不動産で人生を謳歌するブログ

経営者保証ガイドラインと不動産投資|法人融資で連帯保証はどう扱われるか

法人名義で不動産投資の融資を受ける場合でも、代表者個人が連帯保証人になるよう求められるのが、一般的です。この連帯保証をどう考えるかは、買い進めたあとの与信や、将来の事業の選択肢に、大きく影響します。この記事では、「経営者保証に関するガイドライン」の考え方と、不動産賃貸業の融資での扱われ方、交渉のときに確認しておきたい点を、整理します。

▶ チーム戦(SEN)無料体験セミナーの詳細はこちら

経営者保証ガイドラインとは

「経営者保証に関するガイドライン」は、日本商工会議所と全国銀行協会が、2013年12月に策定し、2014年2月から適用されている、民間同士の自主ルールです。法的な拘束力はありませんが、金融機関には、このガイドラインを尊重することが、期待されています。

ガイドラインの趣旨は、中小企業の経営者が、保証を理由に、事業の拡大や、再挑戦をためらうことを、減らすことにあります。保証に頼らない融資を行う場合の条件や、保証を外す手続きなどが、示されています。

保証を求めない、または外すための3つの要件

要件 内容
法人と経営者の関係の明確な分離 会社と、経営者個人の資産・経理を分け、役員への貸付けや、経費の私的な支出がない
財務基盤の強化 十分な利益を確保し、財務内容(自己資本など)が良好である
財務状況の適切な開示 決算書や、試算表などを、定期的かつ適切に、金融機関へ開示する

これらを満たす企業は、保証なしの融資や、保証の解除を、相談できる余地があるとされています。ただし、実際に外れるかどうかは、個別の判断になります。

不動産賃貸業の融資で、保証が求められやすい理由

こうした背景から、不動産賃貸業の法人融資では、代表者の連帯保証が、条件になることが多くなります。ガイドラインがあっても、すべての案件で保証が不要になるわけではありません。

契約前に確認しておきたい点

1
保証の範囲を確認する
全額保証(連帯保証)か、限度額のある保証(根保証)か、保証の対象が何かを、確認します
▼
2
保証を解除する条件を、確認する
返済実績や、決算内容など、どのような条件で、保証の見直しが可能かを、金融機関に聞いておきます
▼
3
複数の物件の借入が、個人の与信に与える影響を考える
保証債務も含めて、金融機関は、代表者個人の負担を見ることがあります(与信枠と名寄せ)
▼
4
法人と個人の資産・経理を分けておく
ガイドラインの要件を満たす土台になり、将来の交渉にも役立ちます(法人と個人の比較)

よくある質問

Q. 保証なしで融資を受けることは、できますか?

A. 物件の担保評価が高い場合や、法人の財務内容が良好で、実績が積み上がっている場合には、相談の余地があります。ただし、設立直後の法人では、難しいケースが多くなります。

Q. 保証人になると、どのような負担がありますか?

A. 法人が返済できなくなった場合に、代表者個人が、返済の責任を負います。保証債務は、個人の与信にも影響し得るため、保証する金額と、他の借入の状況を、あらかじめ確認してください。

まとめ

経営者保証ガイドラインは、保証に過度に頼らない融資を促すための、自主ルールです。不動産賃貸業の法人融資では、依然として、代表者の連帯保証が、条件になることが多くあります。保証の範囲と解除の条件を、契約前に確認し、法人と個人の資産・経理を分けて、財務状況を、きちんと開示できる状態にしておきましょう。

融資を活用した不動産投資を、体系的に学びたい方へ
レバレッジ型不動産投資スクール「チーム戦(SEN)」では、融資・物件選び・税金の考え方を、無料体験セミナーでご紹介しています。

チーム戦(SEN)無料体験セミナーはこちら

※セミナー後に有料サービスのご案内がある場合があります。成果を保証するものではありません。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の投資・融資・税務上の判断を勧めるものではありません。制度や数値は記事作成時点の一般的な内容です。個別の判断は、金融機関・税理士などの専門家にご確認ください。

最終更新:2026年10月

関連記事