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ビジネスパーソンがスキルアップするための5つの方法と3つの失敗の捉え方

意識の高いビジネスパーソンの中には、日頃からスキルをアップし成長することに対して感度が高い人も多いことでしょう。

✔︎ もっと成長したい
✔︎ スキルアップし成長するにはどうするべきか?
✔︎ 早く成長しなければならない

などと常に考えている人に向けて、成長とは何か? 成長するためにはどうしたら良いのか? という命題について、5つの方法と3つの失敗の捉え方という切り口で答えを深掘りしていきます。

ビジネスパーソンとしてスキルアップし成長するための5つの方法

ビジネスパーソンとしてスキルアップしもっと仕事ができるようになりたいーー
そう思った時が成長するチャンスです。

この時、仕事IQと呼ばれる仕事ができるようになるための能力を高めることで、デキるビジネスパーソンになることができます。

幸い、この仕事IQはテクニックさえ知れば、すぐにある程度高めることができます。以下、その具体的な5つの方法を解説します。

会話力を上げる

仕事IQを高めるためにはまず会話力が必要です。会話力を高める訓練としてアクティブリスニングがあります。

アクティブリスニングとは、アメリカの心理学者カール・ロジャースが提唱したもので、相手の言葉を率先して傾聴する姿勢や態度、聴き方の技術のことです。

アクティブリスニングは“ただ聴くだけ”ではなく相手のニーズを聴き出し信頼感を得るのが目的です。相手は自分に関心を寄せていることがわかると信頼します。

信頼関係が成り立てば、こちらの言い分も聞いてくれるようになるのです。まずは相手の信頼を得る聴き方がポイントになります。

競争に打ち勝つ

ビジネスパーソンが競争社会、実力主義と言われる現代で仕事IQを高めるには、やはり“競争に打ち勝つ力”は必須です。その心構えとして重要なのが危機感を持つことです。

では、なぜ危機感を持つことが重要なのでしょうか? それは生存競争への危機感こそが人を成長させるからです。

このことは自然界を見れば一目瞭然で、弱い種は強い種に食べられてしまいます。人間界も同じく、弱い者や危機感の薄い者は搾取される弱肉強食の世界です。危機感を持つことで事前に手立てが打てるのです。

昇進する

仕事IQを高めるには、楽しい仕事をする必要があります。組織に属しているのであれば、出世を目指さなければ永遠に“楽しい仕事”はできません。昇進するための方法が次の2つです。

① 期待値を超える

期待値を超えるとは、給料、ポジション以上の仕事をし、クライアントや上司の期待を超えることです。期待通りにやるだけでは「平均点」なので昇進に直結しません。期待値を1%でも上回ることで昇進の可能性が出てきます。

② 自分がいないと仕事が回らない

大抵、大組織になればなるほど、ビジネスパーソンや重要なポストの人でさえ、その人がいなくても仕事は回ります。

自分がいないと本当に仕事が回らない状態になっているということは、あなたが会社にとって必要性が高いことの表れです。逆に、あなたがいなくても「別にいいや」と思われる人が昇進することは皆無です。

正当に評価されないと思う前に、まず力を出し切るということが大切なのです。人は実力を出し切ることで成長していくのです。

やり抜く力をつける

成功しているビジネスパーソンは概して粘り強く、あきらめない性格の持ち主が多いと言われます。“やり抜く力”の原動力となるのが使命感です。

使命感とは、自分が働く理由に納得していることです。「この仕事を通して社会貢献と日本経済回復の牽引を担う」という使命感がある人は、自分の働く理由に納得しているのでおいそれとあきらめません。

「契約だと私の仕事はここまでなのでそれ以上の仕事はできません」というような使命感のない人は、自分の働く理由に納得していないのですぐに諦めてしまいます。

この仕事に対する使命感の違いが、やり抜ける人とあきらめてしまう人、成功者とそうでない人との差となるのです。

ワンランク上を目指す

仕事IQを高めるには、常に上昇志向でなければなりません。上昇志向になるには「高いビジョンを掲げる」ことが重要です。高いビジョンを掲げることで、相互作用として結果も高くなるからです。

棒高跳びの選手が「5m」を目標にしていたら、“5m以上”になることはありません。6mを目標にしていれば、あっけなく“5m以上”を超えてしまうでしょう。目標は高ければ高いほど着地点も高いところになるのです。

「部署の売り上げ目標を達成する」から「会社の売り上げ目標を達成する」にしただけで、出せる結果は大きく異なります。さらに「社会」や「世界」に目を向けることで、また結果は違ってくるでしょう。

ビジネスパーソンが成長するということ

娘の絵本に『おおきくなるっていうことは』というタイトルがあります。子どもが成長するに従って、身の回りのものが小さくなったり、自分より小さな存在に優しくしたりする成長を喜ぶ教育書です。

意識の高いビジネスパーソンであれば、人一倍「成長する」ということに敏感ではないでしょうか? ここでは成長とは何かについて改めて考えてみました。

スキルアップの2つの種類

ビジネスパーソンがスキルアップして成長するには、少しずつ変化する成長と、一気に変化する成長の2種類があります。少しずつ変化する成長を連続的成長とよび、一気に変化する成長を非連続的成長とよびます。

この連続的成長と非連続的成長は、イノベーションを研究するプロセスにおいて生まれた概念です。経済学者ヨーゼフ・シュンペーターはイノベーションの定義をこう述べます。

「いくら郵便馬車を列ねても、それによって決して新しい鉄道を得ることはできない」と。つまりイノベーションには非連続的成長が大きく関係しているということになります。

成長のメリット・デメリットの分類

では連続的成長では革新的なものが生み出されないのでしょうか? ここで双方のメリット・デメリットを比較します。

連続的成長のメリット

・努力した分だけ成長する
・着実に成功する

連続的成長のデメリット

・ある程度までくると成長が止まる
・一気に成長できない

非連続成長のメリット

・一気に成長する
・ステージレベルが上がる

非連続的成長のデメリット

・日々の努力で成長を感じられない
・結果が出ないのでやめてしまう

連続的成長は一気に変化しませんが、着実に変化してきます。一方、非連続的成長は日々の変化は感じられませんが、伸びる時は一気に伸びるという特徴があります。

一気に成長する

成熟社会において成果を出すためには、イノベーションが必要です。イノベーションを起こすためには、非連続的成長がポイントになってきます。そして非連続的成長を起こすためには、日々の努力が欠かせません。日々の努力の積み重ねで、一気に伸びる時が来るのです。

しかし、努力がそのまま報われるほど、世の中は甘くありません。一気に伸びる時が、数年後かもしれないし、永遠にやってこないこともあります。

ポイントは、やりきることです。今の仕事をやり切った上で、非連続的成長が来なければ勝負すべき土俵を変えるのです。完全燃焼してやりきることで、次の土俵で勝負できます。

大成するには?

仕事IQの最終目標は成功することです。成功といっても小さな成功ではなく「大成」することです。では、どうしたら大成することができるのでしょうか?

それはステークホルダーに気持ちよく働いてもらうことです。ステークホルダーとは、利害関係者のことで従業員はもとより、株主、債権者、取引先などを指します。大成するには自分が多少損をしても、まわりの人に得をさせることがカギとなります。

生き残りをかけたビジネスの世界では、人はどうしても“自己中”になりがちです。いかに自分が得をするかを考えてしまいます。

しかし自己中心的な考えでは、人もお金も“天井”が決まってしまいます。ステークホルダーに得をさせ「あなたのためなら一肌脱ぐ」と思わせることが最終的に自分にプラスとなってくるのです。

ビジネスパーソンの失敗の3つの捉え方

人は誰でも失敗します。あなたは仕事で失敗した時どんな反応をしていますか? 実はこの失敗の受け止め方で、その人が成長するかしないかが決まります。

失敗をポジティブに捉える

成長する失敗の捉え方は、ポジティブであることが大きく関わっています。これを心理学で拡張的知能観といいます。

拡張的知能観とは、知能とは安定的ではなく統制可能である・・という考え方です。何か難しいことにチャレンジしても「自分にはできる」とポジティブに考えることです。

反対に、どうせ何をやってもダメだと考えてしまう人のことを固定的知能観といいます。固定的知能観は、知能は安定していて統制不可能である・・という考え方です。

失敗した時に、どうせ何をやってもダメだ・・と思ってしまうと、チャレンジしたり、努力したりする意欲を失います。状況は自分の努力によって変えられると信じている人は、成長しやすいのです。

失敗はビジネスの勉強代と捉える

チャレンジに失敗はつきものです。しかし誰だって失敗はしたくありません。そんな時は失敗はビジネスの勉強代と捉えると、失敗に対してポジティブになれます。失敗の裏側には「機会を与えてもらえた」というメリットが存在するのです。

失敗して恥をかいたとしても、それは勉強代として捉えれば儲けもの。何もしていなければ、その機会すらないのと同じです。成功であれ失敗であれ、自分が成長する機会を与えてもらったことにまずは感謝するべきなのです。

失敗を恐れていては成長は見込めません。子供の成長が早いのは、失敗を失敗と思っていないからです。いちいち落ち込まないから、グングン吸収します。大人も同じく、失敗の捉え方を変えればいいのです。

好きなことなら失敗してもいい

米国の喜劇俳優、ジョージ・バーンズは失敗についてこう述べます。「嫌いなことで成功するより、好きなことで失敗したい」

嫌いなことで成功してしまうと、その後の人生が嫌いなことで埋め尽くされます。それは本当の意味での成功とはよべません。逆に好きなことで失敗したら、そこで終わりにならないのです。好きなことでの失敗は失敗ではなく、ただの現象に過ぎないのです。

「ウサギとカメ」の話があります。あの話は「サボると負けてしまう」という教えですが、実は、裏面の教えがあります。 それが「何を目標にしているか?」です。ウサギは「カメに勝つことを目標にしていた」から負けました。一方でカメは「ゴールを目標としていたから勝てたのです。

つまり、ゴールだけを見据えていれば、その過程で起こることは、現象に過ぎないということなります。失敗にばかり気を取られてしまうのは、ゴールが明確になっていないことが原因かもしれません。

まとめ

仕事IQは、小手先のテクニックでは上がりません。貪欲に実力をつけることです。実力をつけるには「心構え」が必要です。主体性を持って動くことはもちろん、仕事の質にもこだわることで実力がついていきます。

ビジネスパーソンとして仕事IQを高めるには「高さ」にフォーカスすることも重要でした。「目標の高さ」「目線の高さ」「志の高さ」など、高いところに目を向けることで成果を出せるのです。

「自分にはできない」と制限をかけているのは他でもない自分です。「その程度ならできる」と思うことでハードルが一気に低くなります。高さを意識しながら自分を信じることで、仕事IQを高めることができるのです。

100%失敗しない方法など存在しません。そんな方法を探すより「失敗から何を学ぶのか?」という考えを身につけることです。

ところで成長とは、筋トレに似ています。自分に負荷をかけ、それを乗り越えた時に成長できるのです。筋肉は、限界値を超えないと大きくなりません。限界値を超え、それを乗り越えた時に、大きくなるのです。

仕事の成長も人間の成長も、負荷があってこそ伸びていくのです。これらを踏まえると、ライバルは他でもない自分です。自分に負けない限り、人はずっと成長していくことができるのです。

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