本です。

また、借地借家法の更新・期間・賃料増減の規定や、民法の敷金の規定を理解しておくと、契約満了日や敷金欄の意味を正しく読み取れます。空室や滞納といった不利な情報も、理由と対応を添えて正直に示すほうが、信頼につながります。

制度や条文は改正されることがあるため、実際の判断の前には、金融機関や弁護士、税理士などの専門家に確認してください。

融資を活用した不動産投資を、体系的に学びたい方へ
レバレッジ型不動産投資スクール「チーム戦(SEN)」では、融資・物件選び・税金の考え方を、無料体験セミナーでご紹介しています。

チーム戦(SEN)無料体験セミナーはこちら

※セミナー後に有料サービスのご案内がある場合があります。成果を保証するものではありません。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の投資・融資・税務上の判断を勧めるものではありません。制度や数値は記事作成時点の一般的な内容です。個別の判断は、金融機関・税理士などの専門家にご確認ください。

最終更新:2026年10月

関連記事